今年最初の記事。去年はとにかく更新を怠け続けてしまったが、今年はペースを一昨年以前に戻して頑張りたい。
さて、今年初のコンサートレヴューはお馴染みNJP。
ブリテン:戦争レクイエム op.66
指揮:ダニエル・ハーディング
ソプラノ:アルビナ・シャギムラトヴァ
テノール:イアン・ボストリッジ
バリトン:アウドゥン・イヴェルセン
合唱:栗友会合唱団
合唱指揮:栗山文昭
児童合唱:東京少年少女合 . . . 本文を読む
ここ半年ほどのコンサートについての記事が未だ滞っているのに、最新の演奏会についての記事も書けずに1週間が経ってしまった。
アラム・ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲 変ニ長調
グスタフ・マーラー:交響曲「大地の歌」
指揮:井上喜惟
ピアノ:カレン・ハコビヤン
テノール:今尾滋
アルト:蔵野蘭子
この日は「マーラー祝祭オーケストラ」にとって初めての演奏会にあたるのだが、このオーケストラには前身と . . . 本文を読む
「次の機会があるから」という言い訳を自分に言い聞かせて機会を逃し、その結果が大後悔に終わったイヴェントのうち、最初にして最大級のダメージを感じたのがクライバー最後の来日、最後のオペラとなったウィーン国立歌劇場「ばらの騎士。」
その後も同様の後悔を何度も繰り返したあげく、たどり着いた一つの結論が「聴けるときに聴いておけ」。
この信条を実践すべく昨年からは、卓越した業績と評価を得た -そして付け加える . . . 本文を読む
今シーズン、コンサート通いの状況に変化があった。
1996年以来、断続的に定期会員となっている新日本フィルは今年も継続。
加えて、都響ではこの2年間、「作曲家の肖像」シリーズを聴いていたが、今年からは定期会員に変更した。
創立50周年を迎え、音楽監督に大野和士を迎えた年に筆者もほぼ毎月、都響を聴き続けることとなる。
マーラー:交響曲第7番 ホ短調
指揮:大野和士
シーズン最初の演奏会亜 . . . 本文を読む
昨年後半からのサボリ癖に加え、最近は最近は回線の不調もあって更新が滞ってしまっている。これから、過去分も含め貪欲に書いていきたい。
まず、昨日の演奏会について。
東京・春・音楽祭の目玉といってよいオペラ公演。昨年始まったのが「ニーベルングの指環」4部作を毎年1作ずつ上演するというツィクルス企画で、昨年「ラインの黄金」を聴き、今年が2作目「ワルキューレ」。
筆者がオーケストラで最後に演奏したのが . . . 本文を読む
ギター好きにとってはウィーンに勝るとも劣らない豪華なコンサートを聴いた。
演奏者は福田進一、大萩康司、朴葵姫の3人。この3人がソロを含む様々な編成で多彩な音楽世界を紡ぎ出す。
プログラムは以下。
細川俊夫編:さくら~「日本民謡集」より
ソロ・福田進一
グラニャーニ:トリオ ニ長調
トリオ・福田進一、大萩康司、朴葵姫
グラナドス:詩的ワルツ集
デュオ・大萩康司、朴葵姫
ラヴレディ:今朝、オ . . . 本文を読む
来季から音楽監督に就任する大野和士を聴いた。
シベリウス:レンミンカイネンの帰郷
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
シベリウス:交響曲第5番 変ホ長調
指揮:大野和士
ヴァイオリン:三浦文彰
「レンミンカイネンの帰郷」は初めて聴いたが、初期のシベリウスらしく劇的でロマンティシズム溢れる音楽。この曲を聴いて、「トゥオネラの白鳥」「レンミンカイネンとサーリの乙女」「トゥオネラのレンミン . . . 本文を読む
今年から来年にかけては「世界の歌姫」が続々来日する。
セリーヌ・ディオンのキャンセルは残念だったが、そのあとマライア・キャリーを初めてライヴで聴くことができた。
来年1月には大御所ダイアナ・ロスとシンディ・ローパーが控えているが、この日はサラ・ブライトマン。
