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酸素不足の金魚のように@

アルツハイマー型認知症と診断された母との二人暮らし。日記のような、備忘録のような、愚痴あり、怒りありの雑記帳のような、、

米と更新と私

2018-02-28 | 2018年
昨日、午後からお米の配達に来てもらうことになっていた。

午前中は母とスーパーまで買い物に行くから、配達は午後希望にしておいた。

昼食も済んで、のんびりお米の配達を待っていたら介護保険の更新の件で電話がかかってきた。

更新をするかどうかの問い合わせは、介護保険の認定調査員の方から数日前に電話がかかってきていた。


母は要介護1だけど、介護サービスは受けていない。

何度かディサービスの話をしたことはあるけど、行く気はさらさらない様子。

それで、使う予定もないのに更新してもいいのだろうか迷っていた。

そうお話すると使う予定がなくても更新していいとのこと。

それじゃあ、ということで更新することにした。(母は自分が要介護1だとはまったく知らないが、、)


だから、電話がかかってきたときは、てっきり認定調査の日程の電話かと思ったけどそうじゃなかった。

数日前の電話は更新するか否かの確認だけだったんだ。

そういや、担当の人「更新されるかの確認の電話です。」っておっしゃてたわ。

昨日の電話は地域包括センターから「更新手続きが必要なので書類を持って行きましょうか?それともセンターまで取りに来られますか?」って話。

私「今から取りに行きます。」って言って、電話を切った後で『しまった。お米・・』


お米の配達を待ってから、地域包括センターへ行くか?

午後からの配達だけど、午後1時から午後4時の間で何時に来るか分からん。待ってられんよ。

米屋に電話して、明日配達にしてもらおうか? 

米屋は明日は休みだからダメだ。明後日は脳神経内科の診察日だからダメだ。

米と地域包括センターの間で、一人で悩んでしまったが、米の配達のために地域包括センターに行けないなんて電話かけるのイヤだよ。


で最終的に、お米は母に任せて地域包括センターへ行くことにした。

お米の代金は母に渡したけど、覚えてるかしら、、大丈夫かしら、、内心不安を抱きつつ、更新手続きは終了。

家に帰りつくのと、ほぼ同時にお米の配達。

母に「お米のお金は?」って聞くと、ちゃんと預かってくれていたのでホッとした。


2回目の訪問調査はいつになるだろう。

認知症の朝晩

2018-02-26 | 2018年
耳鳴りが続いているせいで、夜はよく眠れないような母。

早朝の不機嫌モード全開の独り言が大きい。

その独り言の大きさで私は目が覚めるが、母のところには行かない。

どんなとばっちりを受けるか分からないから、、


母の物盗られ妄想も薬を返せ騒動も、耳鳴りが続いた最中に起きた出来事だった。

だから、内心イヤな気分を抱いて、母の気配を感じている。


母が台所で朝食の用意をし部屋に戻った頃合いに、私は自分の朝食の用意を始める。

朝食は母の部屋で一緒に食べる。

私が自分の朝食を持って部屋に入るときには、母はまともな人にみえた。



夜、唐突に客用の座布団がないと言って怒っている。客用の座布団なら私の部屋の押し入れにある。

母の部屋の押し入れに入らないので、私の部屋の押し入れに入れたのは母も承知のうえのことなのに。

(認知症になる前のことだから覚えてないだろうが、、)

