風吹くままに

マリの日常

恩讐の鎮魂曲 中山七里

2020-01-12 16:54:21 | 日々のこと
御子柴弁護士2冊目。

御子柴の弁護の相手は、かつて少年院時代に自分を導いてくれた恩師稲見。
入居先の老人施設で、暴力介護士を殺したのだ。
御子柴は、彼の無罪を主張するも果たして勝ち取ることができるのか?
なんせこの裁判の一番の強敵は、検察でも裁判官でも陪審員でもなく、被告人稲見で、彼は、罪を認め、相応の処罰を乞うと言うのだから。

昨今の社会問題や風潮をしっかり捉えて、男の矜持と弁護をぶつかり合わせる。

やっぱり面白い。
期待通り。

罪を償うということはどういうことなのか?

昔マットで巻かれた中学生が亡くなった事件があった。
うろ覚えだけど、確か加担した生徒は罪に問われなかった。
あの時に罪を償わせた方が彼らの更正になるのではないか?ひいては彼らを助けることになるのではないのか?と、思ったことがある。
別の事件だったかもしれないが。


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