桜はまだまだですがお天気もいいし待ちきれずにこちらの帯、さっそく今シーズンのデビューをしました。
今日は暖かかった(というより暑かった)ので、帯付きで十分でした。
アクセントを帯揚げで付けるのは私流。
写真にはずいぶんイキナリな色に写っていますが、実際は帯の花びらの赤に揃えたもう少し落ち着いた色です。
ところで。
少し前にも書いたような気がしますが、襦袢の紐を長着を着た後引き抜いてしまう着方(※1)はほんとにおすすめです。
実は以前は体にゆとりのある着方ってぴりっとしないのと着崩れそうであんまり好きじゃありませんでした。でも楽に着てみたところで見た目はあんまり変わらないし、実はよっぽどのことをしない限り着崩れなんてそうそうしないんだと気付くと、人は易き方へ~。
襦袢と長着の両方に、がっちりコルセットみたいに伊達締めを締める着方にはもう戻れそうにありません。
ほら、見た目はきゅうきゅうに着付けた時とほとんど変わんないんですよ。
でも襟首周りと胸に余裕があるからすごくらくちん。
ただ、脱ぐ時がちょっとおマヌケで・・・。
帯をといて長着の伊達締めをとく、ここまでいいんですが、長着の腰紐をはずしたとたん、どこも抑えられてないため襦袢までいっきにずるずる~とはだけます。
人前で脱ぐことがなければもちろん問題ないですが、この瞬間だけがイマイチ美しくないのよねえ、と毎回思う・・・。
自分の部屋で着替えるんだけど、頼むから今だけは入って来ないで~!っと毎回念じながら焦って着替えてます。
(※1)
長着の伊達締めをかけてから、身八口から不要になった襦袢の紐を引き抜いてしまう。
笹島寿美さんの着付けの本に載っていたのを勝手に自己流に解釈して真似してるんですが、実際に本で説明しているやり方は少し違っていて、長着の腰紐をかけた時点で器用に襟を抑えながら襦袢の胸紐を抜いてしまいます。
この方法は初心者の私には高度過ぎて真似できませんでした。
お花畑のようですね。
あーロマンチック
襟元もお美しい。
帯揚げの色にはいつも悩みます。
その点りおさんはお上手なんですよね。
いつも学ばせていただいてます
自分でも自覚があるのですが、こうやったら奇麗にまとまるんだろうなと思うところを、あえておかしなことにしたくなるんですよね。自分でもどうしてか分からないんですが、根っからの天の邪鬼なのかも知れません。
でもきっとこういうのって今はめちゃくちゃでもそのうち落ち着くところに落ち着くんじゃないかという淡い期待のようなものもあって、今はまだ好きなようにやっててもいいんじゃないかと自分を甘やかしたりしています。
それにほら、ひとりくらい教科書にないようなはちゃめちゃをやってないとつまんないでしょ?(それが甘え)
この前の記事で紐を引き抜くと書いて会った時にききそびれてしまったので、教えて下さい。ということは肌襦袢には腰紐だけをまいて、長着を着るということですね。長襦袢には伊達締めをしないんですよね。この場合。紐を抜くタイミングは長着の腰の丈を合わせ、おはしよりを整えて、伊達締めで固定してから、脇から抜いてしまうということですか?自分で着るようになって、美容室で着せてもらう事を思えば、一日着ててもえらくないとはいうものの、やっぱり脱いだ時、長襦袢の胸の下の腰紐をはずすと、この一本がえらかったんだといつも思うんですね。今度チャレンジしてみます。なんか一方的に質問攻めみたになってしまってごめんなさいよろしくお願いしま~ス
本日の、春の装いも 見事ですが、本当にりおさんの襟元は、美しいですよね。当代の着付師も真っ青!って感じです。私は、いつも襟元、気にして、さわってさわって、ぐずぐずにしてしまいます。着付けを習っていた時、先生は「着付けは回数!」と、おっしゃっていましたが、着る度に下手になっているような気がします。もっと、お家着物で経験を重ねれば良いんでしょうが・・