母は自分の部屋の押し入れに入れてるつもりだったようで、娘の部屋にあるのが気に入らない様子。

「もう、なんでも取っていって。」と怒るから、「お客さん、来るんか?明日出したらいいやん。」と投げやりに返事して終わり。

それから、「非常用の電気をテレビの横に置いていたけど知らんか?」と言う。

「非常用の電気って?どんなん?」と聞くと、手でこんな形でって説明するけどさっぱり分からん。

「懐中電灯のことを言ってるん?」とまた聞くと、「違う。」と言う。

母の頭の中では、その非常用の電気は存在するのね。



去年の春、母が認知症と診断されたとき耳鼻科にも通院していたので、そこの先生にも一言伝えておいた。

「母が認知症と診断されました。」って。先生の返事は「そやろな。」だった。

それからしばらく通院に付き添っているうちに、先生がおっしゃった。

「認知症の人間は朝と晩に呆けよる。」と。

これは先生の体験から出た言葉なのか分からないが、今の母の状態をみて思いだした。



音読入門はじめよう

2018-02-23 | 2018年

読んでます『50歳からの音読入門』

    👆

読者登録させていただいている方のブログ

『最初にあるのは、平家物語、「祇園精舎の鐘の声~」
懐かしい!』



この一文で、よっしゃ私も買うで~、音読するで~となった。


平家物語の冒頭「祇園精舎の鐘の声~」は、確か高校の古典(古文)の授業で習ったよな。

そして、この有名な冒頭文は丸暗記させられた。

他にも徒然草とか土佐日記とか、暗記したのを思いだした。

懐かしい、ホンと懐かしい。

ただそれだけで買う気になったわけじゃない。

音読することで脳が活性化され、ボケ防止にもなるそうだから。

私の一番の関心はそこ


この方のブログを読まなければ、本を声に出して読むなんて考えなかっただろうな。

最近、あんまり読書もしてないし、新聞読んでても内容がすんなり頭に入ってこないなぁなんて思ってたし、、

こりぁ、やばいなあって気になってたし、、


Amazonで買ったよ。




目次をパラパラとめくってみたら、好きだった(今でも好きだけど)歌の歌詞も載っていた。

ここは音読より、歌っちゃうかもしれん♪











冷蔵庫のチェック

2018-02-22 | 2018年
母、早朝から探し物。

冷蔵庫を開けてバタッと閉める音が響く。

たいして広くない家なので、冷蔵庫の開け閉めの音さえ聞こえる(母のドアの開閉が荒っぽいせいもあるのだが)

冷蔵庫を開けては「ない。ない。ここにあったのに。」と言っている。

あるはずのものがないから、ドアの開閉の音に母の怒りが表れている。

いったい何がないというのか、、


私の部屋の前で、「ない。ない。」と言いだした。

まるで、今すぐ起きて探し出せと言わんばかりの勢い。

私、アラームが鳴るまで起きないからね、、

スヌーズ2回しないと起きないからね、、



起きてきた私の顔を見るなり、

母は「すき焼きしようと思ったのに材料がない。」「なんでや。」と言って怒っている。

『すき焼きって、いつ材料買ったの。』と私の心のつぶやき。

昨日は買い物には行ってない。当然、すき焼きの材料はない。

冷蔵庫の食材整理の献立だった。


「肉じゃがの残りもないんや。」と言ってる。

肉じゃがの残りはあったけど食べた。もちろん母も食べた。

当然、冷蔵庫に肉じゃがは残ってない。



母は「なんでないんや。」としつこく怒って言っている。


食べたー

もう食べたー

きのう食べたー


「なんや。食べたんか。」静かに、母はそう言い、自分の部屋に入っていった。



体力使ってないのに疲れた~

2018-02-21 | 2018年
明け方、ドタバタと母が騒々しい。

「あれ、あれ、ない。」と何か探している様子。

トイレに行きたくて目が覚めたんだけど、母の探し物につき合わされるのはイヤだから深く布団に潜りこむ。

トイレは我慢、、我慢、、

ドタドタ、ドタドタさっきより大きな音がするけど、気にしない。

満タンの膀胱と母の出す音にも負けず、眠りを貪る。

携帯のアラームが鳴るが止める。スヌーズ機能にしてあるから、また鳴るが止める。

またまた鳴るが止める。ここで起床。

母はまだ探し物の真っ最中。まだ見つけられないか、、


トイレの前で母とすれ違う。「あれがない。どこやったんやろ。」と母。

必死で探しているものの説明をし出した。

探しているのはいつものアレね。母者の大事なカバン。

寝るときも肌身離さず布団の中まで持ち込んでいるのに、それが無いと言うか、、


布団は押し入れに入っていた(母は布団の上げ下ろしは自分でする。体がしんどいと言う時は私がやるが)

