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☆よかった、よかった☆

白血病発病。人生一転。されど、
思いわずらうことなく愉しく生きる べし!『よかった』と前向きに生きる べし!

『ゴールデンスランバー』

2008-10-04 10:51:21 | 本、音楽、映像
A MEMORY ISAKA KOTARO となっているのも粋だね~

ずっと貸出中で、やっと図書館で手にすることができた本。

ビートルズの楽曲からきてるこのタイトルも流石!
まさに伊坂ワールド大満悦の1冊だ。
めっちゃ巧い。

最後のシーンは、涙が出るほど感動した。どっぷりストーリーの中に入り込んでしまっていた。
文章1つ1つも味わい深いし。構成も伊坂さんならでは。

人生最大の武器は「習慣と信頼」 と随所にでてくるのも良き人柄が出てるんだけどおもしろいようにキーワードとされてるし。

また、例えば、自分が車を運転してる時、信号が黄色から赤になりそうだけど、『すいませーん、行かしてねーごめんなさーい』と申し訳なく横断したとき、ふとバックミラーで後ろの車も付いてきて『あたなは止まるべきなのにきたの』とびっくりすること時々あるけど、そういう日常のささいなちょっしたイレギュラーものを、うまく取り入れている。
この本では、普通エレベータのボタンを押すのは人差し指だけど、中には親指でおす人もいるよなあという感じに。

やっぱ伊坂幸太郎はいい。
前に読んだものもまた読みたくなったぞ。



『とるにたらないもの』

2008-06-08 16:27:24 | 本、音楽、映像
江國香織さんのエッセイを読む。

江國さんの感性が好き。なんか心地いい。こんな女性になりたいと憧れの人。
ふわふわ甘いイメージだけど、かっこいい。
好きなものとか感覚が似ているけど、もっと洗礼されている。
『とるにたりないもの』というようなタイトルも好き。
(『思いわずらうことなく愉しく生きよ』という小説のタイトルもすごく気に入って、このブログのサブタイトルに拝借。)

 contents 日がながくなること  より、一節
   「季節が移ろうことには、たしかに寡黙で圧倒的なやすらかさがある。人々がひびどんなトラブルを抱え、どんなに右往左往していようと、些事些事、とばかりに季節はちゃんと移ろう。大昔からそうであったように。それにふいに気づくことが、やすらかで、嬉しいのかもしれない。」

こうゆう日本語の使われ方が好き。

この休日、何もせず、この本を読み、まったり過ごす。
やりたいこと、行きたい処、いっぱいあるけど、天気予報がはずれいい天気になったけど、まあいいや、とゆっくり過ごす。

『生きぬいて、愛娘   母は負けないよ』 を読んで

2008-06-01 11:08:10 | 本、音楽、映像
生きぬいて!愛娘 -母は負けないよー
    小西豊海 ・著    文芸社

 これは、先日投稿した、世界で生存者ゼロの型の白血病だった娘さんのお母さんが書かれた本。

母であり、娘であり、白血病患者である私は、全てが自分と重なり、ずっと涙しながらも「そうだね、そうだね」と何度もうなずきながら読んだ。

私の病気の事を電話で聞いた母は、全身の血がざーっとひいていったと言っていた。そして何度も年老いた身体で電車、バスを乗り継ぎ病院まで来てくれたこと。
長い入院生活、治療は過酷なまで辛いおもいをしたが、同室の人、病院の人のおかげで、楽しい事、うれしかった事もいっぱいあったこと等、色々思い出しながら。

この彩音ちゃんは、生きていく使命を思う。お母さんと共に。
可愛い子供が大病、重なる家族の病気、当時は本当に大変だったと思う。書かれてるのはほんの一部にすぎない。でも、現実をしっかり、受け入れ、受け止めたうえで、悲壮感につぶされることなく、 自分を奮い立たせて、前向きに、明るく強く乗り越えてこられた。
いつでもニコニコ笑顔のひまわりちゃんを元気にさすお母さん。
<光を照らし続ける太陽にならなければならないと思うのだ。>と書かれている。
母は強し。この強さは子への愛。子いるゆえにと思う。

美人画を描かれるようになられ、今や画家としてのご活躍もすばらしいが、自分でずんずん道を切り開いていかれ、この馬力もすごい。
信念を貫き通せば何事もできる気がする。

この本で大きなエールをもらえた。
この出会いに感謝!


