東京で今年開催される展覧会のうちで、本命と思われるものに足を運んだ。
残念だが、まず苦情。上野の各美術館であれば、足を引きずりつつ入場規制中の行列に並ぼうとすればすぐに係員の方が優先的に入口に案内してくれたり、エレベーターの利用を勧められたりするのだが、ここではそんな待遇は全く与えられない(係員の人数は非常に多かったのだが)。30分、並んで立ち続けているのは厳しかったが、なんとか入口へ。
入り口 . . . 本文を読む
先日のブログでも記したとおり(参照:2010-07-04「収拾」)、読みかけの本の数がえらいことになってきたので、最近は新しい本には手を出さず今読みかけている本に集中していた。だが、例外的に新しい作品に挑戦し、優先的にこの作品に集中して一気に読み終えた。
「秀吉と武吉」 城山 三郎
なぜこの作品を今慌てて読んだのか、という理由は先日の記事「Coming Soon」にある。
今年の帰省では、実 . . . 本文を読む
ゴールデンウィークに訪れた北海道では、ニッカウイスキー余市蒸留所で逸品を入手した(参照:2010-05-05「北海道の記 vol.4」)。
「原酒 シングルカスク 25年」
いつどんなタイミングで飲もうか考えていたのだが、所詮飲兵衛、3ヶ月ももたずに開封して(しかも空けて)しまった。
今さら、味についてどうこうレポートするのも微妙に虚しさを覚えるのでやらないが、とにかく素晴らしかった。
でも . . . 本文を読む
夏休みが近付いてきた。
今年の夏休みは8月7日から15日までの9日間。
残念ながら今年も「ヨーロッパ1週間」クラスの景気いい計画はないのだが、現時点での予定を整理したい。
この休みは序盤・中盤・終盤に分けられる。
夏休みイヴ、前夜祭の6日夜にはジャズ・ライヴに行くことも考えている。当日の気分次第。
序盤初日の7日はつまらない用事が午後に入っているので、あまり有効に使えない。可能性としては夜に映画 . . . 本文を読む
この作品は「小説」ではない。
あえてジャンル分けするとすれば「論文」か。全編にわたって細かく脚注を付した綿密な叙述が前後4巻にわたって展開される大変な労作だが、しかしその表現はあくまで平明で一般の読者にとっても読み易い。
明治天皇一代の事績を細大漏らさず記してあるので、幕末から明治史を俯瞰するのには最適な作品だろう。
作品中、明治天皇との比較でプロイセンのヴィルヘルム2世やロシアのニコライ2世へ . . . 本文を読む
子宝草日誌-7人の侍- vol.1」をアップした所、この種子?苗?をいただいた方から「日光が足りないのではないか」という指摘を受けたので早速ベランダに移した。
それから約1週間。ちょっと力強さが増してきたように見える。
ただなんといってもこの猛暑。水遣りと直射日光には気をつけねば。
~郷土の星 豊真将関&豊響関(勝手に)応援コーナー~
《昨日の豊真将&豊響》
○豊真将(11勝2敗) 押し出し . . . 本文を読む
今年の後半はコンサート、特にクラシック関連が例年以上に充実している。
まず直近のものは8月8日佐渡裕指揮の「キャンデード」。「序曲は知っているが、全部は聴いたことがない」という作品の代表格というべき音楽。筆者も序曲しか聴いたことがない。バーンスタイン作品ならこの指揮者、というキャスティングの妙もあって、期待大。
9月には、3年ぶりに定期会員に復帰した新日本フィル(NJP)の新シーズンが始まる。 . . . 本文を読む
請福という泡盛の名前を耳にしたのはつい最近のことだ。「もやしもん」とのコラボ企画があり、その商品は筆者も入手しようと挑んだのだが叶わなかった。
その後、たまたま請福酒造の酒を目にして、コラボ商品の代わりではないが購入してみた。
「請福ファンシー」。
ネットによると、「花粉症に効く酒」として定評があるらしい。もちろん今はシーズンではないものの、筆者は毎年花粉症で苦しんでいるので、この酒を飲むこと . . . 本文を読む
結局5年位生きていたのだろうか。ながらく家にあったアンスリウムの最後の一鉢が枯れたのは昨年。その後いくつかの草花を経て、現在はペチュニアの2鉢のみを育てているという状態だったのだが、つい先日、友人から子宝草の種子というか芽をいただいた。
まだほんの小さな芽だが、それでも日に日に大きくなっていて、見るのが楽しい。
筆者が園芸の知識などないということを分かってのことか、世話はそう大変ではないらしい。 . . . 本文を読む
わが郷土力士、豊真将関が無傷の8連勝で中日勝ち越し!
7連勝で迎えたこの日の対戦相手は豪風。ここまで今場所は4勝3敗とまずまずの好調を維持している。通算対戦成績は6勝3敗だが、この1年は1勝1敗と互角。
前日の霜鳳戦は会心の一番だったが、この日は立ち合いから押し込まれる。その後も防戦一方だったのだが、土俵際で逆転の突き落とし。土つかずの8連勝で今場所幕内最初の勝ち越しを決めた。
中日終了時点 . . . 本文を読む
「もやしもん」第9巻を購入。
これまでのストーリー上、最高の盛り上がりを見せた6巻「フランス編」以降、7巻、8巻と単行本1冊単位で完結するという形が続いていたのだがこの9巻ではその形が崩れた。この巻前半では、農や発酵に関わる諸々の話題がちりばめられた「間奏曲」の趣きが感じられた。
そして後半ではフランス編のマリーも登場し、再び海外編となりそうな予感。(実際、連載ではすでに海外に舞台が移っているが . . . 本文を読む
半年前の前回定期に続いて(参照:2009-12-14「墨田区交響楽団第51回定期@トリフォニー」)、今回も聴きに行った。
モーツァルト:「イドメネオ」序曲
ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調
ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調
指揮:田中 雄樹
ベートーヴェン2作品はそれぞれ演奏したことがあり(特に8番は筆者が初めてトランペット奏者として乗った舞台で演奏した作品)、客席で実際に耳にす . . . 本文を読む
今年の四月にオープンしたばかりの三菱一号館美術館で開催されている「マネとモダン・パリ」に足を運んだ。
この美術館は初めて。大手町という立地、日本の大都市部にある美術館としては珍しい独立した建物、明治期の洋風建築を思わせる煉瓦造りの重厚なデザインと、多くの面で好感が持てる。
ただし、写真にある通り外観的には隣接する高層ビルがやや興を削ぐ。先日北海道を訪れた際に地元の知人が言っていた、「時計台は周 . . . 本文を読む
最近、収拾がつかない事態になっていた。
日常読んでいる本についてのことだ。
ここ10年くらい、読み方として何冊かの作品を並行して読むことにしている。理由は簡単で、読む速度を強制的に遅くさせるためだ。
基本的には、本を読むのはほぼ100%ひまつぶしを目的としている。だから1冊の本でなるべくたくさん時間を使いたい。その意味で言うと、1冊を集中して読むより、何冊かをちょっとずつつまみ食いしながら読む方 . . . 本文を読む