母上様が14日に旅立ちそしてじいちゃんパパさんのお通夜葬儀が15日、16日
次の日17日に母上様の葬儀の打ち合わせ....
18日と19日に母上様のお通夜と葬儀となった。
遠くから来ていた人達もお帰りになっていたので人数は少なくはなったけれど
兄弟や姪たちのお陰で無事に送ってあげる事が出来た。
そして...きれいなお花がいっぱいの花祭壇にした。....お花大好きな母上様は
嬉しかったと思う。
母上様を見送って.....長い、長い....私の嫁としての任務のような事が終わったん
だと考え深いものがあった。
母上様と暮らした40年近い年月....ハッキリ思ったことを言う母上様だった。
あんたの事は嫌いと言われ....悲しい事もあった。
無理もない....自分の娘とも...一緒に住んでいない次男の嫁とだって
うまく行かなかったんだから毎日顔を合わせている嫁は好かれる筈もなかった。
それでもこの長い年月の間....後半はみ〇〇さんは大好き。み〇〇さんがいないと
生きて行けないと言う様にまでなった。
私が出かけて家にいないと寂しくてたまらないと言うようにもなって
だんだん私の事を褒めるようにもなった。
み〇〇さんには何十年も美味しいごはん作ってもらったね。
ありがとう~。と言って涙ぐんだこともあった。
どんな嫌なことがあっても母の日やお誕生日のお祝いは忘れなかった。
私たちと同居する前は家族でのお誕生日のお祝いとか、クリスマスとか
そういう楽しいことは一度もやったことがないと言って喜んではくれた。
母上様は宝石が大好き....それも大きな宝石が好き。
ダイヤ、エメラルド、サファイア 等々
ある日....全部み〇〇さんにあげると言われた。
色んなものに欲も無くなってきたんだなぁ~と思った。
欲も何も無くなってきたころ....頸椎の骨折があり....
そのころから認知症も始まったような気がする。
母上様の葬儀の時、娘であるえ〇子さんに私が一番素敵だと思っていた指輪をあげた。
それは大きな大きなパールに周りにダイヤが並びとても豪華な指輪。
見ているだけでも幸せになるような素敵な指輪。
母上様も気に入っていたもの。兎に角周りのダイヤが豪華だった。
20数年会えていなかった...母と娘の間をこの素敵な指輪で幸せな気持ちになっても
らいたかった。
え〇こさんは最初....そんな....貰えないと言った。
きっとモトさんは喜ぶ筈だから貰って....
え〇子さんは涙ぐんでありがとう....と言って貰ってくれた。
良かった~これで良かった。と心から思った。
霞んでいた〇〇家が少し明るくなって行く様な気がした。