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酸素不足の金魚のように@

アルツハイマー型認知症と診断された母との二人暮らし。日記のような、備忘録のような、愚痴あり、怒りありの雑記帳のような、、

台風①

2018-09-05 | 2018年
台風を知らせるニュースを観たが、台風の接近は4日の朝9時ごろと報道されていたからベランダの物干し竿、簾の取り外しはその前でいいかと思っていた。

しかし、気がつけば物干し竿は下ろされ、簾は丸めてベランダの隅っこに片付けられていた。

台風接近のニュースを観た母がいつのまにか取り外していたのだ。


母は簾の位置をよく変える。

2段の脚立に乗って作業する姿は、とても後期高齢者で認知症を患っている人なんて思えないほどだ。

物干し竿を下ろし、簾を外す、この作業を一日に何度も繰り返していることがある。

母には朝飯前の作業、、、


だが、4日朝、台風対策でおろしたはずの物干し竿と簾が定位置に戻っていた。

え~、母、物干し竿おろしてたよね、、簾も外してたよね、、

どういうこと、、、、、、、、、、


母に台風が来るよと言うと、「今、ニュースを観て怖いなあて思てたとこ。」という返事。

それから、物干し竿と簾の取り外しにかかり始めた。


(*´Д`)


ようやく、、、

2018-09-02 | 2018年
きのう、天気は雨。

母「銀行に行く。駅前にできたやろ。」

母「はじめてやな、行くの。ついてきて。」

母「駅前、長いこと行ってないから変わってるやろな。」

朝から、銀行に行く、銀行に行くと母が言う。

母が行くといっている銀行は駅前にあるATMのことだ。

そこは、昨日今日できたATMじゃないし、もう何度も一緒に行っているとこなんだけどなあ、、

ひと月ほど前にも行った、たいして変わってないと思うけど、、

母の頭に浮かんでいる駅前ってどこなん?

