ネタバレしないように書いているつもりです。
久留米藩領井上村。
大庄屋高松家の次男として伸び伸びと育つ庄十郎ではあるが、過酷な百姓の生活を目の当たりにするようになる。
ひでり、長雨、虫、、、それでも容赦なく増税のお達し。
天地を揺るがすような一揆寸前、稲次因幡家老が百姓救済を申し出て、一揆は回避されるが――。
幼き庄十郎の心に深く残る出来事だった。
庄十郎は流行病にかかり、それをきっかけに後継である兄との溝も深くなる。
庄十郎は自分の病を治してくれた医師小林鎮水先生に弟子入りするべく故郷を後にする。
「二度と帰って来るな」兄の言葉を背に。
時を経て
又一揆前夜となる城下。
城主、大庄屋、庄屋、農民の組み立て。
板挟みの庄屋の存在を改めて知る。
一揆が起こると喧嘩両成敗で、、、
ヒーロー然とした人物がいないのも良かった。
タイトルは、天に星地に花だけだが、それに続く言葉がある
人に慈愛。
今の日本を牛耳っている輩に聞かせたい。
「だから?」で終わりか、、、(T_T)