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マウンテンバイクとダックス125

サウスライド

2018年5月 SDA王滝 42km レポート

2018年05月25日 | 王滝

王滝村にやってきました。1年ぶりです。
前回は100km、今回は初心に戻って42kmへの出場です。

現地へは11時過ぎに到着。受付は13時からなので、その前に王滝食堂でいのぶた丼を食べます。それから王滝の湯に入って運転の疲れを取り、のんびりと過ごす予定です。なお、今日は宿を取っていないので車中泊です。いのぶた丼は相変わらずの安定の美味しさでした。王滝の湯は12時オープン直後だったのでガラガラでした。のんびり足を延ばしてゆっくりできたのが良かったです。

 

さて、会場には今回もBUCYO COFFEEさん、GTさん、BMCさん、TOPEAKさん、SCOTTさん、ONYONEさん、ミズタニ自転車さん、パナソニックさんなどがブースを出展してました。その代り、いつものARTSPORTさんが出展していなかったので、万が一の部品購入は現地では難しそうかなという感じです。この時は、その万が一が自分の身に起こるとはつゆ知らず・・・。

13時過ぎにのんびり受付を済ませて、ふと横を見ると、何やらボードに人々が群がっています。何だろうと覗いてみたら、驚きのコース変更&スタート時間変更のお知らせでした。

コースの後半部分で崩落があった影響だとの事です。これが変更後のコースです。スタートは滝越で同じですが、スタート時間は7:30からと、いつもよりも30分遅くなりました。実は今回コースの高低表を持ってきてなかったので(家で探しても見つからなかったので・・・)、まあ影響なしということにします。過去にレースで通った事のあるルートを繋ぎ合わせているだけなので、あとで距離だけ計算して、テープにポイントとなる距離を書いて貼っておきましょう。

それではコース説明までの時間を、アマゾンプライムビデオを見てのんびり過ごしましょう・・・。こんな感じで今までになくのんびりした時間を過ごしました。さて、そろそろゼッケンでも付けましょうかと準備を始めたときに、工具箱を持ってきていない事に気づきました。タイラップを切るハサミも無いぞ。まあタイラップなんて伸ばしときゃいいか。

ゼッケンを付けてタイヤの空気圧を調整します。前後1.8BARくらいかな。それからチェーンにオイルを・・・。あ、工具箱忘れたからチェーンオイルも無いや。無い無い尽くしやな。どうしよう。という訳で会場に戻ってウロウロ。そしたらチェーンオイルのメーカーのブースが出てました。EXLUBさんです。オイルの原液を500円で購入してチェーンに塗り塗り・・・、ん?チェーンのコマが一つ変だ・・・、って、1個ローラーが無くなってブッシュ(芯)だけになっとるやないですか!これはさすがにやばい。

という事で、再び会場にやってきました。10速チェーンを物色するためです。色々ブースを回った結果、BMCさんのブースでチェーンを発見。しかし10速だけが無い!11速と9速はあるのに。あかんこれはあかん。て言うか今回ダメダメやん。おそらくこの会場で最も整備不良な状態で明日を迎えるのでありました。レースの前に既に反省。

明けてレース当日。昨晩は9時に寝て、朝3時過ぎに目が覚めました。あまりの寒さで。もうこの激安寝袋はアカンな。学生時代に買った激安マミー型シュラフもなんだから、ぺらっぺらです。嫁や子供達のシュラフは新しい良いやつなんですが、自分のだけは20年物・・・。昔オートバイに乗ってた頃、冬もこれでツーリングしてたとはとても信じがたいです。それでも6時間以上眠れたので疲れはすっかり取れました。

朝の気温は6度。薄手のダウンを着こんでも寒いくらいです。でも太陽が出たらいきなり暑くなるのは分かっているので、上は薄手のラッシュに半袖ジャージ、下はレーパンにします。ふくらはぎはCW-Xのカーフでサポートします。自転車もセットして空気圧等をチェックをします。そしたらなんとフロントタイヤの空気圧が1BARほどに下がっているじゃあーりませんか。もしかしたらスローパンクチャーを起こしてるのかも?

これ以上まだトラブルがあるのか?ってくらいですが、もう仕方がないので、レース終了まで空気圧を持たせるためにフロントを3BARまで上げておきます。そしてCO2ボンベも大型のものを持っていきます。スローパンクが始まったら空気を足しながら走るしかないです。最後に寒さに耐えて、足の動きをよくするために、「イナーメ・スポーツアロマ for CX アップオイル」をたっぷりとふくらはぎと太ももに塗り込んでマッサージしました。最初は半分効果を疑ってましたが、これを塗ると足の回りが良くなり、疲労の抜けも良い気がします。

激寒の中、11キロ離れた滝越に向かいます。出発は5時45分。ゆっくり走って滝越に到着したのが6時半ごろ。自転車を並べたら前から60番ちょっとでした。それから早速トイレに並び、用を済ませます。42キロはスタートの一時間前くらいに滝越に到着して、落ち着いてトイレに並ぶのが慌てなくて良いと思います。松原スポーツ公園のトイレは数は多いですが、並ぶ人数も多いので42km出場の方は滝越でトイレに並ぶ方が効率的です。ちなみに昔一度だけですが、滝越の簡易トイレに紙が無く、大混乱をきたした事がありました。念のためポケットティッシュを持っておくのが良いでしょう。

スタート地点は曇りです。太陽が出そうで出ない寒い寒い40分程を過ごしたら、ようやく太陽が顔を見せました。暖かい!太陽って素晴らしい。この幸せ感はすごいです。気が付いたらスタートまであと10分を切りました。バイクの場所に向かいます。

