会期が始まるのを待ちかねていた展覧会がようやく開幕したので、早速足を運んだ。
この展覧会は「手紙」をモチーフとする、17世紀オランダの絵画が出展されている。
出展作のなかには、ヤン・ステーンやピーテル・デ・ホーホらの秀作も含まれており、17世紀オランダ絵画の黄金時代を俯瞰しうる内容となっているが、個人的には、といより展覧会を訪れた人々のほとんどは、3つの作品を目的としているのだろう。
「手紙を . . . 本文を読む
フラメンコのステージを生で観たことは一度だけある。
2004年にスペインを訪れた際に、グラナダでのオプションツアーでアルバイシン地区を周ったときに地元のライヴハウス的なところで観た。ただこのときの公演は多分に観光客相手の雰囲気が強く、演奏水準には疑問符が付いた。
それから7年、新宿に日本初のフラメンコショーレストラン(タブラオ)があるということを偶然知り、足を運ぶことになった。
レストランの名 . . . 本文を読む
考えてみると、ピアニストのソロリサイタルを生で聴いたことが実はないのではないか。
ピアニストの演奏はもちろん聴いたことがある。が、そのほとんどはコンチェルトのソリストとしてであり、数少ない例外もヴァイオリンなどとのデュオ。思い返してもやはりピアノソロは聴いていない。
そのソロリサイタルに珍しく足を運んだ。
知人の紹介で聴きに行ったのだが、プラグラムがまたちょっと珍しい。生誕200年となるリスト作 . . . 本文を読む
今年(おそらく)最後の寄席通い。
今回のお目当ては贔屓の喬太郎師を聴くこと。ここ数年、寄席に行く回数が減ってしまったこともあって、贔屓と言いながら喬太郎師を聴くのも実に3年振り。今回は主任(トリ)ではないが、もはや贅沢は言えない。とりあえず一席聴くことがこの日の目的。
台所鬼〆
伊藤夢葉
林家さん歩
柳家さん生「狸の鯉」
昭和のいる・こいる
入船亭扇遊「動物園」
柳亭市馬「時そば」
林家正楽
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今更だが先月のレコレン報告。
11月は15勝15敗。4ヶ月振りに5割に復帰した。ちなみに12月もここまで5割をなんとかキープ。確かに最近、ちょっとコンディションが上向いてきたような気がする。
だが来月からは次回定期に向けた練習がいよいよスタートする。
さらに自分を厳しく追い込まねばなるまい。目標は1週間単位で5勝2敗、1カ月単位で20勝を確保、休みは連休にしない。
今月はこの後、忘年会が相次 . . . 本文を読む
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番ト長調
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調
指揮:エリアフ・インバル
チェロ:ガブリエル・リプキン
先月始めた「東京のオーケストラとその音楽監督を聴こう計画」。第1回の読響&カンブルランも充実した演奏を聴かせてくれたが(参照:2011-11-27)、第2回にして望外の名演に出会った。
いや、望外などというのは失礼か。実はインバルを聴くのは初めてでは . . . 本文を読む
子宝草も再び試練の時期に向かいつつある。友人に頂いた種から7株を栽培したのが去年のこと。しかし気温の低い冬場に次々と枯らしてしまい、今年の春を迎えられたのは僅かに1株。今年はその1株から再び栽培し、計7鉢を育てている。
昨年より数も多いし、昨年の同じ時期と比べると大きく育っているものも多いので、なんとか冬を越せるとよいのだが。特に、去年唯一生き延びた1鉢(上の写真)は残したい。寒さが厳しくなった . . . 本文を読む
ここ数年、ほぼ毎回聴いているので、最近ではこのオーケストラの演奏家の案内を目にすると季節感を覚える。今年の冬もまた足を運んだ。
モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」序曲
ハイドン:交響曲第94番「驚愕」ト長調
モーツァルト:交響曲第40番 ト短調
指揮:櫻屋敷滋人
「コジ」はすっきりした演奏。続く2曲への期待が高まる。
ハイドンでは、透明感のある心地よい響きについ眠気に襲われた . . . 本文を読む
先週末、2つめのコンサートはデュトワ&N響。
このコンサートの目玉は何と言ってもプログラム。
マーラー:交響曲第8番 変ホ長調「一千人の交響曲」
指揮:シャルル・デュトワ
ソプラノ:エリン・ウォール
ソプラノ:中嶋彰子
ソプラノ:天羽明恵
アルト:イヴォンヌ・ナエフ
アルト:スザンネ・シェーファー
テノール:ジョン・ヴィラーズ
バリトン:青山貴
バス:ジョナサン・レマル
合唱:東京混声合唱団
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先週末はコンサート2つ。まず新日本フィル。
二人の「フランツ」による交響曲。
シューベルト:交響曲第3番 ニ長調
シュミット:交響曲第2番 変ホ長調
指揮:クリスティアン・アルミンク
シューベルトは予想外に重くシリアスな表情が印象的だった。アルミンクが振るシューベルト、ということで、なんとなく演奏の傾向が予測できていたのだが、完全に裏切られた。この人も芸風の曲がり角にさしかかっているのかも . . . 本文を読む