月下の道標

光と闇が映し出す心象的夜の風景と日常的自然風景

思い出の靴

2011-06-27 | Carl Zeiss Makro Planar T*2/50




CANON EOS5D Markll
Carl Zeiss Makro Planar T*2/50 ZE





晩年のマリーさんと出かけるときは
いつもこの靴で出かけていた
高い靴ではないけれど
気に入っていた

真っ白い靴

マリーはいつもこの靴の上に
足をのせて
よく汚してくれた

汚れるたびに洗って使っていた


マリーさんが逝った後も使っていたのだけれど
先日 うちの暴れん坊 くうが靴を噛んで遊んでいた

マリーさんとの思い出がたくさん詰まったこの靴
不思議とくうを叱る気は起こらなかった


くうのイタズラもまた思い出になっていくのだから

思えばマリーもよく
靴を噛んだり
イタズラは多かった


晩年はイタズラもなくなったのだけれど
それがまた淋しさを感じた


この靴はもう使えないけれど
捨てずにおいておこうと思う



マリーさんとくうと一緒に歩いた思い出の靴なのだから


























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4 Comments

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これもまた・・・ (teru)
2011-06-27 12:32:45
家族の証です。
会ったこともない2人(匹)が
重なった貴重な瞬間とでも言おうか。

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Unknown (marim)
2011-06-29 07:29:57
くうの靴かじりは
他の靴だったら叱っていたけれど

この靴だけは
いいかなって思えました

いつまでも
未練たらたらと履いていたものだから

思い出として
しまっておくよいタイミングと
きっかけができたのかな

マリーの思い出と
くうの思い出

大型犬はもう最後だろうしね
体力的に

二匹会えるときがあればいいなと思います

もしかしたら
マリーさんが
こっそり教育しているかもしれないけれど^^;



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Unknown (やまねももんが)
2011-06-29 09:09:48
こんにちは。

家族同然だったであろう「マリーさん」のことを、こうやって書けるようになったのは、新しい家族「くうさん」の存在でしょうか?

我が家でも2年前の3月に猫のごん太を亡くしました。
でも、その半年後に兄弟猫がやってきて、ごん太との楽しかった思い出が話せるようになりました。
また新しい家族のなんてことない日常のことでも、ごん太はどうだったのだろうと記憶を手繰ってしまいます。

くうさんは、marimさんご夫妻とマリーさんに囲まれて育っていくのですね。
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Unknown (marim)
2011-06-29 21:50:04
やまねももんがさん

こんにちは


家族を亡くしてしまった後って
とても辛いですよね

もうそろそろ
はやいもので半年になります

もう半年
でも時は いまだ止まったままのような気がします

くうが来て
3ヶ月になります

くうを見ては
マリーさんを思いだすし
二人が重なりもします

マリーはあのときはこうだったとか
十数年も前のマリーさんを思い出しています


くうが来てよかったのかとも思うし
愛情がたりなかったのではとも
飼ってはいけなかったのではないかと
自責の念に駆られることもあり

今はまだ複雑な気持ちですね

思い出しても
涙がでるばかりで

いますぐ会いたいですよ

なかなか笑って話せるようには
なれないですね

ペットといえど
喪失感が大きいですね


今はまだ
マリーさんの存在の方が
くうより大きくて

でも
くうもたくさんの別れを経験してきて
辛いと思います

もしかしたら
前の飼い主さんを思い出しては
さみしくなっているかもしれない

新しい飼い主に
一生懸命こたえようとしているのがわかります

くうの気持ちにこちらもこたえてあげないといけないですよね

くうさんと長い時間を過ごすことで
マリーさんとの思い出を
笑って話せるときがくるのでしょうね


ごん太くん

幸せですね

きっと笑顔で
そばにいるような気がします







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