やはり、スナップ写真が写真の基本ではないでしょうか。
スナップショットというやつだ。古今東西、スナップの名作がある。
例えば、20世紀を代表する写真家 アンリ・カルチェ‐ブレッソン のある種のスナップ写真などは、皆さんもきっとどこかで見ているのではなかろうか。
ここに優れた写真を何点かご紹介できればいいんだけれども・・・貧乏ゆえできません。
写真集でご覧になってください。初の写真集「決定的瞬間」という言葉もきっと聞いたことがあるよという人も多いのではないでしょうか。
さて、スナップショット、とは本来どういう意味なんだろう?
「動く被写体を手早く撮影すること。」とある。「特に、相手に気ずかれないように自然な状態を撮ること。また、その写真。」ともある。 -広辞苑よりー
如何でしょうか?少しはお勉強になりましたでしょうか。大人になって、強いられてではなく、自分の興味のあることをどんどん調べて分かっていくことは楽しいことですよね。
ところが、写真だけは頭の中で分かっているつもりでも、それだけでは完結しない。
自分が街に出て、何か光景に惹かれ。シャッターを切ってから、自分の写真が出来上がるのである。いまどきのデジカメは、露出からなにから全部カメラがやってくれることになっている。どんな風景を見つけてくるか、問題はこれにかかってくるのですね。
写真は、ニューヨークの都市の中の公園、セントラルパークで撮ったものである。
おそらく、この青年は、カメラで撮られたことも分からなかったと思う。普通は、カメラマンとして、撮らせてほしいとお願いをして、了解を得て初めてシャッターを切る。当たり前である。まして雑誌などに写真を使う場合には、了解を得たものしか使わないのがふつうである。いや違ったかな、ひと声かけて、了解を得てから数枚撮ったのだったかな?ぼくの撮影スタイルなら通常そうである。なにしろ、20年以上も前の事なので、・・・・・・・・・・どちらだったかなあ?
写真・文 石郷岡まさを