まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

警告は正確に?

2002年12月14日 17時31分00秒 | 日々雑感
三時半に早退した。

大きな声じゃ言えないが犬が心配だからである。

二頭いるうちの一頭が目の離せない「介護犬」となって一週間が経った。

夜中や明け方に転回出来なくなったりヒモが絡まったりして起こされる日々である。

この一週間、母も長い時間は家を空けなかったし、休みの日はなるべく交替で見ていた。

それが今日、両親は親戚の結婚式で泊まりだし、わたしは夜まで仕事である。

不安だったので昨日、苦肉の策で『スーパーサークル』を作ってみた。

名前はすごいが材質はビールが入っていたダンボールである。

それを十枚くらいつないで楕円形を作り外側からもっと大きな箱をつなげた物で囲んだ。

これがね、実にいいんだ。ヒモにつながなくていいから絡まらないし

角がないから行き詰って身動き取れなくならないし柔らかいからぶつかっても怪我しない。

踏んでこぼしてしまうので水を中に入れられないのが難点だが

夏ではないし、朝、ミルク(子犬用)を飲ませて行けば脱水症状にもならないだろう。

夕べ一晩過ごさせてみたが、明け方に鳴かなかったのをみると、居心地はまあまあだったらしい。

大丈夫かなぁ、とは思ったが本当は休みたいくらい。行ってみて仕事の様子見て帰れたら帰ろう。

年末の土曜日、暇なわけはないんだが割と人員が揃っていたので早退させてもらった。

で、帰ってきて無事なのを見て一安心。

サークルから出して自由に動き回らせる。オシッコもさせないと。

一頭を放しているともう片方が吠えて仕方ないのでこっちも放す。

家の出入り口を板でふさぎ

『犬を放しています。入らないで下さい』と張り紙をしてエサの用意などする。

エサをやったあとも10分おきくらいに様子を見ながら家の掃除などしていた。

茶碗を洗っていると「ごめんくださ~い」と聞こえる。



玄関に行くと母の知り合いの三十代とおぼしき女の人が二人。

「どうやって入ったんですか?」

「開けちゃいましたぁ」



つまらないことですぐに怒る癖のあるわたしだが、またもや激怒。

「犬が出ちゃうでしょう!わざわざ張ったのに!」

勝手に開けたのも許せないが開けっ放しである。

なんのための張り紙なんだ。

実は一昨日も同じことをした人がいて、その時は張り紙がなかったから仕方ないが

それにしてもふさいでおくのは何か意味があると思わないのか?

「泥棒さんよけかと思いましたぁ」と言ったそうだが。

板一枚で泥棒防ぐ家がどこにある!

しかしこの人はまだ許せるのだ。張り紙を見ていないから。

今日の人達はさ、日本語が通じてないわけよ。

法律の文書みたいにきっちり書かなきゃいけなかったんだろうな。

『庭に犬を放しています。開けると犬が外に出てしまったり、

あなたに噛み付く恐れがありますので絶対に開けないで下さい。中にもはいらないで下さい』