X JAPAN、骨髄バンク

2008-05-05 10:16:27 | 本、音楽、映像
やっと手にいれられたX JAPAN 『BALAD COLLECTION』
レンタルですが。

下の子供が、3、4歳位の時にすごく気にいっていてよく聴いていたもの。
美しいバラード曲がすごく心地よい。
音色が綺麗。ピアノの音、TOSHIの声、他の楽器の音・・・いい感じ。

10年ぶりにコンサートもおこなわれた。
子供もまた、今この良さを認識、再聴。
hideが亡くなったのが10年前の5月。
月日の流れの速さにため息。

このhideは、骨髄バンクの登録や、難病の子の募金活動に協力していた。
難病中の難病といわれた女の子の唯一の可能性として骨髄移植があげられたが、適合ドナーがいなかった。ここでバンクとかかわられる。女の子は、2座不一致のお姉さんがドナーになり「CD34陽性細胞移植」をされ、奇跡的に回復された。
この時メイク・ア・ウィッシュオブジャパンで夢をかなえてもらう活動でX JAPANのhideとの交流がはじまった。

病気のことも骨髄バンクのことも自分が白血病になったから知ったこと。
闘病のつらさ、たくさん人のありがたさとともに。



ドラマ『30万人からの奇跡』を観て

2008-03-30 10:30:16 | 本、音楽、映像
やっと26日テレビ放映された『30万人からの奇跡~二度目のハッピーバースディ~』の録画を観れた。
ずっと前からこれを楽しみにしていたんだ。
骨髄バンクを設立された大谷さんのドラマ化。

これで、沢山の人が骨髄バンクの理解が得られ、少しでも必要とされている患者さんの救いとなれればと思う。
テレビの力は大きいからね。

ドラマの中で私と一緒と思ったこと。
 白血病の女の子が「普通の中学生になって、普通に・・・普通の結婚をして、普通に・・・」言った台詞。 → 私も『普通の人』になれることをすごく憧れる。
 「つい、何でも今のうちにやってしまおうとあせってしまう(ちょっとあやふや)白血病シンドロームなんだ」というような台詞 → 確かにいつも、できることはできるうちにしておく。明日はできなくなるかもしれないから、今日したいことは、やっておきたいというようになってしまった。『白血病シンドローム』だと。

現実の厳しさはあるが、有意義な番組だったと思う。
このへんで観た人は少ないだろうもっと全国放送されればと思った。

随分暖かさが増し、そこいらの花の蕾も膨らんできた。
さあ、私も、もっと元気になるぞー!


 

『ホームレス中学生』 読んだ、 観た

2008-03-22 09:38:16 | 本、音楽、映像
昨夜、テレビ『ホームレス中学生』の実写版を観た。
今、話題の本だが、2,3日前に読んところだ。

田村さんの亡くなったお母さんと病気の自分が被ってしまう。
入院の面会で、しんどさをこらえ気丈に明るく振舞うお母さん。何度も子供達に「ごめんね」と言うお母さん。
母はこうなんだ。自分と一緒である。

子供には、自分がしんどがっている姿は見せたくなかった。
少々無理してでも普通の母親でいたかった。
「大丈夫!大丈夫やし!」と言って自分の生きる力にしていた。
ずっと長くて多かった髪の毛も抜け、大きな空気清浄機付きのベットの中で変わり果てた姿をしていても、『母親』でいたかった。
長い長いお留守中。
家の事は、ありがたいことにおじいさん、おばあさんがやってくれるので不自由はないのだが、精神的に我慢我慢の連続だったのがよく解る。
子供達には、仲良しの友達がいて学校が楽しく、打ち込めるスポーツがあったのが救いだった。
居てあげられなくて、何もしてあげられなくて、ごめんねしかなかった。
当時子供は、小学5年生と中学2年生。
母、長期不在。
学校も1年半行ったこともなかったが、どうにか2人の卒業式には出席出来き、担任の先生も「はじめまして、さようなら」って感じになった。
たくさんの方にお世話になった。
その感謝の気持ちを子供達には伝えていきたい。

