Lepidolite(レピドライト)・・・まりあ◎シャクティというARTのこと。

☆ココロとカラダ、スピリチュアルそしてART☆
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胸腺に棲むコドモタチ

2010-12-25 22:46:37 | ホメオパシー
↑クリスマスイブの深夜。タクシーの列は、まるでツリーみたいだった。


先日、仲良しのお友達から依頼があって
ホメオパシーのレメディーを用意した。
日々の心身の動きを実に克明に綴った彼女のブログから
彼女に合いそうなレメディーでひとつ、気になっていたものがあったので
依頼されたモノと合わせて用意することにした。


それは、Thym-gl.(サイマスグランド/胸腺)というレメディー。
RAH在学中にとったノートをひも解きながら、
なんだ、これあたしにもぴったりじゃん、と思いながら
彼女に渡すと同時に自分も摂り始めた。



胸腺は、心臓と喉の間あたりに位置する。
医学的な役割も大切だけど、別の視点から見ると
「心臓という、身体で最も大切な臓器を打撃から守るため、
 かわってトラウマを引き受ける」臓器でもあり
覚えていないような古い記憶が刻まれている・・・と言われている。
決して日常的に使われるレメディーではないが
波乱に満ちた幼少期をおくった人は必ず
いつか、どこかの時点で摂ることは必須かもしれない。


話は少し前になるが
先月の、サイキックマッサージトレーニングの終盤。
様々なボディーワークを経験しているという飛び込み参加の男性と組み、
彼のマッサージを受けた帰り道。こんな体験をした。



帰りしなの電車、バスの車中の乗客、特に男性に対して
これまで感じたことのない思いを抱いていることに気付いた。

「今なら誰に抱かれてもいいわ~

いわゆる、「やりたい!」という焦燥感に駆られた動物的な感覚ではない。
ハートが柔らかく、どこまでも広がるような・・・
いつもの私とはちょっと違う意味で、境界線がなくなったような。
普段批判精神に溢れる私にはまずあり得ない感覚だった。

何も、守る必要がないと感じた。

なんて幸せな感覚だろうか・・・
何日かしてこの感覚は消えてしまったのだが、この体験は
私にある気付きをもたらした。

私はこれまで、心を開いたことがなかったんだ・・・


開いてみて初めて知った。開いていなかった、ということに。


芸術系のくせに以外、と思われるかもしれないが
感動するのはごく希な私。でもそれに何の疑問も持つことなく
ここまできた。不満もなかった。
むしろ見るものすべてに感嘆感動する類いの人には
冷ややかな目を注いでいたくらい。
だが、あの一件以来
これまでの自分の感覚にはっきり疑問を感じるようになり、
さらに、閉じていることのみならず
閉じていることにいかに気付けずにいるかということにも驚愕した。




話を戻して。
レメディーをとり始めて10日程が過ぎた。
ハートの痛みと、やはり閉じている感覚が続いている。
そんな中にあっても、
あ、開いた!とわかるとき。
それは“ブロークンハート”がきっかけだった。
ほんの些細なこと・・・
大事な友達との約束が先方の都合で反故になるかも、と思ったとき。
楽しいイベントがあったのに、誘ってもらえなかった・・・と思ったとき。
「見捨てないで、わたしのことだけを見て!」という、
遠い昔叫びたかった、でも言えずに飲み込んだ赤ちゃんの自分を感じ
その時は胸が本当に痛くなった。
それは、感じるには幼すぎ、麻痺させた痛みの再現・・・
麻痺させたものは、あくまでも麻痺で
完全に消え去ることはないのだ。



ほんの些細なこと、と書いたが
赤ちゃんだった私にとっては、決して些細なことではなかった。
そうだったんだ。そうだよね、あたしのことだけ、見てほしいよね。
何よりもあたしのことを大事にしてほしいよね・・・


その願いが叶おうとも、叶わなくとも、関係ない。。。。。
そう、じっと、気持ちを感じていたら
叶わなかったという悲嘆、とは少し違う涙がこぼれてきて
(朝食中でしたが!)


