変わるべきは私だった

『外の世界で起きていることは　自分の内でも起きていることの表れである』



スピリチュアルの世界では常識のように言われていることだけれど、
私はサイキックマッサージのトレーニングを通してそのことが、
もう逃げようがないくらい真実だということを何度も突き付けられた。
リーディングの結果とワークを通して表現した内容が見事にかみ合い、
抵抗を生じながらもやがて腹に落ち、何かが溶けてゆく瞬間を
何度も目にしたり、体験したりした。



先週のトレーニングの中で、自分と他者との関係性と知るために
ゲシュタルト心理学を応用したワークを行った。
私は、何年もの間感じている、姉への怒りと苛立ちをテーマに選んだ。



一緒にペアを組んで、私の足とチャクラのリーディングをした上で
私が再現してみせた、最近起きた私と姉の間の些細な事からの口論を
第3者として見守ってくれたMちゃんの観察眼の見事だったこと・・・・
ワーク後のシェアリングの中での彼女の素朴な疑問によって
私は気づきを新たにし、同じように
何気なく放った一言一言が私の深いところに落ち
それは大きな気づきを生んだ。
（この日のワークは私だけでなく、参加者の多くにとって
　あまりに深い結果を生み出すこととなったため、
　結局マッサージの実習を行わず終わることとなった）



私は、母の人生を生きていたのだ。



母は大変なんだと、物心つかない頃からずっと思い続けてきた気がする。
彼女の振舞いにたとえ傷つくことがあっても
いつも私こそが母の味方になって、母を守らなければ　と心に決めていた。
だから、私自身の姉への感情は　母の姉への感情そのもので
（数年前のある出来事以来、母は姉に対し完全な不信感と恨みを持っている）
母というフィルターを通して姉を観ていた。



でも。
やはり私は私であり、深いところでは私自身の人生を生きたいと思っていて
それが叶わないことから怒りが生まれ　
姉にぶつけていたのだ。



姉の存在は、ことあるごとに私の神経を逆なでし
姉なんていなければいいのにと思い続けてきたけれど
実は私こそが　
怒りで粉々になるのを防ぐために姉を必要としていた



家族の誰よりも、変わらなければいけないのは私だったのだ。



そう知ってから、少なくとも姉とのことに関しては
以前からは考えられないくらい、私自身でいられる。
先日体験した瞑想のスペース・・・・そこには母のフィルターは存在せず
そこから見た姉はあっけないくらい
ただ、「そういう人」である
ただ、それだけだったのだ。