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【人生とお金について考える】 マネーじゅく@静岡

静岡のファイナンシャルプランナー山川正人の非公式ブログ。金銭教育からライフプランニングまで徒然に書き散らします。

ふじみの会(富士見の会 or 不死身の会)

2007-01-25 22:56:28 | マネーじゅく
1月20日(土)静岡市でクレサラ被害者の会「ふじみの会」の設立総会が開かれました。ネーミングの由来は、タイトルの通りだそうです。
以前私が勤めていた静岡県労働金庫の先輩からお誘いがあり、参加してきました。労働金庫は、静岡だけでなく全国的に多重債務問題の解決に取り組んでいる金融機関です。

この分野には労金勤務時代から問題意識を持っていましたが、自由に動きやすくなった今、考えるところが多いテーマです。 法的整理が終わった後の、生活の立て直しにFPの果たす役割があるのではないかと思いますし、予防としての啓蒙活動としてライフプランニングの考え方は有用だと思います、

記念講演の講師は山名純一さんという方で、静岡県磐田市の服部病院の院長さんです。服部病院は、精神科の病院ですが、アルコール依存、買いもの依存、ギャンブル依存、薬物依存などの治療をおこなう日本でも数少ない病院とのことです。
その話を聞いていて、パチンコ依存症と今の子どもたちの相似に気がつきました。お金との向き合い方をきちんとしないまま成長すると恐ろしいことになるような予感を感じます。

その講演の中で、パチンコ業界がいかに集客するかさまざまな対策を講じていて、それが依存症の人たちにとって非常に害が大きいということを話していました。
抑えが効かなくなるような環境をつくっているということで、山名さんは法律で規制すべきとの考えでした。

レジメから抜粋しますと、

●パチンコ依存症を誘発する因子
①パチンコ業者の主婦層に向けての充実
 快適なスペース、ペアシートや冷蔵ロッカーの設置、
 高級ブランド品や化粧品等景品の充実
②プリペイドカードの導入による金銭感覚の麻痺化
③射幸心をあおるパチンコ台の導入
④払戻金の高額化
⑤テレビCMを使った過度の宣伝

これを聞いて思い浮かんだのが、子ども向けの広告チラシやテレビCM、はたまた電子的な仕掛けで刺激的な高額なおもちゃや、玩具に合わせて作られるキャラクター番組のストーリーなどです。

②高額はおもちゃを無原則に買い与えることによる金銭感覚の麻痺化
③玩具購入欲をあおるテレビ番組におけるスポンサーと製作者の連携
④玩具の高機能化、高額化
⑤テレビCMを使った過度の宣伝(③と同じくメディアとの連携)

①は、親が子どもにお金をかける傾向、子ども専用ブランドなどのマーケット戦略などがそれにあたるかと思います。

このまま金銭感覚がしっかり育たないと、パチンコや買いもの依存症予備軍を育てている、そんな感じがしました。
金銭教育の重要性を再認識するとともに、親子ともどもに必要なのだということを強く感じた講演でした。

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