押し入れを探そうとしたら、母は探したけどなかったと言う。

「だれか持っていたんか。」と言いだす。

おいおい、やめてくれ。嫌な気になる。


カバンがないのがわかった時点で、母の頭は混乱しているはず。

探したと言っても、見落としがないとは言えない。

必死で探しているときは往々にして見つからないものだから。


そして、よくあるパターンで発見。敷布団と防寒用シーツの間にあった。

所要時間約3分。

これでゆっくり朝ごはんを食べられるわ。

なんのための外出

2018-02-20 | 2018年
母は2か月に一度、15日に遺族厚生年金を支給されている。

銀行に振り込まれるのだけど、この支給日のことは忘れたことはない。

その日のうちに通帳記帳して、年金がちゃんと振り込まれているか確認しないと落ち着かない。

以前は一人で銀行に行って、通帳記帳や出金ができていたけど、

最近はATMの操作が難しくなってきたようで、私に同行を頼んでくる。

私も、母を一人でATMに行かせるのは不安があるから同行する。


今月の年金支給日、母に銀行に行こうかと気をきかせて聞いたら「なんで?」って顔をされた。

あまりお金のことを言って、もの盗られ妄想に発展してもイヤなので銀行の話をするのはやめた。

夜になって、今日は何日か聞くので15日と答えた。

すると、「年金が入る日やな。銀行に行かなあかんな。」と言うから、「明日、行こう。」と答えた。

翌日、私も銀行に行く用事があったから、母に「銀行に行くけど、用事ない?」と尋ねたけど、「ない。」という返事。

だから、母が言いだすまで銀行のことは言わないことにした。


そして本日。快晴、寒くもなく外に出かけたくなる日和。

この2日ほど、耳鳴りのせいで外に出てない母は、「通用記帳をしたいから一緒に行って欲しい。」と言う。

身支度をして外に出てしばらくすると、母の歩く方向がおかしくなった。

銀行に行くはずなのに方向が違うから、母に「銀行に行くなら、こっちの道。」と言うと、

母は「えっ、銀行に行くんか。」と驚いた顔をする。

「銀行に行きたいからついてきてって言ったやん。」と私。


母は歩いているうちに目的を忘れてた、、、



母の「γ-GTP」値が上昇

2018-02-18 | 2018年
先日、かかりつけ内科で受けた血液検査の結果で、母の「γ-GTP」値が上昇しているのが分かった。

去年もそんなことがあって、血液検査の再検査をした。→コチラ


肝臓や胆道に異常があると、血液中の「γ-GTP」の数値が上がるそうだ。

母は70代後半で胆のう摘出している。

その影響もあるのだろうが、またしても上昇している。

ただ、数値は「要注意の51~100」の間。101以上になると異常値。

胆汁の流れが悪くて詰まることで「γ-GTP」が高い値になるが、もっと怖い病気の可能性(ガンとか)もあると言われた。

それを見極めるにはCT検査を受ける必要がある。


「どうしますか?CT検査を受けますか?」先生から、まず私が聞かれた。

返事をする前に、先生にいくつか質問をさせていただいた。


「γ-GTP」の値が高くなることと食生活は関係あるのか?

母はコレステロールがほんの少し高くでがち(私もだが)、食事の内容から高く出たのかと思ったから。

でも今回の血液検査の結果ではコレステロール値には問題は無かった。


季節は関係していないか?

