去年の放送開始以来、欠かさず視ている、という訳ではないけれど楽しみにしている番組がある。
NHKの「ブラタモリ」である。
要は東京の街歩きである。だが古地図をあてはめたり、地形、とりわけ坂にこだわったり、鉄道に注目したりとタモリの趣味性が全開。NHK版「タモリ倶楽部」の様相を呈している。しかも個人的に、第1回の高田馬場といい、その後の秋葉原、本郷、そしてこの日の神田など比較的縁のある土地が頻繁に . . . 本文を読む
管楽器専門誌「PIPERS」2月号を購入した。
これまでも時々、気になる記事があるときなどに読んでいる。
今回の目的は筆者が使用しているトランペットの製作家、レヒナーの特集記事である。
レヒナーについては、「ウィーンフィル御用達の製作家」「元首席ポンベルガーが初めて使用し、広がった」くらいの知識しかなかったので、興味深く読んだ。
ある程度予想した通り、家族だけの小さな工房だった。基本的には受注 . . . 本文を読む
今月はイヴェントが少ない。年の始めだからということでゆっくりして、後は6月のJMOの本番に向け、極力練習に時間を割いていた。
とはいえ、こういう生活もあまり長くなると刺激が欲しくなる。
ということで、2月以降の予定を少しずつ詰めよう。
まずはクラシック。2月はアマチュアの演奏会に要注目。アンサンブル・メゾンのマーラー4番は聴き逃せまい。その数日後にはかつてギターと合唱で共演させていただいたオー . . . 本文を読む
JMO(Japan Gustav Mahler Orchestra)第8回定期に向けた2度目、今年最初の練習があった。個人的には第1回の練習後トランペットを修理に出し、3週間ほどは普段使わない楽器(もちろん、左手用にカスタマイズなどはされてない)での練習を余儀なくされたことで、準備万端とは言い難い。
この日は第1、第5楽章だけを採り上げた。前回の第1回練習で全曲を通したとき、最も苦戦したのが第 . . . 本文を読む
凹みの修理を終え(参照:2009-12-09「凹」、2009-12-23「凹⇒凸?」、2009-12-27「レヒナー留守中」)、3週間ぶりにレヒナーが帰ってきた。
今回の凹みはもちろんその他の小さなキズも残らず直し、表面全体もきれいに磨きあげられている。こういう状態の楽器を手にすると、テンションが上がる。
早速、毎日の個人練のメニューを吹いた。
この3週間、世話になったバックも悪くはなかったが、 . . . 本文を読む
近年のスーパーフェザー級と言えば2007年、バレロ-本望の名勝負が日本のファンには記憶に新しいところだろう(2007-05-05、2007-05-06「トリプル世界戦@有明コロシアムvol.1&2」)。
昨日、あの試合に勝るとも劣らない好ファイトを観ることができた。
年齢的にはベテランの域に達している無敗の挑戦者内山 高志と、2階級を制覇しスターダムを駆け上がろうとしていた日本産のチャンプ、リ . . . 本文を読む
小澤征爾が食道がんであることを公表し、6月末までの全公演をキャンセルした。そういえば、数年前にも帯状疱疹で同じようなことがあった。なんとなく、いつまでも若いような気がしているが、キャリアからもいまや大ベテラン。体調を整えられて、少しでも長い活躍を願う。
実は筆者もこの影響を受けている。4月の水戸室内管の東京公演のチケットをとっていたのだ。当然、これも払い戻しになる。それはいいとして、初めての水戸 . . . 本文を読む
名作「げんしけん」が読み切りで復活した。DVD発売記念ということだが、理由はどうあれ、再び目にできるのは喜ばしい。
かつてのシリーズでは、現実の時間経過と作中の時間がシンクロしており、主人公の大学入学から卒業までを4年間で描かれていた。(参照:2007-01-20「『げんしけん』考 vol.1」、2007-01-21「『げんしけん』考 vol.2」)
それから4年経ち、あるいは今回も4年後の各キ . . . 本文を読む
塩野七生の「ローマ人の物語」と並んで、次巻が出版されるのが待ち遠しい、海宮城谷昌光の三国志3、4巻を読んだ。
1巻では曹操の祖父、曹騰を中心にストーリーが進んだ。長編の序盤、本来の主人公の一世代前の人物に光をあてるのは宮城谷作品の常套手段である。「重耳」の武公、「孟嘗君」の白圭、「晏子」の晏弱など、枚挙に暇がない。
2巻で黄巾の乱が起き、いわゆる「三国志」の世界にようやく入った。だがそこは宮城 . . . 本文を読む
飲み正月と言うに相応しいダメ人間な4連休だった。そして連休は早くも終了。
この期間唯一の建設的なことといえば、大晦日の弾き納めから元旦の弾き始め、そして昨日今日ときっちりトランペットを練習したことくらいか。もっとも、大晦日までの一週間くらいほとんど練習できてなかったのと、レヒナーを修理に出していて、左手用のカスタマイズなど全くしていないため持ちにくいバックでの練習だったことで、たいして有効な練習 . . . 本文を読む
この正月は帰省もせず旅行にも行かず、ということで、地元に居続けた。
ということで、マイブームになっている焼酎探求の旅パートⅡに出る。
近くの居酒屋に陣取り、文庫本を片手に味わう。
まずは
「喜界島」。
マイブーム中のマイブームである、黒糖焼酎。先日経験した「ざわわ」より更にまろやかな香りが心地よい。蒸し暑い九州の夏の夕方あたりに、夕涼みがてらに飲む、などというシチュエーションが浮かんだ。
次 . . . 本文を読む
知人からのお勧めがあり、観ることにした。
「カールじいさんの空飛ぶ家」
である。もし知人からの推薦がなければ、自分からは間違いなく観ることがなかっただろう。なぜなら、身も蓋もない言い方ながら、ディズニーの映画は嫌いだから。「ライオンキング」が「ジャングル大帝レオ」との関係性を否定した時から、二度と見てやんない、と決めていた。
ではあるのだけれど、今回、せっかく良さそうな情報を頂いたので、足を . . . 本文を読む