まさおレポート

サラリーマン回想日記・嘘と真実 その10 同僚倒れる

198x年x月x日
以前から職場が同じでよく知っている同僚のA君が不整脈で倒れたとのこと。会って話を聞くとこちらに転勤後何度も不整脈を経験しているらしいが、今回はことのほかひどく、職場で仕事中に倒れ、心臓が止まったという。彼の担当のクライアントの苦情が厳しくそれによるストレスがひどいとのこと。元々丈夫だっただけに、心労がよほど重なったのだろう。

198x年x月x日
A君会社を辞める決意を固める。このままでは死んでしまうと思ったらしい。

198x年x月x日
A君会社を辞める。B君のこともある。転勤後にある種の条件が重なると精神的にかなり追い詰められるらしい。人ごととは思えない。幸いと言うべきか、私の職場はそこまで人間関係も含めて悪い職場環境ではない。しかし皆無という訳ではない。

B君は課長として赴任後、レクレーションの一環のソフトボールで誤ってバットがあたったか部下を傷つけてしまい、その後、精神的におかしくなった。B君も以前の職場でよく知っていた元気いっぱいの青年だったが赴任先で事故の後会ったが別人のように憔悴していた。なんだか風船のしぼんだような印象であった。目に全く力が無い。覇気などどこを探してもない。

ある事故を堺に職場の部下の見る目ががらりと変わり、若い課長は精神的に追い詰められていったのかもしれない。あるいはソフトボールで自分が誤って怪我をさせた部下の怪我が思いの外重くて悩みそれが深い心の傷となっているのか。

198x年x月x日
A君が会社を辞めた後に会う。自宅からかなり離れた山中に土地を買い、自力でログハウスを建てているという。毎日肉体労働で見違えるように元気になっている。不整脈はすっかり無くなったという。元の上司の紹介でパートタイム的に仕事をしているという。なかなか思いやりのある上司だ。それと自宅でパソコン教室を開いたとのこと。奥さんが働いているので子供の世話もしなくてはならずかなり忙しい毎日らしい。
回想のNTTデータ







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