寒すぎて、冷えすぎて、胆汁の流れが悪くなったりすることはないのだろうかと思ったから。

先生は過去の血液検査のデータを見比べながら、素人の的外れの質問にも丁寧に答えてくれた。

「季節は関係していない」と。




私はしばらく考えてから、

「これは私の考えですが、数値の上昇の仕方は急激なものではないから現時点でのCT検査は希望しません。」

「次の定期検診時で、数値がもっと上がっていたらCT検査を。」と返事をした。


それから、母が診察室に呼ばれたが先生の説明はざっくりしたものだった。

母は、先生が「体の調子はどうですか。」と聞くと「どこも悪くないです。よく歩けるし。頭が悪いだけです。」と答えていた。


次の定期検診は5月。




また、言いがかり

2018-02-17 | 2018年
~2017年9月 覚え書き~


夜、私の部屋に来て「▲▲▲万円を○○(私のこと)に渡したな。」と言いだす。

「預かってないよ。」と言うと、「またそんなことを言う。」といって怒りだした。で

預かっていないと何度言っても聞かないので、経緯をはっきりさせようと母に言った。


通帳に現金を引き出したあとがあるのか確かめようと母の部屋に行くと、

布団の上に、通帳やキャッシュカードが散らばっていた。

母に通帳の出金記録を見てもらい、▲▲▲万円の出金がないことは判明した。


が、母は現金を家に置いていたと声を荒げて言う。

「そんな大金を家に置いていたなんて絶対にないわ。」私は母に言い放った。


通帳ですら、毎日何度も眺めて、あるのを確かめているというのに、、

そんな大金をそばに置いておけるはずがない。

手元にそんな大金を置いて、母が平静でいられるはずがない。

気になって、気になって、買い物にも行けないだろう。


娘に通帳すら預けることもできない人が、そんな大金を預けられるわけがない。

何をどうしたら、そんな無茶苦茶な話が出てくるのか、、

腹立たしさでムカついてくる。


母は親を呆け扱いするんかと言って激昂していたが無視。

自分の部屋に戻らせていただいた。




母の腹の異物

2018-02-16 | 2018年
昨日の夜、母に「明日、血圧の診察に行く日だよ。」と言うと、お風呂に入ると言ってくれた。

このところの冷え込みのせいか、母の持病のような耳鳴りが収まらず、入浴する気にならなかったからようだからホッとした。

ただ入浴したあと、いつものように大事なカバンがないだの通帳がないだのと言いだすんじゃないかと心の準備はしておいた。

入浴後、案の定言いだした。

「通帳がない。」と、、「一緒にさがしてくれ。」と、、

母は通帳を布の袋に入れて、その袋を腹巻のようにお腹にまいている。

入浴前に、その袋をどこかに置いたけど、どこに置いたのかすっかり忘れてしまったそうだ。

入浴中に、通帳をどこに置いたのか忘れたことに気がついた母は、慌てて風呂から上がったという。

置いた場所を忘れたことに気がついて、入浴中に出てくるなんて初めて。

母は自分の忘れ方に少しショックを受けたみたいだけど、私は犯人にされなくて安堵した。


大事な大事な通帳を自分の腹に巻いた母は、それからしばらくして私の部屋にやってきた。

「○○(私のこと)に通帳を預けたな。」と母。

「自分のお腹にあるんちゃうか。」私は、母のお腹を軽く触りながら返事した。


母よ、腹に異物があるのに気がつかないか(笑)


母と一緒に久しぶりにスーパーに行った

2018-02-14 | 2018年
このところの冷え込みでは、高齢の母をスーパーに連れて行くのはインフルエンザや風邪の菌をもらいに行くようなものだ。

そう思って、スーパーに行きたがる母をなんとか行かせないようにした。

天気が良いと外は暖かいと思い込む母に、外の冷たさを体感させるためにベランダに出ることを勧めてみたり。

寒いよ~、冷たいよ~と朝から言い続けてみたり。

そんなこんなで、この3日ほど母を連れてスーパーには行かないで済んだ。


今日は少し冷え込みも緩んだので、母と一緒にスーパーに行ってきたが、外出するときは母の探し物から始まる。

これは毎度お馴染みのことだが、本日の探し物は髪用のピン止めから始まった。

鏡台の前で「もうっ、もうっ。」と半分怒っている母。

『あんたは牛か・・』そう思いながら知らん顔を決め込む私。

「○○(私のこと)、ピン止め知らんか?」ついに痺れを切らしたように母は私のことを呼んだ。

「知らんよ。私はピン止め使わないもん。」と私。「無いの?ドラッグストアで買ったら。」と言って終わり。

次は「ハンカチがない、小振りのリュックがない、水筒がない。」と言いだす。

すべて母自ら探してもらわねばならぬ。私は傍観者、黙って母が見つけるのを待った。

ハンカチが見つかり、水筒も見つかり、あとは小振りのリュックだけだが、母は探すのをやめたようで大型のリュックを背負っていた。


スーパーでいなり寿司とコロッケの特売をやっていたので、昼食用にしようと母と話して買うことにした。

買い物を終えて家に帰り、食料品を冷蔵庫に保管。そして、お昼ごはんの用意を始めた。

用意といっても、いなり寿司とコロッケをテーブルに並べるだけだが、母が「いなり寿司、買ってきたんか。」と言う。

ちょっと焦りながら「あ、あぁ、買ってきた。」と答えとくが、心の中では『ひぇっ。もう忘れてるんか。』


認知症の忘れっぷりには恐れ入るが、

「いなり寿司、久しぶりやな。美味しいわ。」満足げな母の様子は可愛い。心に余裕があるときは可愛らしく思えるのだった。