今シーズンは地元でコチョウゲンボウ雌雄の姿が継続して見られ幸いでした。野鳥撮影を始めて以降疑問に思っていた雌雄、成幼の識別です。地元で見られている♀タイプの識別を試みるにあたり、亀嶋さんから送られてきた写真の使用に快諾を頂き感謝しております。
地元で見られている♀成鳥です。この個体を成鳥♀とした根拠を検証したいと思います。例の如く写真に落書きをしておりますので少しは分かり易いと思います。
識別ポイントを書いてみました。※個体差が有るので↓の写真に当て嵌まらない個体も多々あると思います。識別の参考にして頂ければ幸いです。
亀嶋一哉氏 2021/11/05撮影 ♂幼鳥 これほど換羽が進んだ個体は珍しいと思われる。私も2011/11/15徳島で一度観察した事が有る。
2011/11/15撮影 ♂幼鳥 尾羽基部から換羽が進行している。腰、上尾筒の辺りの色がこの写真から分かり辛いのが残念。
2011/11/16撮影 ♀幼鳥 腰、上尾筒、尾羽等に灰褐色の羽衣は見られず、赤褐色味が強いことから♀幼鳥としました。
2011/11/20撮影 ♀幼鳥 尾羽腰の辺りに灰褐色は見られず蝋膜も成鳥個体に比べて黄色味にかけることから♀幼鳥としました。
2021/11/25撮影 ♀成鳥 保護個体 亀さんと一緒に保護、放野した個体。背は灰褐色、腰、上尾筒も灰褐色、尾羽も赤褐色に欠ける事から成鳥♀としました。
何時もながら独断と偏見で識別を試みました。間違い等々有りましたらご指摘宜しくお願い致します。
次回はコチョウゲンボウの塒について書こうと思います。