本番から1週間が経過した。
ようやく燃え尽きから回復しつつあるので、ブログを再開したい。
JMO定期の会場が3年振りに震災からの修復なったミューザ川崎に帰ってきた。
今年のメインはワーグナー。
グスタフ・マーラー:交響曲第4番 ト長調
リヒャルト・ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」より抜粋
指揮:井上喜惟
ソプラノ:蔵野蘭子
筆者は今回前半降り番、ワーグナーのみの出番となる。むろん . . . 本文を読む
学校の授業などでなく、自分の意思で合奏に参加したのは大学1年の時が最初だった。
その後は半年ごとに演奏会に出演していた。この当時の団体はマンドリンアンサンブル。
社会人になって3年目、初めてオーケストラに参加、トランペットで舞台に上がった。それから15年、演奏活動を続けているが、一つの演奏会にかけた準備期間で最長だったのは3年間。1998年に練習開始、本番は2001年。その3年間には団員不足、会 . . . 本文を読む
先週の練習についての記事もアップしないうちにはや本番前日。
この日は午前中に練習スタート。昼休みをはさんで夕方まで。
最後は全曲を通して終了。
明日は本番。人事は尽くした(つもり)だが、さて天命は如何に!?
とりあえず、今夜は早く寝よう。
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早いもので、本番まであと1ヶ月を切った。9番を演奏できる練習も残りわずか3回。
この日の練習も楽章順に進んだ。
これもいつもと同じく、1楽章にたっぷり時間をかける。この楽章に最大の練習時間を割いてきている甲斐あって、4つの楽章の内もっとも大規模で複雑な1楽章もかなり手の内に入ってきたようだ。
とはいえ、練習時間にも限りがある。1楽章に力を注いでいる分、2楽章以下の出来は今後の追い込み次第、とい . . . 本文を読む
先週のJMO(Japan Gustav Mahler Orchestra)の合奏練は楽章順に全楽章を取り上げた。
前回から3週間振りとなる連休明け最初の練習で、ここからがいよいよ本番へ向けた追い込み期間になる。
いつも通り、1楽章に時間をかける。
技術的には最難関といってもよいだろうこの楽章も、時間をかけることで次第にまとまってきているように感じる。とにかくあとは精度を上げていくことだろう。
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先週の合奏練が連休前最後の練習だった。
取り上げたのは1、3、4楽章。
1楽章は合奏で取り上げられることも多く、その効果なのか、入りのタイミング等譜面に関しての不安はほぼ払拭できてきた。あとは自分の演奏の精度を上げることに尽きるだろう。
比較すると3楽章はまだまだ譜面に対する「慣れ」の部分がまだ不十分だと感じる。個人的には頻出するミュートの付け外しを速やかに行うことや、テンポの速い部分でいかに . . . 本文を読む
本番まであと2ヶ月と少し、合奏練の頻度も高くなってきた。ブログの更新をぐずぐずしている間に、先週、今週と2週続けて行われた練習のことをまとめて書く破目になってしまった。
先週は楽章順に演奏。第1楽章冒頭から細かくさらう。3週間ぶりの合奏ということもあるのか、要求されるレヴェルが一段上がった、という印象。本番が近付いているのだな、と実感。
1楽章のあと、2楽章を比較的あっさり通して、3楽章の途中で . . . 本文を読む
前回の合奏では楽章順に練習。まず1楽章をみっちりと。練習回数を重ねるにつれ、この楽章も次第にまとまり始めているようには思うが、しかしまだまだ。
今、このときの練習の録音を聴きながら書いているのだが、響きのまとまりには欠けている印象。
残り3ヶ月でどこまで曲の核心に迫れるか。
第2、3楽章は前回の合奏連で集中的に弾いた効果か、進歩している気がした。ここから積み上げていかねば。
写真は、1楽章終盤 . . . 本文を読む
3月11日。この日の練習は黙祷で始まった。
一瞬ではあるが音楽していられる幸運に思いを馳せる。
この日の練習の中心は中間2楽章。これまで、この2つの楽章はどちらかというと後回しになっていた印象があったので、心して臨んだ。
2楽章は、決してやさしくはないけれども、本番までの3ヶ月間で慣らしていけば何とかなるか、という感触。だがこの楽観は3楽章に打ち砕かれる。
数え難く、入り難く、吹き難い。
吹 . . . 本文を読む
もう1週間前のことになるが、4週間ぶりの合奏練。
第1楽章から練習開始。筆者が参加する合奏は3週間振りなのだが、弦はこの間に分奏を積んできているので、アンサンブルが以前と比べ緩んでしまった、という感覚は(少なくとも中で一緒に演奏している分には)なかった。
トランペットとしては全4楽章中、もっとも質量ともにヴォリュームのある楽章なのだが、この日の練習ではトランペットの難所は意外とさらっと流された . . . 本文を読む
今季2回目の練習。
次回の合奏練まで、約1ヶ月間隔が空くので、今回は貴重な機会となった。
練習は楽章順に進んだ。第1楽章は冒頭から細かく指示が出て、合奏2回目にしていよいよ練習本格化、という雰囲気。Tpとしても提示部終結部のファンファーレの入り、展開部の頂点を形成するffの箇所などまだまだ課題が多い。
1楽章に2時間近くかけ、休憩の後、2楽章から再開。個人的にはこの楽章はどうしても吹けない、と . . . 本文を読む
今年も例年通り、定期演奏会へ向けた合奏のシーズンがやってきた。しかしシーズン開始時の心境はいつもと違う。
のんきにらっぱを吹いていられる幸運を噛みしめつつ粛々と本番に向けて進もうと思う。
今年の曲はマーラーの交響曲第9番で、昨年と同じ。昨年も1月にこの曲に取り組み始め、3月の震災を経て、本番を予定していたミューザ川崎が被災し定期演奏会は中止となった。
その後曲折を経て特別演奏会を開催、パルテノン . . . 本文を読む
震災で、今年の定期演奏会の会場であるミューザ川崎が使用不可能になり、今年はもう演奏会はできまいと思っていたが、その後紆余曲折を経て「復興支援コンサート」として特別演奏会を開催できることになった。
ジャパン・グスタフ・マーラー・オーケストラ特別演奏会
(東日本大震災復興支援コンサート)
日時:2011年9月11日14:00開演(13:30開場予定)
会場:パルテノン多摩 大ホール
曲目:ワーグナー . . . 本文を読む
いよいよ本番前夜。
この日の練習会場は昔、他のオケ使った白金台の施設。懐かしかった。
ソリストも参加したこの日の練習でも、個人的には課題いまだ山積。
考えてみれば、これまで何度となく「本番前夜」を経験しているが、完璧な準備ができた!などということは一度もない。
それでも、とにかく最善を尽くすことが演奏者としては唯一のできることなのだろう。
明日は気合いを入れよう。
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信州記を中断してJMO練習記。いよいよ佳境。
この日の練習場所は自宅からは近いのだが、行ったことがない場所で、しかも交通の便はあまり良くない。ということで、タクシーを使ったのだが、タクシーもしばらく迷っていた。
さて、練習は本番の演奏順に全曲を取り上げた。
この日個人的に気になったのはブラームス。問題は全体としての演奏がどう、ということではなく、自分の状態。
この1、2週間、あまり練習ができて . . . 本文を読む