リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

アルプスのアルミリールシートのガタつき、緩みの解消・・・・

2024年06月18日 | 竿
 いよいよ、梅雨の季節到来ですが、例年より遅いのかな。気象に関しては、最近は例年に比べてというフレーズが通用しないくらい異常気象というべき気象現象が続いているように思えます。
 気象に関して、昔と違って、簡単にかつ正確に我々一般人でも簡単に把握できるようになったかもしれませんが、自然を相手にする野鯉釣りCarpFishing に関しては、気温水温や塩分濃度なども含めて気象条件を無視することはできなく、その意味でも様々な条件を考慮して、自分の思い入れを大事にしながら釣り場に向かうのではないでしょうか。

 さて、そんな中で、私は地元の野池や河川では、その時の自分の仕掛けやタックル、釣りスタイル等を試行的に行うことを常としております。実際はそうすることで、飽きてこない釣りの実践につながると考えています。針先だけでも、ハリスだけでも、ふと目を落として、そこから自分の釣りを見つめるきっかけにもなります。そんなひと時は、趣味の時間としての大切さを感じられる瞬間ではないでしょうか。

 今回も、先日に問い合わせがあったものの話題からです。

 もう10年以上昔になりますが、日本にもCarp Fishingが入ってきて、その道具が紹介されていく中で、イギリスの有名なロッドメーカーのCENTURYのC2 13ft 3.5lbのロッドを3本手にすることができました。当時も今も,現実には、有名なこのメーカーのことはあまり知られてないのが、日本の現状ではないでしょうか。その原因は、そもそもこのメーカーの竿を日本で目にすることもないからで、そのような状況は、いまの日本でも現状でも、大きく変わってないようにも感じます。

 さて、この竿の特徴は、当時としては、リールシートがALPS製のアルミシートという珍しいものでした。リールシートといえば、ほとんどがFuji製で、その状況は今も変わってないようには思いますが、UKdaiwaやUKshimano等でもフラッグシップモデルのCarpRodには、このALPS製のアルミリールシートが使ってある場合が、多く見受けられます。
 その草分け的なロッドのCENTURYのC2ロッドを使い始めてもう10年以上になりますが、このアルミ製のリールシートは見た目もかっこ良いのですが、使っていくうちに、リールシートのアルミという金属とリールのリールフットの金属をねじで締めて固定する中で、金属同士であるが故に、どうしてもがたつきが生じてきます。その時、Fujiがこの種のリールシートを作らないのかが垣間見えたのですが。
 しかし、せっかくかっこ良いリールシートが、見た目だけで終わってしまうには、もったいないと考え、このリールシートのガタつきを抑える手段はないかと、いろいろ試行錯誤しながら、情報検索しながら現在に至っています。つまりは、今も自分の大切なタックルとして、この竿が使えています。
 がたつきを抑える方法として、今使っているのは、タイトルのところの写真にあるような、Reel Stop Rubberです。

 このシリコン製ラバーをリールシートのねじに被せることにより、ゴムの弾力でねじのゆるみを抑えてくれます。ほかの方法もいろいろ試してみましたが、これを使うことでがねじのガタつきというか、緩みを抑えることができます。その結果、当たりがあって、やり取りする際にも気持ちよくリールを巻きながら対応できます。着けた際の見栄えも悪くなく、違和感なく使える点でも貴重なものかと思います。
 付け加えて、このラバーの耐久性が良く、数年にわたって使えるという点です。その意味からも、現在までこの竿が使えている要因の一つと言えます。

 さてこのC2は遠投を意識したロッドなので、これを使って地元の野池にて、遠投ポイントを狙っての釣行に出かけました。リールはこのロッドの重さ等にも一番マッチした、UKshimanoのMEDIUM BAITRUNNERR XT-A LONG CAST です。重さは615g、糸巻量は4号16lbのフロロカーボンが300m弱です。ベイトランナータイプのリールとしては基本的なものだと思います。竿が少し重いので、600gを超える重さのリールがマッチします。竿の重さとリールの重さのバランスも大事かなと考えます。軽い竿には500gくらいのリールを使うことが多くなります。またベイトランナーか、クイックドラッグかについては、また稿を改めて書いていきたいと思います。


 

 1投だけの3時間釣行ですが、短い時間だけに有効に使うために、いろいろな作業を待っている時間内にするのが最近の私の釣行の特徴です。竿の本数は基本2本で、バンクスティックを使います。釣り座が、砂地でもあるので、スタビライザーが決め手になります。バンクスティックが回らないようにするためにはこのスタビライザーが決め手ですが、このことについても、また次回以降にお話ししていければと思います。
 リグはシンプルを心がけ、どちらかというとクラシックスタイルで、ブローバックで20mm シングルボイリーで、最近はダイナマイトベイツのソースです。フィーディングは基本的に撒く量は少なく、ポイントに10粒程度です。こんな少なくて大丈夫ですかと聞かれることも多いのですが、それはこのように少なく撒く釣りの経験がない人が言いますが、撒く量に関しては、多く撒くより少なく撒く方が、明らかに勇気がいります。数年単位で、各フィールドで試してみて、初めて理解できてくるところなので、経験を積むしか、そして、統計を取っていくしか方法はなく、まさしく、これこそ「鯉釣りの王道なし」といえるところと思います。
 多く撒けば魚も早く寄ってくるように思うのが当然ですが、たくさんの鯉を釣りたいのですが、それとも大型を釣りたいのですか。多くの鯉釣りアングラーろいうか、Carp Hunterにとっては10匹の小型より1匹のメーターオーバーではないでしょうか。そこに特化した釣り方を目指す中で、私の今の仕掛けてやタックルも意識しています。さらには、餌を喰いなれた養殖系の鯉よりも警戒心の強い野鯉をターゲットにすることで、その狙い方が定まってくると思います。それこそが、自分の釣りに磨きをかける唯一の方法と考えています。
 何回もの釣行や長年の経験に基づき、結局は、基本「鯉に聞け」をモットーに今の釣り方に来ていますが、その人の釣り方や様々な様子からその人の鯉釣りのキャリアも伺い知れるのが、この釣りの一つの特徴でもあります。
 そんな思いを記録しながら、当たりを待つのですが、今回も納竿間際に何とかあ当たりをもらえました。重さはないものの、野鯉の引きの強さを感じさせてくれる1本でした。

 このフィールドではメーターオーバーは期待できないものの、野鯉を狙える貴重なフィールドとして、私の中での訓練の場です。


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