3連休は、ゆっくり余呉湖で竿を出そうと土曜の早朝に家を出ました。余呉湖の時合は深夜から早朝なので,早朝に着いてもその日は一日当たりがないことが予想されます。更に夏以降、食い気もなく当たりも少ないのですが,そういう場所で釣ることの醍醐味もまたあると言えます。釣果だけを追い求める釣りだけでなく、きれいな景色を堪能しながら釣り座を構える事での楽しみもまたあるのではないかと自分に言い聞かせ,出かけたのでした。
家を出る時は雨は降っていなかったのですが,途中の名神の多賀SAで車の充電をしている時に雨が降り出し,それ以降,余呉につても雨が降っている状況でした。暫くして雨もやみそうでしたので,暫く湖面の様子を見ていました。到着したのが,早朝の5時過ぎで,既に鯉釣りの先客が3人程入られており,今回のポイントは空いていて,ゆっくり準備を始めると,前後して,常連さんが4人程来られたようでした。時合は深夜から早朝にかけてなので、期待は少ないのですが,土曜の夜から日曜の早朝に期待をして、まず、フィーディングを行います。撒く量は少なく,竿は3本でそれぞれ20m以上離して投入。前々回からポイントに竿は一本が警戒心も少なく,当たりが出ることが多いので,今回もそのパターンでセットします。

岸から藻が生えていて、打ち返す度にもにオモリが取られるくらい。岸から10m以上はカナダ藻と金魚藻があり、これ迄とは違って新たに金魚藻が今年は多くなっています。藻の際もポイントの一つであると考えられますが,今回は遠投して,警戒心が少ないポイントで喰って来ると想定しての第1投です。
餌を打ち終えた頃には,雨も上がり,曇り空の中で,風もなく,静かな湖面の余呉湖はまた格別な雰囲気を醸し出す湖です。思わずカメラのシャッターを押したくなる雰囲気の光景です。実際,何人かのカメラを持った人が、釣り座の近くで本格的に写真を撮ってる姿を、今回は見ることができました。
今回のタックルは
①:竿:Century C2 13ft 3.5lb
リール:UKshimano Miedium Baitrunnner XT-A Long Cast
②:竿:UKDaiwa Basia AGS 12ft 3lb
リール:UKDaiwa tournament iso 5000 QD
仕掛け:
道糸:フロロカーボン4号
レッドコアライン:45lb
ハリス:jelly wire 25lb
ハリ:ワイドゲープ 4号
オモリ:3オンス 中通し
土曜日の午後に漁協の人が廻って来て、釣果を聞くと,どこも上がっていないようで,天候,湖面の感じからは期待できそうなのですが,そこが難しい余呉湖の鯉釣りです。夜から早朝の時合にかけて、夕方に餌交換をしてその時を待ちます。食事をしながら車中泊の準備もしつつ、8時にはもう寝てしまったのではないでしょうか。目が覚めたら2時前で、寒さを感じるくらいの室温で,寝袋を被ってまたうとうとしていたら,バイトアラーム(ATTs)のモノトーンな音に目が覚め,慌てて、ヘッドライトを頭に,ネット持って、車から50m程離れた釣り座に向かいます。竿を持った時にはかなり沖迄走っていて竿を立てて、竿から伝わる重さはさほど感じなく,ポンピングを繰り返しながらヘッドライトに照らされた魚体が漆黒の湖面から浮かび上がって来たのは5分程のやり取りの後でした。ネットインした感じでは80cmくらいかなと思いながらも,一応ライフネットにキープして、明るくなってからの検量に備えます。再度餌を打って、期待しつつ車に戻って一息ついた時には、朝の4時近くになっていました。目が覚めて来たので,テレビを見ながら一息つきます。
夜が明けて、明るくなって来て,近くに竿を出している大阪のMさんのところへ散歩がてら歩いていくと、私と同じように早く寝てしまって,朝は早いようでした。当たりはなかったようで,他の釣り人も釣れていないような話しでした。
結局、2日目の日曜の当たりはこれ一回で,それ以降は全くの当たりなしの状態でした。日曜の昼間に鯉の検量をすると、90cmを超える余呉には珍しい細身の鯉で、それで重さが感じられなかったのだと納得。

日曜の夜から最終日の月曜の朝に期待をしたものの、まったく当たりもなく、静かに時間だけが過ぎていった感じで,多くの人もほとんど当たりがなく,厳しい余呉の現実に直面しました。月曜の朝の9時から納竿して,帰りは高速を使わずに途中のコンビニで2回程車の充電をして帰ることに。
今回の新しい発見として、余呉湖に比較的近いところのコンビニに車の急速充電設備があることを教えていただき,帰りに利用しました。更に,電子レンジの使い方でトーストを焼けることをこれも教えていただき,これからは,トースターは必要なく,電子レンジだけで事が足りるようになり,荷物の軽減に繋がりそうです。これも釣り場で鯉釣り談義をしながらいろいろ話しができる中で情報交換できる楽しみの一つでもあります。これも釣果の一つと考えたい、そんな今回の余呉湖でした。