リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

晩秋の余呉湖2(その2)

2015年12月01日 | 余呉湖
Nさんの大型の鯉とのファイトの一部始終を見届けて、元気を貰って、自分の釣り座へ戻り当たりを待ちます。天気は朝から曇って一日中気温も上がらないような感じです。それは、1日中気温も変化無く鯉釣りには、却って好都合と考えられます.1日中時合が続く感じです。

 テントで新聞を読みながらヒーターで暖を撮りながら時間を過ごします。ヒーターのガスボンベのガスが無くなり,安いホームセンターのガスでも良いかなと、暇に任せて昼前にまた車でホームセンターへ買い出しにいきます.帰りにまたNさんのところに来ると同じ岐阜のAさんが一緒にいて談笑しています。金曜の夜から入られて、3本上がったと。サイズはイマイチ不満だと.でも、この時期の3本、とりわけ夏以降の今年の余呉湖なら十分満足できる釣果とも言えます。今日のこの天気ならまだ十分喰って来る感じだと3人で話しながら、暫し鯉釣り談義に花を咲かせた後,また釣り座に戻ります。食事の準備に取りかかり、昼は久しぶりにスパゲッティーを食べ、食後のコーヒーも少し苦さを感じていると,先ほどのNさんが帰られるということで、少し立ち話をして別れました.時計の針を観るともうすぐ3時に鳴ります.今日もまた駄目かと思い始めたとき,当たりを知らせるバイトアラームの音に、やっと来たかと釣り座へ急ぎます。2本出してる右の竿の当たりです。


藻に絡まれているのか、糸の出が不規則です。竿を手に少し貯めると藻から離れて鯉が動き始めます。一気に沖に向かって走り出します。クイックドラッグを活かしてやり取り開始です。沖に向かって100m程走って止まり、これからゆっくり寄せに入ろうかと思った瞬間,今度は一気に左に走り出します。ぐいぐい竿を曲げながら、かなりのスピードです。しかし、こちらにとっては走ってくれた方が好都合で糸の弾力や竿の弾力を使いながら鯉を弱らせることができます。また100m程走って、一旦止まります.今度こそ、寄せに入ろうかと思ったその時,また今度は反転して右の沖に向かってどんどん走り出します。このとき,これは少し時間がかかりそうだと感じて,慌てることも無いので,ゆっくりこちらのペースに持ち込もうと、ここは相手の走りに任せながら竿の弾力とドラッグの強さと糸の弾力を十分に使いながらの勝負です。これこそがCarpFishingの醍醐味です。ロッドはUKDaiwaのトーナメントBASIA AGS 12ft 3lbで、リールは同じくUkDaiwaのトーナメントISO遠投5000QDのコンビです。前回,このコンビで95cm,12kgの鯉を上げているので,ある程度大型にも慣れつつ有るので、気合いも入ります。糸はちょうど150m程出されて釣り座の正面の沖に向かって糸が真っすぐに伸びています。まだ鯉は頭を水面に上げては来ていませんが、だんだんとこちらのペースになりかけています。

 この時点で、当たりから15分程時間が過ぎています。ラインはフロロの4号。擦れには強く、滋賀のKさんから分けていただいた新品の糸なので安心できます。少しずつ鯉も寄せられるようになって来ています。しかし、時折,思いだしたように走り出し,その都度、ドラッグから糸が躙り出されるような音を響かせながら、またリールのスプールが反転していきます。これを繰り返しながら30分程時間が経過した頃、やっと鯉が波紋を湖面に浮かべます。浮いて来た証拠です。徐々にこちらに寄って来ます。少し右手に走りながら岸近くのブッシュめがけての最後のあがきです。竿を左に寝かせながら弾力を使いながら岸沿いに寄せにかかります。暫くして岸から10m程の距離に来て、頭を上げてこちらと目が合います。良い色をした鯉です。しっかりお互いを確認しながらの最後の勝負です。相手も強者らしく、最後の力を振り絞ってまた潜り始めます。しかし、この時点ではこちらに余裕は有り、竿を少し貯めて相手を止めて、こちらを向かせたその時。トンという手応えを感じて、すっと軽くなり仕掛けが戻って来ます。オモリもハリも付いたまま上がって来ます。鯉も水面近くでじっとしています。バラシです。その時、鯉はゆっくり尾びれを揺らしながら、慌てるそぶりも無く、ゆっくりと湖底に姿を隠していきます。暫し呆然。(続く)。

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