そんな想いは吹き飛ばして駅前にむかって歩いていると、急に「×××・・」と暗証番号を言いだしたので慌てて止めた。

カバンから預金通帳を取りだして残高まで口に出して言おうとするから、こっとはヒヤヒヤしてしまう。

幸い、ATMは空いていて出金はスムーズに終了。

母、ATMの使い方を覚えるとか言ってたけど覚えれたのか、、


駅前からスーパーへと向かう。

途中で出金した金額を忘れてしまい、道端でカバンから出金したばかりのお金を出して数えようとする母。

大急ぎで人目につきにくい場所まで母を引っ張っていき、そこでお札の枚数を数えてもらった。

なんか私、怪しい人みたいじゃないか、、

母「通帳はカバンに入れたな。」

私「母、入れてたよ。」

母「キャッシュカードもカバンに入れたな。」

私「母、入れてたよ。」

通帳とキャッシュカードの確認も終わり、スーパーまで歩く。


昼御飯用にすぐ食べるものを買おうということになったが、あれもイヤ、これもイヤで結局なにも買えず。

厚揚げ、こんにゃく、ちくわといった好物のおでん種になるものを買っただけ。

激しく降る雨の中、背中や足元をびしょびしょにしてようやく帰りついた。

それから、昼御飯の用意をしていると、

母「すぐに食べれるもんを買ってきたらよかったのに。」だって。

~母が嫌がったんでしょうが~


昼食後、うつらうつらしていた母が目を覚まし喋りだした。

母「○○(私のこと)、かわいそうになあ。」

母「下に行かれへんようになったんか。」

母「なんでそんなことするんやろなあ。」

母の頭の中では、どんなことが起きているんだろうか・・・



銀行は遠く、、

2018-08-31 | 2018年
銀行にお金を下ろしに行きたいからついてきてくれと言う。

ATMだけの出張所ではなく窓口のあるところがいいというが、この暑い中歩いて行ける距離ではない。

母「分かってるわ。電車で行ったらええねん。」と。

駅まで行くよりバス停のほうが家からは近いのだけど、母が電車というので従うことにした。

出かける用意が整うのを待っていると、

母「しんどいなら行かんでもいいよ。一人で行って来るから。」

私「行かないとは言ってないよ。」と言うと、

母「聞こえへん。」とちょっとキレ気味で言う。

もう一度大きな声で、「行かないて言ってないよ。」

母、返事せず。

少し間をおいて、

私「駅の方に買い物に行くから、ついでに銀行に一緒に行く?」と聞くと、

母「ついでか。」と不機嫌。

それでもなんとか出かける用意をして、玄関を出ると、

母「いくらおろすんや。」「いくらおろすんや。」となんども言う。

さっきまで、「A銀行のお金をB銀行に移す。A銀行の人には予定があるからと言ったらいいな。」なんて言ってたことを忘れてる。

銀行に行く用事が、私がお金が入用だから行くことになっていた。

母「○○(私のこと)がお金をおろすて言うから。」

私「言うてないよ。」

母「○○(私のこと)がお金を出してて言うから。」

私「言うてないよ。」

私「母の手持ちのお金が少なくなったんやろ。だからお金をおろしに行くんやろ。」

そう言うと、母は混乱したみたいで「家に帰って考える。」と言いだした。

~落ち着いて考えてな~


いったん家に帰り、クーラーをつけて、ホワイトボードに行き先を書いて私は出かけた。

買いものを済ませ、家に帰ると、

母「○○(私のこと)、どこ行ったんかと探し回ったわ。」と言う。

私「ホワイトボードに書いて行ったやろ。」

母「今な、ホワイトボード見たとこ。」

母「ああ、そうやったなて思ってたとこやねん。」

私「どこを探し回ったん?」

母「近所・・」





かかりつけ内科診察

2018-08-29 | 2018年
かかりつけ内科(血圧)の診察日。

母、銀行に行きたいと言うが診察日だ。

診察は午前診だけなので、それが済んでから銀行に行こうということになった。

前回の診察日に受けた血液検査の結果が出ていたので聞く。

母、私ともに異常なし。

ずっと基準値より高かった、母の「γ-GTP」値も正常値に戻っていた。

ずっと高めだった、私のコレステロール値も正常範囲。


「何かされましたか? 食べ物を変えたとか。」と先生から尋ねられた。

しばし、思い返してみたけど、健康食品を利用したりとか運動量を増やしたりとかしていない。

私「いいえ、これといって何もしてないです。」

しばらく先生と雑談をした後、母の診察。

先生「血液検査の結果、良かったですよ。」

母「どこも悪くなかったですか。これで長生きできる。」

もう十分、長生きしてると思うけどねぇ、、


銀行に行く予定だったが、母が疲れたというので近くの店で買い物だけすることにした。

お菓子の安売りをしていたので購入したが、家に帰ると、

母「なんでこんなお菓子買ったんや。」だと、、

「母が見つけて、買うって言ったやんか。」なんて口尖らして言ったってしょうがないのよ。

な~んも覚えちゃいないんだから。





母、大爆発

2018-08-26 | 2018年
25日夜、

母が久しぶりにお風呂に入ると言う。

母は介助なしでまったく問題なく一人で入浴ができる。