レースに向けて今日やるべきことを考えます。今日のテーマは「イーブンペース」。スタートでオーバーペースにならずに、レースの終盤まで同じペースでしっかりと走り切る事をテーマにします。そうすることでトータルタイムがアップするのかを検証することが狙いです。足攣り防止のタブレットとジェルを飲んでスタートを待ちます。

そして7:30にスタート!いつものプワワワ~ンという気の抜けたホーンの音でスタートします。約2キロのパレードランではスタート時の60番第をキープします。そしてリアルスタート。ここから5キロは舗装路が続きます。ペースを徐々に上げていきますが、心拍は上げても、足を使い過ぎない様に心がけます。踏み踏みではなくクランクを回す感じでペースをコントロールします。

5キロの舗装路で15人ほど抜き、ダートの登りに入ります。ダートの登りは緩斜面で、秦野の凶悪トレイルに比べたら全く大したことありません。おまけに数日前の降雨で路面が湿っておりトラクションもかかりやすく、いいペースで登っていけます。いつもならこの時点で息が上がり、足も使い過ぎてどんどん抜かされながら「もう帰りたい」と思うのが常ですが、今回は全く苦しくなく、むしろ登りで次々に追い抜いていくことができました。

足はよく回り、楽しくて仕方がありません。抜かされ続けるのと抜き続けるのが、こんなにメンタルに影響するのかと驚くほどです。やっぱり序盤で無理しないことで、ペースが作れているようです。それと今回は苦しい登りをコントロールするために急遽編み出した”師匠メソッド”を発動しました。常人には理解できないメンタルコントロール法なので、内容は割愛しますが、これが効いたおかげで抜かれようが坂がキツかろうが全く心がへこたれません。ちなみに一生懸命漕いでると、よだれがダラダラ垂れてきますが、これも放っておきます。拭いたりしてると息が乱れて酸素が不足し、結果、足にきてしまうので。ドリンクが垂れても、これも気にしません。

ダートを登り切り、三浦ダムへのガレた下りを飛ばします。ダムサイトを越えたらここから8キロの舗装路の下り。途中の真っ暗なトンネルを越えたらもうすぐチェックポイント(=スタート地点)です。この真っ暗なトンネルは我々が通った時は乗車で通り抜けれましたが、その後は押し歩きになったと聞きました。転倒者があり、救急車も出動したからだそうです。

滝越のチェックポイントを過ぎると、国民の森方面へ向かう舗装路の登りが約6キロ続きます。足が冷えた状態からの登りが大の苦手なので、ここからが正念場です。坂の序盤で早速3人ほどに抜かれましたが、耐えに耐えて離されない様にダートまで持ちこたえました。足が攣る予兆も全くありません。CW-Xのカーフがふくらはぎを支えてくれているのが良いのか、それとも足攣り防止のタブレットが効いていいるのか、はたまたイナーメ・スポーツアロマ for CX アップオイルの効果かはわかりませんが、ここまでとにかく足が回りました。ダートに入るとなぜか舗装路で抜かれた方にも追いつくことが出来ます。自分がダートの登りの方が得意なのかは分かりませんが、ダートの登りの方がバイクが進む感じがします。

それでも登り下りを繰り返しているうちに、徐々に足の疲労とお尻の痛みが出てきました。特にお尻の痛みは耐えるのがつらいほどで、漕ぎを緩めて立漕ぎにして何とかごまかします。その度に少しづつ前の選手が離れていってしまいました。やがて濁川の手前のヘアピンを右折し、最後の下りに入ります。あとは下るのみだと力の限りに漕ぎ上げて何人かを抜かしますが、なんとその後、微妙な登りが出てきました・・・。すっかり下りだけだと思っていた身にはつらい仕打ちです。そこを何とか耐えて越えると、あとは本当に下りです。

下り始めてしばらくすると、ものすごい速さで一人の選手に抜かされました。「あの42kmの選手速いなー」と思ってましたが、後になって知ったところ、100キロで優勝したドイツの選手でした。その後、しばらく下りでかっ飛ばしていたら、再び後ろから速い選手に抜かされました。ジャージを見たらPAX PROJECTの宮津選手です。おお、これは後ろからトップ選手の走りを見るチャンス!と思い、何とか離されない様に食らいついていきます。そしてすぐにゴール前の「減速」の看板が出てきました。宮津選手の後に続くようにゴール。おかげでワタクシの存在感は皆無でした。(笑)

タイムは2時間30分ちょっと。順位は25位以内で、年代別でも一桁でした。過去に荒天でDNSが多かったレースではもっと上位もありますが、まともな晴天レースでは最高位です。イーブンペースで進んだのが良かったんだと思います。ただしゴール後もまだ足に余裕があったので、ペース配分自体は今後の課題です。

今回のコースの状況は、数日前に降った雨で路面が締まり、走りやすい印象を受けました。所々に水が出ている場所や水たまりがあった為、バイクはご覧の通りドロドロです。

レース後に空を見上げると青空に飛行機雲が真っ直ぐ伸びていました。真上に伸びているので、まるでロケットを打ち上げた後の雲みたいな感じでした。


松原スポーツ公園に戻る途中の道にて。この季節の王滝村は青空と新緑のコントラストが、例えようもなく美しいです。


今回のレースは数々のメンテ不足が露呈して大反省でしたが、レースの内容としては本当に楽しく、今までにないくらい充実した一日でした。

また、直前でのコース変更がありましたが、どうやら4月の段階ではかなり崩落箇所が多く、レースの開催に漕ぎつけるまでが相当大変だったと聞きました。王滝村のみなさま、主催者のみなさまには、相当なご苦労があった事と思います。苦しくて楽しいレースをありがとうございました。

 順位が張り出されるまでの間に、再び王滝食堂に行き、その後王滝の湯を堪能しました。それでは皆様、また9月に。

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