土木の工程と人材成長

土木建設の工程管理や組織運営、そして人材成長の話題や雑学を紹介します

エンジンとブレーキとアクセル ーコロナ禍でのある組織強化と付随対策についてー

2021-10-13 08:18:56 | 建設経営
(以下は、特定の組織を批判する意図のものではなく、具体に過ぎるかも知れないが、変化に伴い付随する変更視点について、考え方を述べたものである)

「車のエンジン馬力を強化すると、ブレーキも性能よくしないといけない」とは、よく聞くフレーズである。なるほど。

ハスラーは燃費がいいというので買った。車体が軽いうえにカーブでの走行も安定していて悪くない。ただ、ドアが軽いので、手で押し込めないと締まらないことがある。これまでの車のように、重かったドアの慣性力には頼れないのである。他には部品入れの部分に発泡スチロールを使っているので、物の不用意な出し入れなどはできない。ハンドルの表層が極めて薄く、剥がれてきたりする。

何かを変えると取扱い行動を変えなければならない場合が出てくるし、行動を変えたとしても阻止できない現象が現われる事もある。

あることを変えると、付随して変化させなければならないものが出てくるのは、モノゴトの道理といえる。

ある組織がコロナ禍が収束しない中アクセルを踏んだ。アクセルとは、これまでツーフロアに分かれていたのをワンフロワーの大所帯にしたのだ。たしかにスピード感が増したように感じる。お互いが何をしているのか、順調か停滞しているのか問題が発生しているかが、瞬時にみなにわかる。これはメリットでよい現象だ。

だが、新型コロナ感染者が減少しつつあるとは言っても、これから冬を迎える。窓を閉めて暖房をかけると、換気が悪くなり、暖気が循環する。新型コロナウイルスにとっては増殖の絶好のチャンスになり、クラスターの発生が懸念される。

これを阻止するためには、換気扇の強化と紫外線などによる照射機の設置、透明仕切りが必要となるだろう。手間暇とお金がかかり、気遣いも増える。単純に濡れ手に泡とはいかないのが悩ましい。

ワクチン接種者が増えたとはいえ、なんらかの理由で接種できない人もいるだろう。糖尿病や免疫低下などのリスクを持つ人にとっては脅威となるだろう。

批判しているばかりではいけないので、無い知恵を絞ってみた。例えば、これまでのツーフロアーのままで、それぞれのフロアーに大画面を複数台置き、ワンフロアーに居るような状態を出すことはできないのだろうか。ワンフロアーが譲れないのなら、すでに述べたとおり、透明板で仕切り、換気力増加のためのダクトと換気扇、紫外線照射機の設置は最低限必要なことになると思う。

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