子供だったね

お母さんに連れられて、よく買い物に来るしんちゃん。

５、６歳だと思うがとってもかっこいい。

顔立ちが特に整っているわけではない。

行動、言動がとっても男前なのだ。

ちょっと荷物を持っていると

「手伝ってやるよ」なんて言う。

仕事が終わって帰りがけに会ったりすると

「帰っちゃうの」なんて言う。

「帰るの？」じゃない、ここが重要。

ちょっとハスキーな声で、そこがまたいい。

ニコッと笑うとすごく愛嬌があって可愛い。

こういう子が一歩間違うと女の子を泣かすのよねぇ、

なんて考えながら、つい聞いてしまった。

「しんちゃん、モテるでしょ」

キョトンとして彼は答えた。

「何を？」

闇丼

以前は毎日、弁当を作っていたのだが

体調の悪いときに手を抜いて買って食べたのが楽だったので

治った後も、弁当を作る回数がかなり減ってしまった。

しかし、買う弁当がまずいんだ、これが。

わざとじゃないかってくらいまずい。

選択肢も非常に少ない。

弁当数種に決まりきった惣菜。

だけどそれしか売ってないから仕方ない。

でもここは、とりあえず形の分かるもの売ってるからいいか、とも思う。

前に勤めていたホームセンターの隣だったスーパーなんて

前日の揚げ物が翌日は甘辛く煮付けた「ＸＸ丼」として復活していた。

一応名前は付いていても、天丼風に煮付けてあるから原型をとどめていない。

食べてみて全然違う揚げ物であったこともあるらしい。

わたしはその頃、一切こういう物を買わなかった。

身体に悪そうだし不経済だし。

それに比べて今の堕落のしようったら。

嘆かわしいというか、順応性が出てきたというか。

ま、投げやりなんですわ、近頃。

使い道

汚職や横領のニュースに付きものなのが

「ギャンブルや女性に貢いだらしい」という話。

これを聞くたび「またか」と呆れる。

他にないのか、使い道が。

例えば１０００万円のオオクワガタが欲しかったとか。

手塚治虫の初版本をコレクションしてるとか。

無人島を買ってイルカと暮らしたかったとか。

動物王国を作りたかったとか。

劇場を借り切って見たかったとか。

いっくらでもあるでしょうが。

それが決まって女とギャンブル。

つまらない。

あ、そういうつまらない人間だから

人の金を使い込んだりするのね。

お医者様でも草津の湯でも

「あたしって恋愛体質なの」

得意気に言うのを聞いて考えた。

「アレルギー体質」とか「虚弱体質」なら知ってるけど。

恋愛してないと病気になるのか？

発作的に恋愛しちまうのか？

「恋多き女（男）」だということをお洒落に言ってるつもりなのだろう。

便利な言葉だ。

「自分は男（女）好きだ」

「自分は浮気性だ」

って言うより聞こえがいいものね。

わたしは着火が遅いのですぐに恋に燃えちゃう奴は大っ嫌いだ。

備長炭とか線香みたいな恋愛パターンなので

爆竹のように激しく熱い恋をする奴も大っ嫌いだ。

すぐ好きになってすぐ飽きて。

人を傷付けても「だってしょうがない」で終わらせちゃうような付き合いを

恋愛だって思い込んでるような奴も嫌いだ。

ホントは羨ましいのかな。

羨ましいんだろうな。

恐らくわたしは死ぬまでにもう何回も恋をしないだろう。

ひょっとするとしないかも知れない。

それがなんだか悲しいのかな。

わたしの知らない世界

下着売り場を整理していたら４０代前半とおぼしき女のお客さんが

「まあ、こんな物を売ってるってことは買う人がいるのね！」

と驚嘆しながら話しかけてきたので振り向くと

彼女はＦカップのブラジャーを手にしていた。

確かにそれは驚くに足る代物だ。

ブラジャーというよりはラクダのコブカバーのようである。

「こ～んな胸だったら重いでしょうねぇ」

そんなことトリプルＡのわたしに言われても。

そういえば、お友達の斉藤さんは、わりと豊かな胸の持ち主だが、

一度聞いたことがある。

「ねえ、胸の下にあせもできる？」

「できるよ～。汗かいて、もうイヤだわぁ」

なぜそこに汗をかくのか、やはりトリプルＡのわたしには分からないのであった。

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ＢＢＳの新しいテーマは「１００円ショップ」です。

１００円ショップで買ったあんな物こんな物。

こんな物まで売っていた・・・などなど

あなたの１００円ショップライフを教えて下さい。

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