広い舞台を存分に使ったマライアのステージと比べると、マイクを使っているとはいえ、オーケストラをバックに歌うサラのそれは、クラシックに慣れ . . . 本文を読む
現在、N響定期の最大のウリの一つは、毎年12月に配置されているデュトワ指揮の声楽入り作品だろう。
今年も、例年に劣らぬ魅力的な作品が取り上げられた。ドビュッシー唯一のオペラ。
ドビュッシー:歌劇「ペレアスとメリザンド」(演奏会形式)
指揮:シャルル・デュトワ
ペレアス:ステファーヌ・デグー(バリトン)
ゴロー:ヴァンサン・ル・テクシエ(バス・バリトン)
アルケル:フランツ・ヨーゼフ・ゼーリヒ . . . 本文を読む
小金井に初上陸。
この日の目的は2つ。江戸東京たてもの園訪問と大野雄二&ルパンティック・ファイブのライヴ。
時系列的としては、先にたてもの園を観て、そのあとライヴを聴いたのだが、たてもの園については写真の整理に時間が必要なのと、ライヴレポートは賞味期間(?)があると思うので、先にライヴについて書きたい。
大野雄二(Piano)
井上陽介(Bass) 江藤良人(Drums) 松島啓之(Trum . . . 本文を読む
毎年恒例、バイエルン放送響とコンセルトヘボウを隔年で率いてのヤンソンスの来日公演に今年も足を運んだ。
今年はバイエルン放送響。
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調
(R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」)
(R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」組曲)
指揮:マリス・ヤンソンス
ピアノ:クリスチャン・ツィメルマン
この日の個人的な目玉はなんといってもツィメルマン。
率直に言って、現 . . . 本文を読む
聴いてから2週間が経過してしまったが、気にせず更新。
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調
指揮:ダニエル・ハーディング
緻密で理路整然とした音楽づくりからは、近現代の作品との相性がよいのでは、と思わせるハーディングだが、新日本フィルとのこれまでの共演ではマーラー、ブラームスと独墺系の王道ともいえる作品を取り上げることが多い。
今回は初のブルックナーということで興味深く聴いた。
個人的 . . . 本文を読む
5年前、N響定期でのオール・メンデルスゾーンプロの名演に接して以来、ホグウッドは機会を逃さず聴こうと思っていて、この演奏会もそのつもりだった。
だがそのホグウッドは直前に逝去。しかしピアノで共演予定だったレヴィンが指揮も兼ねるということで、足を運んだ。プログラムには変更なし。
モーツァルト:歌劇「皇帝ティートの慈悲」序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調
モーツァルト:交響曲第38番 . . . 本文を読む
年来のファンなのだが、秋吉敏子の実演に接するのは10数年ぶり、ようやく2度目。
今回は実娘でヴォーカリスト&フルーティストのMonday満ちるとのデュオ。歌伴奏は好きでないとのことなので、今回は希少な機会になる。
1曲目はデュオだったが、その後Monday満ちるはいったん舞台から降りて秋吉敏子のソロ。
以前は、あまりMCはなかったと記憶していたが、この日は比較的饒舌で、師匠格といってよいバド・パ . . . 本文を読む
ハーディングと新日本フィルによるマーラー・ツィクルス(と明記されてはいないものの)も、5、9、1、6、7番と進んで、純器楽の曲はあらかた終わって今季はいよいよ声楽入りの角笛交響曲群に入り、2番と4番が予定されている。この日は4番。
マーラー:「子供の不思議な角笛」より
マーラー:交響曲第4番 ト長調
指揮:ダニエル・ハーディング
テノール:アンドリュー・ステイプルズ
ソプラノ:森麻季
こ . . . 本文を読む