gooブログはじめました!散歩写真の達人 石ちゃんのフォトエッセイ ーーー30年の私写真散歩 少しずつお見せしましょう。

「東京原色図鑑」散歩とスナップ写真1万点。
80年代の東京も。大好きな写真家に、濱谷浩、石元泰博、森山大道氏等。

カメ漫だらだら石ちゃん散歩 いい本、みっけ それもゴソっとね・・・

2015年06月01日 | 散歩 余暇 趣味 健康 デジカメ

 ついこの間でしょうか、これからは電子書籍でしょ?軽いし何十冊もいつも持って歩ける・・・

 等と書いたその舌の根も乾かぬうちに、なんと無節操な

 素晴らしい本のシリーズを つい最近 本屋さんで見つけてしまいました。

 1冊500円 高くても600円 たちまち電光石火のごとくに2冊択んでレジに並んでいました。

 
 小学館の 

 P プラスD BOOKSと言うシリーズです。

 言っておきますが当然のことながらぼくは小学館の回し者でもヨイショ人でもありません。

 でも、小学館は偉い。

 褒めて遣わす。

 紙の質を落としても、ペーパーバックという形で、

 「後世に受け継がれるべき名作でありながら、
  
  現在入手困難となっている作品」を紙の本と電子書籍で同時に出すというんですね。


  感動しました。

 さて大事なことはそのラインナップ、これがすごいのです。

 はっきり言って、全部買いたい・・・しかし、貧乏人のぼくのことゆえ、その日は2冊だけ

 買い求めました。


  「どくとるマンボウ追想記」

  と、

  三遊亭円生の本、手元に今ないので正式なタイトルが書けません、あしからず。

  
 前者の 北杜夫のエッセイはほとんど読んでいたつもりであったが、この本は読んでなかったし

 大変面白かったです。



 どうか図書館で本を読んでいる方々よ、あるいは格安古本店でしか本を買わない人にも・・・

 ぜひ伝えたい。


 本は買わなければ、著者にも出版社にもお金が流れないことをご存知でしょう。

 大儲けしている大出版社だって、このように危機感を持っているのだと思いますよ。

 500円と言う破格の安さで、本を読まなくなった人を取り込もうという作戦かと思いました。


 図書館でのみ本を借りるという人々よ。

 ぼくは貧乏人です、でも本がダメになったなら日本人の文化は壊れる一方だと思うのです。


 出版と言う文化がある程度の日本人の精神性の高さを維持してきたと思います。


 今の図書館って、人気ある本だけそれも同じ本を何冊も揃えたりするらしいのですってね。

 テレビの人気芸能人ランキング らしくてアホらしいことをするものです。

 はっきり言えば今のような図書館ならぼくは要らないと思います、税金の無駄使いとしても

 それは言えるでしょう。どうして図書館人が自信を持って本を択ばないようになったのでしょう。


 公共図書館は、その役割をあらかた終えてしまったのでは?そんな極論もいまの図書館にはつい

 言いたくもなりますね。


 本はやっぱり自分の懐を痛めて買って楽しむものと思いますが如何なものでしょうか?


  この間まで、電子書籍が最高、ソニーの 端末機 リーダー は良くできている、と書いた

 ばっかりのその後にこういう事を書くのもなんですが、

 本は高すぎたのです。


 それを1冊500円ほどで出されている本を見っけたものですから、やや興奮しております。

 あまつさえ、図書館、大型古本屋チェーン店に怒りを爆発させてしまった感もありますが、




 本は、情報だけがその命ではない という事を申しあげたかったのだと思います。



 さあ、お気に入りの本を本屋さんで見つけたらどんどん買ってあげましょう。


        写真・文 石郷岡 まさを