ひと鍬入れてよろめく母。
それでも豆を植えると言う。
正月前に植えたえんどう豆とサヤインゲンが育たないので再度植えると言うのだ。
本当は、もう植えなくてもよいのだけど、意に添うことにした。
自分以外の人が植えたのには文句が多いので、粗方畝を作るとこまでやった。
「さあ、豆撒いて」と、なったら案の定「深すぎる」と、均しはじめた(想定内)。
けど、よろける、よろける。
そして、草取りを始める。
「草が気になる」
「いやいや、それは後でできるから。私が居るうちに、豆植えてしまおうよ」
この繰り返し、数回。
完結できなくなっている。
色んな事を、すっかり忘れるようになったし、限界なのは限界。
でもまだ家に居れそうなので、このまま・・・・(本人の希望だから)。