酸素不足の金魚のように@

アルツハイマー型認知症と診断された母との二人暮らし。日記のような、備忘録のような、愚痴あり、怒りありの雑記帳のような、、

私、投げやり、、

2018-05-30 | 2018年
買い物から帰って、台所で食料品を冷蔵庫に入れていると母が来た。

母「居候してるんか、あの子。」

私「えっ、あの子いるの。」

母「○○(私のこと)の部屋でずっと座ってる。仕事してないんか。」

母、あの子のことが気になって、夜よく眠れないと言う。

私「母があの子のこと怒ってよ。挨拶もなしに黙って家に入ってきて、おかしいやろ。帰ってって。」

母「怒っても良いんか。」

私「いいよ。あの子、私の言うこと全然聞いてくれへんから、母が言って。」

母「そうか。言うたらあかんのかと思ってたから言わんかったんや。」

私「言うてきて。あの子、私の言うことホンマ聞かへんねん。」

そう言うと、母は私の部屋に行ったが、あの子はいない。

母「あの子、おらんかったわ。どこいったんやろ。」

私「そんなん知らんわ。」

母はテレビの前の指定席へ。心なしかホッとしたような表情をしている。

食料品の片づけをして、私は自室へ。

この対応、良いのか悪いのか。

認知症の人への対応として、否定も肯定もしないというのが良いそうだけど難しい。


母がまた言い出した。

「イヤやなあ、勝手に模様替えして。」

タンスを開けだしては「なんでやろ、あれ、あれ、ない。」「○○(私のこと)、もうあの子、家にいれたらあかんよ。」


あの子のことは母に任せた。見つけたら母に怒ってもらおう、、

私、投げやり、、









5月28日のこと

2018-05-29 | 2018年
「もうイヤやー。何でこんなにご飯が残ってるのー。おかしい、おかしい。」と母が喚いている。

前日、まだご飯が残っているのに炊いてしまったから残っているだけのこと。

喚くほどのことか、、と、毒づきそうになる。

「なんで、こんなことするんやー。」って言ってる。

不思議ちゃんだわ、認知症の母って。


米は研げるが、何合研いだのか忘れてしまうこと日常茶飯事。

米を研いだのは自分だということも忘れてしまうこと日常茶飯事。

冷蔵庫にタッパーに詰めたご飯が残っているから、今日は研がなくてもいいよと言っても忘れてしまい、また研いで炊くこと日常茶飯事。


忘れて炊いてしまってもいいじゃない。

私、なんとも思わないよ。

残ってたのに炊いちゃった、チャンチャンでお終いだよ。

余分なご飯は冷凍庫にぶちこんじゃって、一件落着だわ。


だけど、母はそうはいかないらしい。

ご飯が残っているのを見つけて、「なんでこんなにあるんや。何合炊いたんや。」と私を責める。

人を責めること、日常茶飯事。


そして、「さっき炊いていたおかずは友達に持っていくのか。」と言い出した。

私「なに言ってるの。そんなもの作ってないよ。」

母「冷蔵庫の中にあった。」

私「作ってないよ。」

母「そうやって親をバカにしてたらエエわ。」捨て台詞を吐いて、自室に戻って行った。


母、妄想中か・・

私が友人のためにお弁当を作るから、ご飯を炊いたと思っているんだ。

自分に挨拶もしないで家に上がり、挨拶もしないで帰っていく、娘の友人。

そんな娘の友人を作りだして、怒り、ためいきをつき、疲れている母。

否定をしても「親をバカにしてる。」としか取れない母。


この妄想、いつまで続くのかな、、

疲れる~









どうしたもんやら

2018-05-28 | 2018年
昨日、買い物に行く途中で「暑くてしんどいから帰る。」と言いだした。

耳鳴りが続いていて睡眠不足気味らしく、それもあって歩くのがしんどくなったのだろう。

一人で帰らすのは心配なので、一緒に帰ることにした。

すると母、道々文句を言いっぱなし、、

「毎日、なんで買い物に行かなあかんねん。」と。


高齢なのもあるが、このところの気温の変化、暑さで体がついていかないので、

スーパーまで歩くのが辛いのだろう。

「暑くなってきたら、毎日買い物に行くのはしんどい。一日おきでいい。」

そう言うことが多くなった。

私は母の体調が心配だから、母が一日おきでいいというのに毎日歩かなあかんよなんて言わない。