ただ、たまにしか入浴しないのでお湯の出し方などを忘れてしまい、風呂場から呼ばれるが、、

それはさておき・・

入浴前、いつものように通帳が入った大事な袋をどこかに隠したらしい。

その隠した場所を風呂から上がったらすっかり忘れてしまったという。

探してくれと言うので、探し始めたが見つからない。

はじめは「自分がおいた場所を忘れるなんて呆けたんたかな。」

なんて言いながら探していたのに、時間が経つにつれて表情が険しくなってきた。


嫌な予感、、、


的中、、、


もの盗られ妄想、爆発、、、




もちろん、犯人にされたのは私、母と私の2人しかいない家だから。

被害者は母で、加害者は私。

犯人にされながら、通帳がなくなったという大変なことに共感し、探したら出てくるよ探そうと宥めていたが母の怒りは大爆発。


久しぶりのもの盗られ妄想は激しかった。

「あんたが盗ったんやろ。あんたしかおらん。」

「誰が聞いてもそう思うわ。」

「親のことバカにして面白いか。」

「困らせて面白いか。」

「早よ、出しいいや。」

「警察、よぼか。呼んでもええんか。」


冷蔵庫や食器棚の扉が壊れるんじゃないかと思うほど大きな音を立てて閉め、テーブルの上に置いてあったものを投げつけた。

何だかもうどうでもよくなってきて、母に「警察呼んでいいよ。」と言うと、母は「なんで、私が呼ばなあかんねん。あんたが呼び(怒)」と。

私「自分で呼んだら自首するみたいでイヤや。」

私「母が被害者やねんから、母が呼んだらいいやん(怒)」


母、激昂、、、

「★★子(長女)に電話して。」と言う。

これほど興奮、激昂し、同居の娘を犯人だと責め続けながら、その娘に警察や姉に電話をしろと言う。

自分で交番まで走っていけばいいんや、どっかの家に行って電話してもらえ

認知症の教科書通りの対応をしていくつもりが、こちらの腹の虫がおさまらないことになってしまった。


これでは、収拾がつかないので姉(★★子)に電話・・

ざっくり現状を話すと、「○○(私のこと)、ちょっと家を出て外に行き。」と。

そして「母に変わって。」と。

母に電話を変わろうとすると、母が拒否した。

姉のアドバイスどおり、スマホや財布を入れたカバンを持って外に出て行こうとすると、「なんでカバンを持って行くんや。」と母の罵声。

自分の通帳が入っていると思ったらしい。

カバンを元に戻すふりをして、体の脇に隠し、母が離れた隙に表に出た。


夜風が心地良くて気持ち良かった・・・


姉と電話で喋りながら、家の近くを一回りして帰ってみると母がいない。

ほどなくして帰ってきたが、姉に電話をかけに行っていたと言う。

その後、通帳は母が自力で見つけた。



スイッチは入ってたけど・・

2018-08-26 | 2018年
25日朝、

母「銀行に通帳記入しに行くのでついてきて。」

私「通帳記入はしてるよ。通帳を見てみて。」

通帳を見てもらうが、事務所はどこにあるのかと聞いてくる。

事務所とは、窓口のある支店のことを言っているもよう、、

私「窓口のあるところか?それなら▼▼駅にあるよ。」

▼▼駅は家から徒歩で35分、バスなら7分ほどのところにある。

母「▼▼駅か。それなら機械のあるところでいい。」

母「お金を出したいんや。」と言う。

私「わかった。」


で、出かける用意を始めた。

天気は曇天で、雨が降るのか降らないのか、時折日差しも指すというわけのわからない空模様。

母、帽子を被るべきか、日傘を持って出るべきかで大いに悩んでいる。

私も空を見上げて悩む。曇り空でも紫外線は出ているから帽子や日傘を使ってもいいだろう。

だけど、母は道行く人が帽子も被らず、日傘も差していないのに自分だけしていると恰好が悪い、笑われると気にする。

それなのに「帽子は被ったほうがいいか。」「日傘はいるか。」と聞いてくる。

そんなの自分で決めてくれや~、そんなこと丸投げしてくるな

へたに帽子や日傘を勧めて、道行く人が誰もしてなかったら道中ずっと文句を言われそうだ。

そう思って、母が決めるのを待った。

結局、母は帽子を被り、日傘を持ってでることにした。


家を出て、歩いて行く。

まっすぐ行けば、母のお気に入りのスーパーの方角。

右へ行けば、ATMのある駅前の方角。

その分かれ道、右に曲がって歩いていけばお金を出すという目的を覚えているということ。

だが、母はなんの躊躇いもなく、まっすぐの道を歩いて行く。

ここで親切心を出して、「母、お金出しにいかなくていいの。」なんて言ってはいけない。

「あんた、親のお金のことをそんなに気にして。なんで。」って怒気を含んだ声で言われるから、、

私、何も言わないでスーパーへの道を歩く。


スイッチは入ったまま

2018-08-25 | 2018年
23日の夜、「○○(私のこと)、まだ起きてるの。」って気色の悪い猫なで声で言いながら部屋にやってきた。

そして「明日、銀行に一緒に行ってくれる。お母ちゃんが自分でお金を出せるように機械のことを覚えたいから。」と言う。

私「分かった。」と答えて、その夜は終わり。


翌24日朝。