『ホームレス中学生』の本は今まで読んだ中で1番あっという間に読めた本である。
ぜひ、中学の子供に読ませてみたい。
彼の胸に大きく届くものがあるはずだ。

おかげさまで実家の母親も退院して、元気でやっているよう。
春祭りの日には実家に帰省するのを楽しみにしていたい。



明日の記憶 は・・・

2008-03-21 12:47:51 | 本、音楽、映像
昨夜、テレビで『ある日突然家族が認知症になった』という番組を見た。

病気になった事を受け入れ、本人さん、家族の壮絶な闘いが伝わる。
その中での娘さんの笑顔にすごく救われるものがあった。
「笑顔」ってこんなに人の心を打つものなんだ。
簡単に作れるものではないからかな。

先日の入院中に丁度、『明日の記憶』 荻原 浩 著 を読んでおり、
人生のいい時期を奪っていく病気、主人公の数々の葛藤を乗り越えていく様と家族愛に感動。
読んでいる途中、陶芸教室の先生との最後のシーンでは、思わず「あー」と声をあげたくらいショッキングだった。
すごくいい小説だった。
渡辺謙さんが、映画にと絶賛されたのも納得。
明日の記憶というタイトルもいい。

「明日」のことはわからないけれど、生きるものに「明日がある」というのは大きな希望だ。
よくばりな私は、いっぱい、色んな記憶を入れていきたい。そして、人にもいっぱい私の記憶を残したい。
いつも笑顔の私で。

あのかわいい娘さんのようになりたいと思った。

「霧の中の生命」を読み

2008-02-21 10:25:38 | 本、音楽、映像
著者、大谷貴子さんのお名前は、バンクの関係の方と聞いたことのあった程度しか知らなかった。バリバリ活動されている印象があり、失礼ながらずっと年上の人と思っていたのが、違っていたのが驚いた。病気では、大先輩だが。
大谷さんが、骨髄移植されたのは、今から20年前。
白血病の治療も大きく進歩らしいが、現在でも、かなり過酷なものである。
薬もずいぶんよくなったらしいし、無菌室の様子も変わった。
本に書かれてたように、看護師さんが宇宙服のようなものを着て入室になったり、すべての物は消毒されての持込だったり、床に落ちたものは蹴って隣の部屋に出したり、私が入院中聞いたことがあった。今よりもっと隔離された感じで何もかも自分でしなければいけなかったと。
何かあれば、看護師さんに遠慮なくお願いし、毎日全然無菌でない旦那がマスクをして面会に入り、薬のもっと負担軽くて、よく効くものを望んでいた私は、ただただ胸がつまる。
もっともっと精神的にも身体もきついはずだが、それを乗り越えていくしなかっただろう。
大谷さんの、霧の中、死の淵から生還は、現在バンクでご活躍され、移植レシピエントの大きな希望の存在となる、こうゆう使命だったのだろう。
みごと果たされすごい方だ。
私も負けてはいられないな。
まだまだ白血病にはびくびくさせられてる日々である。このやっかいなやつに負けるものかと奮い立たす。


2月14日、図書館へ

2008-02-16 11:40:15 | 本、音楽、映像
めっちゃ嬉しかった。
図書館で雑誌「PATi/PATi」巻頭特集UVER worldを借りる。

アルバム『PROGLUTION』がでたからな。
タイトルの「PROGLUTION」というのはPROGENITOR(先駆者)×REVOLUTION(革命)の造語らしい。
アルバムもダビング済み。いい!。
この特集記事でさらに深く知りたい。

それから、
『霧の中の生命』 大谷貴子 の本

白血病で骨髄移植で治し、バンクで活動されてる方。
平成4年著者の寄贈となっている。
知りたい。ちょっとアクション起こすかも。

読書三昧

2008-01-26 16:00:04 | 本、音楽、映像
この1週間は、安静、安静・・ってことで、寝てるか、本を読んでるかだった。

 チエちゃんと私 よしもとばなな
 がらくた 江國香織
 雨と夢のあとに 柳 美里
 犯人に告ぐ 雫井脩介

どっぷり、色んなストーリーの中に入ってしまっていた。
それぞれの世界で愉しめた。

そしていつか何処かに旅行にでも行って、浮世離れした日々をしてみたくなった。
もっと年老いたらね。