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【人生とお金について考える】 マネーじゅく@静岡

静岡のファイナンシャルプランナー山川正人の非公式ブログ。金銭教育からライフプランニングまで徒然に書き散らします。

人生を豊かにする お金のルール

2006-09-28 09:48:52 | 金銭教育 おススメ本
内藤忍の人生を豊かにするお金のルール

アスペクト

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ヤマカワです。

金銭教育に関わるようになって強く感じるようになったことがあります。
それは、お金はあくまでも道具であって、それをどう使って人生を充実させていくかが大切だということです。

また、お金の役割について、①交換の手段、②価値の尺度、③価値の保存、の3つの機能があると説明をします。
その上で、使おうとしているお金は、自分の人生を豊かにする上でどれだけの価値があるのか、他の使い道と比べてどうか、その価格(尺度)と交換する以上の価値が感じられるか、よくよく吟味することが大切だと話しています。

子どものこづかいも、親の家計管理も同じ話で、要はお金と交換しているのは「自分にとっての価値」であり、つまり自分の価値観をしっかりと認識することが大切だということです。

財テクに違和感を感じるのは、お金を闇雲に増やすことばかりで、それをどう使うかが欠けているからです。財テクの前にライフプランありき、というのは考えてみれば当然のことです。

この本の著者、内藤忍さんは、(株)マネックスユニバーシティの代表取締役で投資教育をやっている方です。前著「内藤忍の資産設計塾」は、人生設計の中の投資の技術面にスポットが当たっていましたが、この本では内面的な価値観、金銭哲学とも言うべき部分に焦点が当たっています。

内容を読み進みながら、「そうそう、それそれ」とうなずくことしきりです。これまでに、保護者向けセミナーの中でも話していたようなことが同じように書かれていて、とても共感できる本です。
文体も読みやすく、すうっと読めると思います。

子どもへの金銭教育を行う上で、親側の理論武装に最適だと思いますので、ご一読をおすすめいたします。


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12歳までに身につけたい お金の基礎教育

2006-06-22 10:54:01 | 金銭教育 おススメ本
 アマゾン.ドット.コムをフラフラ見ていたら偶然発見した本です。

 お値段も470円と手ごろです。早速、注文しました。送料無料になるように、別の本と一緒に注文です。(^^;
 パンフレットとか小冊子のようなものだと思っていましたら文庫本でした。割とボリュームがありますが、活字が大きめなのでどんどん読み進めます。

12歳までに身につけたいお金の基礎教育

講談社

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 日常生活の中で親が直面するような、子どもとお金に関わるさまざまな事柄が、3~4ページごとの小文で書かれています。

 見出しを中心にざっと読んでもよし、目次を見て特定の記事をじっくり読むもよし、読み物としても事典としても活用できそうです。

 子どもへ話しかける内容は、ここに書いてあることが唯一の正解というわけではありません。エッセンスを参考にしながらも、自分自身の価値観や言葉を用いて、子どもに生きたメッセージを送るように心掛けたいものです。


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さおだけ屋はなぜ潰れないのか?

2005-08-23 17:25:47 | 金銭教育 おススメ本
 ひさびさのおススメ本です。

 お金ときちんと向き合っていくには、本を読んで勉強することも大事です。ただ、親から子どもへ話をするためには、難しい経済書をそのまま読んで聞かせるわけにもいきません。親が噛み砕いて少しづつ話をしていくことになります。

 そういう点では、基本のキホンを書いている導入本はうってつけだと思います。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学

光文社

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 この本のサブタイトルに「会計学」の文字がありますが、ご安心下さい。会計の参考書ではまったくありません。新書サイズで字も大きいので、とても読みやすいです。

 この本の面白いところは、各章ごとに設定されている事例です。潰れないさおだけ屋、客のいない高級フレンチレストラン、商品を売り切ったのに社長に怒られた店員、欲のないギャンブラーなど、設定自体が面白いです。
 そして、それに会計の考え方を引っ掛けて説明します。本当に簡単なことにとどめているので、難しくありません。

 そして、この本の一番面白いところは、そういった会計的なものの考え方を、日常生活の中に当てはめてみるところです。

 少々無理にこじつけているようなところもありますが、客観的であるはずの数字を前後左右表裏から見ることによって、そこに含まれる真実を見つけ出そうという著者の考えにはなるほどと思います。

 手元のお金だけでなく、目に見えないお金も含めて、正しい全体像を捉えるという考え方、子どもの教育にも示唆を含んでいると思います。
 親も子もこれからの世の中を生きていく上で、会計学や経済学的なものの考え方は重要になると思います。その取っ掛かりとしてこの本は手頃だと思います。値段は700円(税別)です。気軽に読んでみて下さい。