次の瞬間、見たテレビに映った自然や街の光景すべてが
キラキラ輝いて、美しく、愛らしく見えたのだ。



その時。
痛みは、ハートが壊れたことによるのではなく
壊れないよう、必死に防御していることからくる痛みなのかも、と
ふっと思った。
そして、開くためにこそ
ブロークンハートな出来事はやってくるのかも、とも。



自立していない自分に気づくたび、
自立していない部分に「あってはいけない」と蓋してきたものが
こんなにも沢山自分に存在した。
そんな私を見透かすように
ココロに(いや、胸腺に!?)引っかかるほんの些細な出来事が
このところ次から次へとやってくる。
そんな、わずかな衣ずれにも反応するくらい
私のハートは未だ赤剥けのままだ。





今日出かけた帰りしな。
母が喜ぶかな、、と思いながら
母が好きなお菓子を駅で買う。
「クリスマスだし、仏壇に供えてもらおう」←変だね(笑)
と、お母さんが大好きなコドモの私がつぶやく。

一方で
「でも、お母さんはいつもあたしの気持ちを素直に受け取ってくれない。。
 そっけなくされたら辛いな・・・」

「そんな人の反応で一喜一憂するなんて、子供じゃあるまいし」

・・・と、自分を叱咤する 子供でいることを許さない私。



やっぱり、お母さんが大好き。
この頃血圧も上がってきて、あちこち身体に不調が出てきている母を見ながら
大丈夫だろうか
今年が最後のクリスマスになるんじゃないだろうか
お母さん死んじゃったらどうしよう・・・・と
いつか必ず来る別れを予感し、心を痛める
保護を必要とするコドモ


いっぱいいっぱい愛されたくて
わたしに優しくて
べったり甘えられるパートナーとのロマンスを
いつも夢見ているコドモ



「あなたは存在してはいけない」と切り捨ててきた
ちいさな自分が
いったいどれだけいるのだろうか



子供でいてはいけない
生き残るには自立しなければならない
世話のいらない大人に 早くならなければならない



そう、今でも考え続けている私は
立派なアダルトチャイルドだ。



大人になるにつれて、縮んでゆくという胸腺。
肥大したままの胸腺には
そんな、意識から切り捨てられたコドモたちの気持ちが
いっぱいいっぱい詰まっているのかもしれない。



今日から、そんなコドモ達を身体中で感じ尽くそう。
わずかな衣ずれも見逃さず。
何故なら
感じる・感動する鍵は 彼等こそが握っていると
わかったから・・・・・



どんな「コドモな自分」であっても
今年のクリスマスは、みんな一緒に過ごそう



車窓から見る夜景が
いつもよりきらめきを増した










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5 コメント

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Unknown (みたま)
2010-12-26 00:47:50
文字使う人間なのに、
感想がことばにならん……><

わたしも、こどもたちと一緒に
がぶちゃんのこの記事、しかと受け止めたよ。

メリークリスマス。
返信する
そーなんだよねぇ! (あむ)
2010-12-26 04:24:28
閉ざしてるから痛いんだよね。
開いて本当に味わった時、どんな痛みも、実は美しい。。

にしても、サイマスグランド大ヒットだわぁ。
ほんと、ありがとねー!
返信する
そうそう、 (あむ)
2010-12-26 04:33:03
サイマスグランド、
最初の二回飲んだ時は、まさに胸と喉の間が
ボワワワー!とエナジーでいっぱいになったんだけど
あれが胸腺の場所なんだねぇ!
胸腺てもう少し下にあるのかと思ってたから、
胸腺とは少し違う場所が反応してる?とか思ったんだけど
がぶちゃんの日記見て納得、感動!
返信する
みたまさん☆ (まりあがぶりえる)
2010-12-28 00:01:33
ありがとう、みたまさん
いつまでたっても、お子ちゃまな私ですが
これからも宜しく頼みます

レス遅くなりました。
みたまさんはどんなクリスマスでしたか~~?

未だ胸腺では、でっかいチャイルドちゃんが
大暴れ中・・・
ここが正念場かも知れん。
私だけじゃなく、みんなにとって
今年、来年は大転換期のような気がするよ・・・
返信する
あむちゃん☆ (まりあがぶりえる)
2010-12-28 18:02:17
ごめん~~~夕べお返事しないで寝ちゃいました!許してくれ
ありがとうコメント!

たぶんね、あむちゃんのために作ったようでいて、これはやはり
「お前も摂ったら~?」というお告げだったような気が・・・
私の方こそお陰さまです☆
なんか、あれ以降流れがどんどん速くなってるような感じだよ。
あむちゃんも行動してるしねーすごいな
返信する

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