かつて職場の若い女性から聞いた話だが、その女性は海外旅行の旅先で2回も知人に会ったことがあるそうだ。あるときはパリの街角で、あるときは南米のとある街で、それぞれ別の友人にばったりあったそうだ。
友人の男性から聞いた話では、ガールフレンドと休暇を楽しんでいた韓国の焼肉屋のトイレで、これもばったりと会社の上役にあったという。
いずれも遭遇する確率を計算すると、とんでもなく小さいものになる。
法華経の妙荘厳王本事品「一眼の亀の浮木の孔に値えるが如し」を引き合いにだすにはあまりにも下世話だが、こんな話で「奇しき縁」、「縁」という言葉をリアルに感じてしまうのは私だけだろうか。
バリで知人に街角で遭遇する体験をいまだしていない。