 ご夫婦で回し読みなんていうのもよいと思いますよ。

パパ銀行のマネー哲学

2005-07-01 14:38:54 | 金銭教育 おススメ本
 ヤマカワです。

 マネーじゅくでは、こづかいを使った家庭での金銭教育を提案しています。その取っ掛かりとして「こづかいゲーム」を使ったワークショップを行っています。

 このゲームはよくできていて、2時間くらいの間に一通りのお小遣い体験ができるように作られています。保護者の方とお子さんが一緒になってゲームを体験し、帰る頃には「よし家でもこづかい教育に取り組んでみよう」と思っていただければ、私たちとしては目的の第一歩を達成したということになります。

 さて、では実際にそれぞれのご家庭でこづかいを通じた金銭教育を始めてみようと思い立ったとして、具体的にどう進めていけばよいか困ってしまうこともあるのではないでしょうか。

 マネーじゅく発行の小冊子には、そのヒントが書かれています。でも、もっと詳しく知りたいと思う方には様々な書籍がその案内役となります。このブログでも今までに、陣内さんの「母と子どものマネーじゅく」、あんびるさんの「9歳からのマネープラン」を紹介してきました。

 今日は、もう一冊参考となる本を紹介したいと思います。タイトルは、「パパ銀行のマネー哲学」です。

パパ銀行のマネー哲学

アンドリュース・プレス

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 この本はアメリカのコラムニスト、デーヴィッド・オーウェン氏が、自分の子どもに「お金」についての初歩を教えるために考え出して実践した方法を紹介しているものです。

 こづかいを渡す家庭は多くありますが、そのお金の使い方に様々な制限を設けているご家庭が多いようです。例えば、お年玉をもらっても親が管理する通帳に入金して、使う場合は親の許可を得なければならない。使い道も親が納得したものでなければならない。
 しかしこのような場合、子どもにとってそのお金は「自分のお金」ではなく「親に取り上げられたお金」という感覚になります。現実に手にできる500円の方が、親に取り上げられる1万円よりも価値があるという奇妙な数学が成立してしまうことになるのです。
 その結果お金を親に取られる前に使ってしまおうと考えがちになります。「手元にあるうちに使ってしまおう」ということでは、きちんとお金を管理しようという意識は育ちにくいものです。

 そこで著者は考えました。子どもにとって魅力的な投資先である「パパ銀行」を設立しよう。

 パパ銀行の利率は非常に魅力的です。なんと1ヶ月5%、2年預ければ倍以上になります。子どもたちは、ここで初めてすぐ使ってしまうよりも有利なお金の使い方を実感します・・・。

 詳しくは本書を読んでいただくとして、この本は定額制のこづかい制度を楽しく運用していく上でのヒントがたくさんあります。また、主役が「お父さん」というところも新鮮です。ご家庭でお子さんの教育にどう関わっていくか迷っているお父さんには恰好の題材ではないでしょうか。

 パパ銀行を卒業すると、その後にはパパ証券取引所まで登場してきます。しかし、この本は投資教育の本ではありません。お金といかに向き合っていくか、お金によって心乱されない大人になるための教育という視点が原点にあります。

 ぜひ、お読みいただきたいと思います。

9歳からのマネープラン

2005-03-20 15:21:49 | 金銭教育 おススメ本
 おこづかいを子どもに任せようと決めても、ただお金を渡すだけではあまり意味がありません。

 おこづかいでも、「やり方」は大切です。

 生活経済ジャーナリスト あんびるえつこさんの著書、「9歳からのマネープラン―おこづかいを始めよう」は、おこづかいの「やり方」を考える上で、とても参考になる本です。

9歳からのマネープラン―おこづかいを始めよう

主婦と生活社

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 おこづかいを任せる前に行うべきこと、例えば「おこづかいで買うものの範囲」「金額の決め方」「いつどのように渡すのか」など、子どもとの約束・ルールの作り方などがわかりやすく書かれています。

 もちろん、この本の通りにやるのが唯一の正解というわけではありません。ただ、どこからどうやったらよいのかわからないという場合、まずはこの方法から始めるというのもよい方法だと思います。


母と子どものマネーじゅく

2005-03-13 21:18:01 | 金銭教育 おススメ本
 今日は、マネーじゅくの原点。代表の陣内恭子さんの著書を紹介します。

 ワークショップの会場でも、差し障りがなければ販売しています。お読みいただければ幸いです。

母と子どものマネーじゅく―「こづかい」を活用してお金の教育を!

文園社

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 最近、流行のアフィリエイトというのをやってみました。本当は、サイドバーに載せたいんですけど、よくわからないので今後の課題とします。他にも、お勧めの本などありましたら時々紹介させていただきます。