母の思う通りでいいと思っている。

でも、毎日出かけたがるのは母のほう。

「今日は暑いよ。」とか「今日は食材がまだあるよ。」とか言って、母の休息の日を作ろうと思うのだけれど、

「家にいると頭がボーっとしてくる。呆けてくる。」と言って出かけたがる。


買い物に行けば、重いものは自分のリュックに入れろと言う。

リュックでも重いものは重いだろう、帰り道で「しんどいわー。しんどい。」なんて言っている。

だから、レジで清算が済めばすぐに私のエコバックに重いものを入れたいのだけど、

それを見た途端、母の表情が変わる。険しい顔つきになる。

こんなところで不穏になられても困るので、母のしたいようにさせるしかない。。

で、帰りには「しんどいわー。何が入ってるんや。」となり、

「暑くなったら、買い物行かれへんよ。」と脅しているのかと思うような口ぶりで言いだす。

「母、暑くなったら買い物に無理していかなくてもいいよ。私が行くから。」と言うと、

「夕方、涼しくなってから行く。」と宣う。


夕方ねぇ~・・

4時過ぎには、酷いときは3時半ごろから夕食を食べると言いだし、

6時半過ぎには布団を敷いて横になってテレビを観てる人が、夕方涼しくなってから買い物になど行けるはずがない。







血液検査の結果

2018-05-26 | 2018年
かかりつけ内科(血圧)の通院日。

今日は先日受けた血液検査の結果を聞くことがメイン。

母の「γ-GTP」値は前回の結果よりは低いが、まだ基準値より少し高い。

先生は私に「CT検査を受けますか?どうされますか?」と尋ねられた。

ここ数回、血液検査のたびに「γ-GTP」値は基準値より高い数値が出ている。

CT検査を受けて何もなければそれでいいこと、それは分かるのだけど、

私が決めてもいいのか、、悩む。

母は薬も検査も嫌い。検査を受けて、何もなければ良かったと思うような人じゃない。

何もないのに何故検査を受けさせたのかとキレるだろう。

何らかの自覚症状があったり、数値が急激に上昇したならば検査を受けようと母に言える。

でも今の数値の推移だったら、決めかねる、、

それに母に検査の話をして母自身が了承しても、すぐに忘れてしまうだろう。

また私が勝手に先生と話をして決めたと、これまたキレるだろう。

検査当日になって拒否されて、罵声を浴びると思うと心が折れる。

決めかねて、悩んでいると、先生が「経過観察にしましょう。」と言われた。


そう言ってもらえてホッとした。

母とはいえ、人の体のことを決めるのは荷がおもい。


私はアミラーゼの値が基準値より高かったので、血液検査の再検査をお願いした。

はぁ~、自分のことを決めるのは楽だ。

自分のことを決めるのは気が楽だ。












母の声を聞きたくない

2018-05-24 | 2018年
朝、冷蔵庫を開けた母の一声

「あれ、なんで、ごはんがないの。いややわー。」

ご飯は昨夜の晩ご飯で食べてなくなったでしょ。

いつまでも、いつまでも冷蔵庫を開けると、

そこに一膳ずづタッパーに詰めたご飯があると思っている母。

それがないと「おかしい、なんで。」「おかしい、なんでないの。」が始まる。

3合炊いたら、食事3回分のご飯ができあがる。

それは母と私のそれぞれのお腹の中にちゃんと入っているよ。

ご飯泥棒なんていないからね、母。

心の中で呟きながら、母の「あれ、あれ、おかしい。」と繰り返される言葉を聞いている。


母の声、聞きたくない・・




母、人目を気にしすぎる

2018-05-23 | 2018年
認知症が進行すると季節に合わない服装をするようになるそうだけど、うちの母はその点はまだ大丈夫。

自分で着る服を選んで着替えが出来る。

そして、服装がおかしくないか必ずといっていいほど私に聞いてくる。

母「これでいいやろ。おかしくないやろ?」

私「おかしくないよ。」

母娘の間でこんな会話がかわされる。


先日は「この恰好で暑くないか?」と聞いてきた。

変な質問やね、、自分の服装を人に見せて「暑くないか?」って、、


母、薄手のブラウス着て、その上にを焦げ茶系のベストを重ね着している。(冬物のベストではないよ)