通帳を眺めて「3月から通帳記入をしてないなあ。」と言う。

老眼鏡を外して通帳を見ているから、8の字が3に見えたのかと思い、「老眼鏡をかけて通帳を見てみて。」と母に言った。

母、老眼鏡をかけ通帳を見た。

母「8月に行ってるな。」と納得した。

これで通帳記入の件は終わりかと思いきや、しばらくするとまた

母「通帳記入に行かなあかんねん。」「一緒に来て。」

私「通帳を見てみて。」とお願い。

私「通帳記入してるやろ。」

母「8月にしてるわ。」

この日、お金の出し方を覚える話は出なかった。






22にちのこと②

2018-08-23 | 2018年

で、駅前の銀行ATMまで出発・・・・

銀行ATMに行く途中に郵便局がある。

母、その郵便局に目を向けると、「郵便局に行くんか。」「郵便局のお金をおろすんか。」と言いだした。

私、目が点になって「・・・・・・・なんて、なに言ってんの。」

母「郵便局に行くんやろ。」

私、ずっこけそうになった。

私「◆◆銀行のATMに通帳記入に行くねんで。」

母「こんな暑い日に通帳記入なんかせんでもいいのに。もう○○(私のこと)はアホか。」

へっ、私が悪いんでございますか

私は出かける前にちゃんと言ったよ、、

「今日は暑いよ。無理して行かんでもいいんちゃう。」と、、

それでも行くって言い張るから、暑い中歩いてるんでしょうが、、、

私「帰る?」

母「ここまで来たから行く。」

なんとかATMまでたどり着き通帳記入をするという目的は果たした。

通帳を母に返すと、「お金、出すの。」「お金、出すの。」と聞いてくる。

知らんがな、、母が決めたらいいこっちゃ、、母のお金やろ、、

私「お金、まだあるなら出さんでもいいと思うよ。」

母、通帳記入だけで終わった、、、

帰り道にあるスーパーに寄ろうとしたら、

母「ここは高いで。」

私「どこに行きたいの。」

母「安い店があるやろ。」

帰り道にあるスーパーの値段はどこも同じようなもの、母のお気に入りの店は駅からだと遠すぎる。

私「この辺で安い店てどこよ。」

母「安い店があるやろ。」としか言わないから、どこの店のことを言っているのかさっぱり分からない。

暑さでキレ気味な母と一緒のお出かけはマジ疲れる。






22にちのこと

2018-08-23 | 2018年
朝9時、室温31度。

テーブルの上に通帳とキャッシュカードを出して通帳記入に行くと言う。

母「一緒に行って。」

私「いいよ。」

母「お母ちゃん一人で行った方が早いねんけど、年寄りが一人で行ったら危ないやろ。」

なんだかなぁ、カチンとくるわ、その言い方、、

先日のことがあるから、

私「クーラーはつけていく?」

母「電気代がもったいないから、つけていかんでもいい。」

母「帰って来てからクーラーつければいい。」

そう、そう言うんならそれでいいわ

出かける用意をしていると、母が私のことを呼ぶ。

何の用かと思いつつ、母の元に行くと、通帳記入だけするのか、出金もするのか分からなくなってた。

それを私に聞く、、通帳記入だけか、お金もおろすんかと、、

私「母、お金ないの?ないなら出金しよ。」

母「お金はまだある。」

私「じゃ、通帳記入だけでいいやん。」

ATMに行くことの目的は年金が支給されているから、その通帳記入をすること。

お金がまだあるなら出金はしなくてもいいと思うけど、母は決められない。

あまりごちゃごちゃ言って混乱させるとキレて面倒だから、決めるまで自室で待機することにした。

すると、

母「一緒に行ってくれへんのか。」と言いだした。

私「一緒に行くよ。通帳記入だけか、出金もするのか決めたら言うて。」

しばらくして、

母「通帳記入する。お金はあるから。」











きょう②

2018-08-21 | 2018年
クーラーをつけないで家を出たので、帰ると当然部屋の中は暑い。

母「クーラーつけてたら帰って来たら涼しいのに。○○(私のこと)は気がきかん。」と文句たらたら。

「うもっ。うもっ。」って言ってる。知るか、、

かかりつけ内科に行った日、帰ってきたら暑いだろうと思いクーラーをつけて出たら、帰ってきて散々文句を言われた。

「○○(私のこと)は何考えてんねん。クーラーつけたまま出かけたら危ないやろ。電気代がもったいないやろ。」と、、

だから、今日はつけないで出かけることにした。そしたら、また散々文句を言われた。

形だけでも謝っとけばいいのかもしれないけど、母への怒りがそうはさせない、、

母の顔を見たくないので自室で過ごしていると、

母「通帳記入に行かなあかんねん。行って来るわ。」と言う。

私「そう。」

母、いつまでたっても行く気配なし。

しばらくして、母が「買い物に行く。」と言いだした。

買い物はもう済ませたのに忘れたのか、、「しばらく駅の方に行ってないから、行って来る。」と言う。

そのまま送り出したけど、家からいちばん近いディスカウントストアまで行って帰ってきた。

昼食後、母がまた「買い物に行く。」と言い出す。

さっきも行ったやんと思いつつ、送り出す。

母、うすあげとこんにゃく買って帰ってきた。

どんだけ、あげとこんにゃく好きやねん