ところで、りおさんのさし色コーデ、天邪鬼なんて、とんでもない!私、好きですYO
自分の都合でアップする写真ですので、一番着付けが整って見える写真を選んでおります・・・。
そうそう、確かに着付けは回数って、よく言いますよね。
私も着付けに通ってた頃はよく言われました。すでに着物中毒だったし早く上手になって外に着て出たかった一心で、毎晩毎晩繰り返し着付けの練習をしてましたねえ。これくらい熱心に勉強をしてたらなあ、なんて思いました。
コーディネート褒めてもらうととても嬉しいです。いいのいいの、笑われてもいいの!とか強気で言ってはみるんですが、褒められるとやっぱりほんとはホッとするんです。びくびくしちゃって私、絶対ファッションリーダーにはなれないタイプですね(いや、なるつもりはないんだけど、もちろん)。
大喜びでエラそうに得意がってお教えします。
まさにお察しのとおりです。
長襦袢を伊達締めではなく紐で着て、そのまま着物をいつものように着て伊達締めをかけてから、身八ツ口からごそごそと指を入れて下の襦袢の紐を引き抜いてしまうということです。そうすると着付けに必要な紐類は腰紐1本、面で支える伊達締め1本だけになるので、すごく楽なんです。
襦袢を紐で着るとかその後引き抜くとか、最初はちょっと難しいように思いましたが、何度かやってみてコツをのみこんでしまえば普通にできるようになりました。
ポイントは、長襦袢をいつもより丁寧に着ることと、できたら紐は引き抜くのに滑りのいい正絹がおすすめです。私は正絹の紐を持ってないのでモスリンで頑張ってますが、滑りが悪くてかなりやりづらいです。
今の説明でもまだ分かりづらかったら聞いてくださいね。
あと、実は襦袢の紐は片手で簡単にほどける結び方をしておいた方がいいんですが、これはちょっと文章で説明するのが難しいのでそのうち追ってアップさせてください。
ブログでの説明でイメージしながら考えるのですがこれで、納得いきました
襦袢の紐が身八つ口から抜けやすいようにしておくのがミソですね。そうそう、私も教えてもらった人に肌着、長襦袢は着物着るより時間かけてきちんと体に沿わすように丁寧に着ておくと、着物が綺麗に着れるよといわれました。紐を抜いても着物で結ぶ伊達締めや帯なんかでしっかり押さえられてますもんね。なるほどです。
これできるようになったらほんとに楽になると思います。早く練習して習得しなくては!
多分細かい着付けの仕方って人それぞれだと思うのです。だからところどころであれこれ工夫してみるのって無駄じゃないなあと思います。好みもありますしね。
やってみてなにか発見があったら教えてください。
色々情報交換いたしましょう。
やさしい色合いがとても春らしいお着物にも惹かれましたが、私が目を奪われたのは、お着付けの美しさ!
なんて美しい襟元なのでしょう。
私はいつも襟元がうまく着付けられなくて、半襟が左右非対称になってしまったりするのです…。りおさんを見習って、どんどん練習しなきゃ、ですね。
襦袢の紐を引き抜くというワザは、初めて聞きました。すごい、なんだか上級者っぽい!
自分の都合で一番着付けが整って見える写真を選んでおりますもので・・・。
でもセンスはダメダメだし掟破りが当たり前の着物生活なので、せめて着付けくらいはちゃんとしようというのが正直なところなんです。ほんとはその道を究めた年配の方によくある独特のこなれのあるカッコいい~着付けに憧れますが、ああいうのこそ抜群のセンスや積み重ねた貫禄からにじみ出るものがあってこそなんでしょうねえ。よく着物雑誌の巻末の方に小~さく載ってる「なんとかパーティ」の出席者の写真、ああいうのの中にたま~にいらっしゃるんですが、なにをしてる人なのかなあ、動いてるところを見てみたいなあなんて想像を膨らませながら見入ってしまいます。