問題は先送りと言う事で・・・

今日やらなくていいことは明日やる。
って、最近色々な事をサボりすぎてますw
コメントとか気軽に書いていって下さい。

下北サンデーズ、灰色のピーターパン、となり町戦争、サウスバウンド

2006-07-29 13:17:43 | 本についてつぶやいてみる
今、新しい施設をこしらえているため、なんかミョーに時間がなくてねぇ。
一昨日~昨日なんか32時間くらいぶっ続けで働きましたよ。

もちろん寝ないで(笑)
おかげで昨日はハイでした。

夕方に帰宅。
一気に墜落。で、夜中に起きたけど、寝直し結局12時間は寝ていた!

で、何故か仕事が忙しくなると、癒しを求めて本屋へ寄る事が多い・・・
(もちろんお酒の量も増える)

ええ、本屋が大好きです。(そしてお酒も好き!)
年寄りになってやりたい仕事が二つあります。

古本屋とタクシードライバー・・・(笑)
40代の10年間はその準備で頑張ろうと思います(嘘よん!)

そんな大好きな本屋に行くと、何故か本を持って帰ってきてます。
もちろん万引きとかじゃないですよ。

全然関係ない前フリでした。
ネタもないので最近読んだ本の報告でもいってみようかなと思います。

下北サンデーズ・灰色のピーターパン(IWGP)

石田衣良さんの作品
下北サンデーズは現在TVドラマやってますね。見てないからどんなドラマかわからないけど。

かいつまんで説明すると、

大学進学で下北沢にやってきた少女・里中ゆいかが、劇団に入り成長する様を描いた本。

省略し過ぎかな?

もう少し付け加えると、ゆいかはある事をきっかけに下北沢に乱立する小劇団のうちの一つ『下北サンデーズ』に入団。
(大学は超エリート大学・・・なのに劇団員。ちなみに大学の事はあまり語られません。)
劇団員の実態、下北沢の空気その中で俳優として成長していく彼女と、彼女によってもたらされた劇的な環境の変化に戸惑いもまれる劇団員を描いた作品。

気になる人は本を読んで下さい。(ドラマのHP見たけど基本はなぞっているけど原作とは少々違うようです。)

もちろん石田テイストバリバリです。
石田衣良さんって東京の下町っていうか、人の生活のある町が大好きなんだなぁと・・・本人も何かそんな事言っていました。

池袋ウエストゲートパーク(IWGP)、4TEEN、40TEEN、下北サンデーズには似た様な世界観が漂っています。

もう一冊の灰色のピ-ターパン。IWGP6冊目。
マコトは相変わらずマコトなんだけど、やっぱり成長している様がいい感じ。
彼は相変わらずブクロで家業の果物屋とトラブルシューターの二足のわらじを履いている。
もう、いい感じで大人になっていて、熱くてかっこいいんだけど、モテない・・・自称だけど。
実際にこんなやついたらモテまくりだろうと思うんだけど。

かれは相変わらずもめ事に首を突っ込み、なんとか踏ん張って事件を解決していくってストーリーは相変わらず。

今回は警察と対決したり色々忙しいようです。

彼は良い事も悪い事も、清も濁も合わせ持ったブクロから離れられないようです。

次に『となり町戦争』、三崎亜紀さんの作品。
この三崎さんの本は初めて手にする。この本は映画になるとの事。

戦争って言っても戦争シーンは描かれていません。

市町村が補助金によって戦争を行う不思議な世界。
主人公と、その主人公とパートナーとなる町の職員。
この二人の間に流れる事務的な空気とプライベートな空気。

描かれていない戦争の事。

なんか不思議な作品でした。

最後、『サウスバウンド』『イン・ザ・プール』等の作者。
前回伊良部一郎にハマったのでまた買ってみました。

今回の本は、全国の書店員さんが選んだ、お勧めしたい本二番目に選ばれたとか。

今回は、元活動家の父を持つ小学生とその家族の話。
父はほとんど働かず・・・自称作家・・・とにかく政府が嫌い、国家という括りに縛られるのを放棄していたりする。
そんな個性的な父なので、自然と事件が発生。
で、色々あるんだけど、物語の後半、父は色々な制約から解放された感じで大活躍。
そこからは一気に読めます。

中々お勧めの一冊。