気温が上がったり下がったりと寒暖差の激しかったときで、私は肌寒かったから上着を着ていた。(冷え性気味なもんで)

母の恰好は季節的には合っているが肌寒くないのか気になった。

それで母に「その恰好で寒くないの?」と逆に聞いてみた。

すると、母「この恰好でおかしくないか?」と言う。それでわかった。

「この恰好で暑くないか?」っていうのは秋やら冬やら季節外れの服装かどうかを気にしての言葉だったんや。

他人から「あの人、初夏やのに冬の服着てるわ。おかしな人やな。」って言われないかを気にしての言葉だったんやね、、


私「おかしくはないけど、寒くないの?」

母は寒くないと言うのでそのまま家を出たが、少し歩いて母が寒いと言いだした。

だから寒くないかって聞いたのに~

母、人目を気にしすぎる





母の不満やら妄想やら、なんやねん

2018-05-21 | 2018年
母、朝冷蔵庫を点検して、白飯がないのを自ら確認。

そして、自ら昼食用にと3合の米を研いだ。

それから買い物に行く前に炊飯器にセットし、スーパーに買い物。


道中、母の姉に対する不平不満を聞きながら歩く。

母の姉に対しての不満は、ひ孫の写真を一枚も送ってこないというもの。

少なからず生前贈与をしているのに電話もないし、写真も送ってこない、それが不満のタネ。

遠いところに住んでいるから、親としての心配もあるのに連絡がないのが不満。

母、ひ孫のことを名前で呼ばないで「赤ちゃん、赤ちゃん。」と言っているけど、もうすぐ3才になる。

うちの家に遊びに来たし、写真も送ってきている、忙しいなか姉も電話をかけてくれている。

姉は4月にも来た。でも、そんなこんなこと全て母の記憶にはまったく残らない。

なのに、お金を贈ったことはしっかり記憶にある。不思議だ、、


家に帰って、また米でひと悶着。

母、冷蔵庫を開けて喚く

「何考えてんねん。○○(私のこと)は~・・」「ご飯、どこ持っていっとんねん。」と。

母の頭の中には、冷蔵庫にタッパーに詰めたご飯があったことになっていた。

でも、母、自分で冷蔵庫を点検して、自分でお米洗ったよね。

その時、「何考えてんねん。○○(私のこと)は~・・」「ご飯、どこ持っていっとんねん。」なんて喚いてなかったよ。

ご飯を詰めたタッパーがなかったから、昼食用のお米を洗ったんじゃやないの、、

炊飯器には炊きたての白飯が入っている。

ご飯をどこかに持っていってる犯人(冤罪だけど)が説明しても説得力なんてあるはずがない。

母、「もうええ、もうええ。」とキレる。私、ほっておく。


母「しんどいわー。老人ホームでも入ったら楽やろか。」とブツブツ言っている。








ある日のこと

2018-05-18 | 2018年
母、朝方冷蔵庫を開けては一人で何か文句を言い、

タンス部屋にいってタンスの引き出しを開けては一人で何か文句を言っている。

狭い家だから、自分の部屋で寝ていても大きな母の独り言で目が覚める。

でも、朝方の文句はほっておく。けっして起きて、文句の内容をを聞きに行ったりはしない。

この間は昼間で、トイレに入りながら「もう、○○(私のこと)が~」なんて文句を言っているから、

「何か言うた?」って母に尋ねた。

すると、母「何も言うてへん。」だって。文句の内容を忘れたのか、、

文句には、まるで俳句の季語のように「○○(私のこと)が~」がついている。

私のやったことや何かが気に入らないのだろう。

冷蔵庫に食料品がたくさん入っていると、「もう、こんなに買ってー(怒)。○○(私のこと)が~。」

だいたい、こんな調子。

それ、前日に母と一緒に買い物に行って、買ってきたものばかりなんだけどな。

母、自分が食べたいと言って買ってきたことまで忘れる。

冷蔵庫を点検しては気に入らないから文句を言う。

「古いもんから早よ食べよ。」って、全部同じ日に買ったものだよ。

母の冷蔵庫の点検、タンスの引き出しの点検には傍で見ていなくても疲れる。


母、買い物に行く前に冷蔵庫の中を見る。そして、今日は魚を食べようと言う。

家を一歩出る、三歩歩く、自分が立てた献立を忘れる。

