![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/1c/09ee8d55aad4e1df7e9a4fdcd11d16e5.jpg)
大講堂(2003年再建)
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西塔(1981年再建)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/57/c1deaea776b24509d0e861986b4c56a7.jpg)
玄奘三蔵院伽藍(1991建立)
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写真は11月に訪れた奈良法相宗大本山薬師寺大伽藍で撮ったものです。
コロナウィルスで密を避けた時間だと開門か閉門間際になり(とはいっても訪れる人もまばらでしたが)今回も西に日が落ち始める時間に訪れました。
東塔を除くほとんどのものは近年再建された新しい建築物ですが、平瓦と丸瓦が端整に組み合わされた本瓦葺きの反り屋根に朱や緑、金色に彩られた楼閣は、
現代の建築技法で再建されたとはいえ煌びやかで美しく当時の白鴎伽藍が偲ばれました。
薬師寺の伽藍には国宝の東塔(今回工事中)や西塔、食堂や金堂、回廊、そして玄奘三蔵院伽藍の玄奘塔など壮麗な堂塔がありますが、
大講堂は正面41m、奥行20m、高さは17mあり、薬師寺伽藍で最も大きな建築物で特に目を引きました。
大勢の学僧がここに集まり経典を講讃していたようです。大陸由来の建築物である寺の屋根は反り屋根が多く、この大講堂も中国のものほどではないですが軒先が反り返っています。
神社では日本古来の檜皮や茅を使った屋根が多いですが、寺社共に建物の大半を占めるほどの大きな屋根からは寺社の格式を現す重要な意匠の役割や、自然の脅威から仏や神を守る人々の信心深さを見ることができます。
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