「何、しようかな。冷蔵庫、見てこなかったな。」とつぶやく。

私にけっして聞くことはない。献立も、冷蔵庫の中身も・・

買い物メモなんか書いて行ったって無駄だから、、


魚が食べたいのかと思って、魚売り場に誘導しようとするも母魚に関心なし。

「なんか、冷蔵庫にいっぱい残ってたで。古いもんから先に食べなあかんからな。」と言って、

私が買おうとするのを止める。

家に帰って、冷蔵庫を開ける、めぼしいものは何もない。

母、キレる。「何もないやんか。あんだけ、おかず残ってたのに。」

あっても、無くても、母、キレる。




母流の解釈

2018-05-13 | 2018年
母、相変らず耳鳴りが続いている。

冷凍庫で冷やしたタオルを額に巻いていると少し気分が良いらしいのだが、

冷凍庫の中は母が入れているタオルが数枚と氷枕が4個、保冷剤でいっぱい。

買い物に行けなかったときのために冷凍食品を常備したいんだけど、僅かなスペースしかない。

まぁそれで、母の気分が良くなるなら良しとしようか、、仕方がない。


朝食後、いつもの通り血圧の薬を母に渡して服用したことを記しておいた。

薬の包装も保存して、母の目につくところに置いておく。

こうすることで、母は血圧の薬は飲んだことを確認できる。

なのに、薬を飲んでないと言いだした。薬の空き包装を入れているケースは見当たらない。

何故に? ケースはどこだ?

ケースの中に薬を服用した残骸が入っているのに、それはどこにいったんだ。

薬を服用し残骸(薬の空包装)をケースに入れたことを確認して、私は洗いものに取り掛かろうと母から離れた。

そのあと、ケースが消えた。

母はまだ薬をだしてもらっていないと言う。だから、ジンジン耳鳴りがすると言う。

出た出た、また出た、、

耳鳴りがおさまらないことと血圧のくすりと認知症の薬の関係性を母流の解釈でする癖が出た。

耳鳴りがするから、血圧の薬はのんでいない、これ母流の解釈。

だから早く出せと言うが、薬はもう服用し終わっているよ、、

薬の残骸を入れてあるケースを母の目の前につきだしてやろうにも無いやん。どこやったん。

あちこち探しまくって、ようやくお菓子入れの中から発見しましたわ。

「母、薬はもう飲んでるよ。ほらっ。」


夕食後、母の背中に貼ってある認知症の貼り付け薬を貼り換えようとしたら無い。

薬の包装紙に日付を記入しているので、貼ってなかったら残っているはず。

それが無いから、間違いなく昨日の夜に貼っている。でも無い。

母に「寝てる間に剥がれ落ちたんかな。」と言ったら、「ああ、剥がした。」とさ。

耳鳴りが続いていくと認知症の薬を嫌がる。


関係ないんだけどねぇ~


ツボにはまる

2018-05-11 | 2018年
かかりつけ内科(血圧)の診察日、そして3カ月に1度の定期検査の日。

今日が診察日&検査日だということは週始めから母には言ってきた。

カレンダーにも書いてある。検査があるということも書いてある。

今朝は母の方から早めに行こうと言いだしたので、少し早いかなと思ったけれど出かけることにしたが、

案の定受け付けはまだやってない。

すると、母「こんなに早く出てこなくても良かったのに。○○(私のこと)が急がすから。しんどいのに待ってなあかんのか。」

私「・・・・。一番に診てもらったら、早く帰れるよ。」と言うも、母は待ってるのを嫌がる。

『だから、まだ出かけるのは早いよって言ったのに、母が早く行こうって急かしたんだよ。』

なんて、母に言っても無駄だよね。母、私の喋ったことの記憶ないから、、

仕方なく周辺を一回りして戻ってくると、受付は始まっていた。


待合室で、検査があることを知らされると、母は私を怒りだした。

「検査があるなら、そう言ってくれなあかんやろ。」「用意もあるのに。もう○○(私のこと)はー。」

受付の人とか、看護師さんとか、他の患者さんとかがいる前で怒りだした。

そして、私のことを怒っている途中、ひょこっと出てきた先生を見て、

「ボサボサの髪やな。寝てたんか。長いこと待たすな。」と毒づく。

先生も、看護師さんも、受付の人も、他の患者さんも、誰一人声を発しない。

沈黙、、、、、、、