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酸素不足の金魚のように@

アルツハイマー型認知症と診断された母との二人暮らし。日記のような、備忘録のような、愚痴あり、怒りありの雑記帳のような、、

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2019-02-15 | 2019年
母の料理のレパートリーは多くない。これは、私が子どもの頃からのこと。

その少ないレパートリーを繰り返し繰り返し、何度も何度も作ってきたから、この部分の記憶はまだまだ保たれているのだと私にはそう思える。

だけど、一緒に買い物に言って買ってきた食材や母一人で買ってきた食材のことは忘れる。

一緒に買い物に行って買ってきたのに、冷蔵庫を開けた母から「○○(私のこと)、肉買ってきたんか。」とか言われると言葉に詰まる。


冷蔵庫の野菜室は、今、野菜で満タン。悪いことではないと思うが、、、

大根が安かったから買ってきた、二人で。次の日、また大根を買おうとしたので止めた。

その次の日、母は一人で買い物に行き、大根を買ってきた。

しばらくして冷蔵庫に大根が何本もあるのを見た母は「○○(私のこと)、こんなに大根買うてどうすんねん(怒)」と。

昨日、母はまた一人で買い物に出かけた。

そしてチンゲン菜やらほうれん草やらを買い込んできた。野菜室に保管。


今日、スーパーから帰ってきて、購入した食材は冷蔵庫に保管した。

夕食を鍋料理にしようと思ったのは寒いのもあるが、冷蔵庫内の野菜たちを減らすためでもあった。

母は夕食のおかずを何にするか決めるのだが、すぐ忘れる。10分おきくらいに冷蔵庫を開けては、何しよう何しようと呟いている。

これを何度か繰り返し、最初に決めていたメニューと別のものができあがる。こんなことざらにあるから気にしない。

私が作るときはホワイトボードに『夜 ○○メニュー』と書いておく。母が混乱しないために、、、

今日も『夜 寄せ鍋』と書いておいた。

ひと休みしたあと、母はいつものように冷蔵庫の点検を始め、野菜を発見。


母「○○(私のこと)来てみー、なんでこんなに野菜があるねん(怒)」

母「二人やのに、こんなに買うて食べきられへん。アホちゃうか(怒)」

母「下のオバはんに買うように言うたんか(怒」なんぼお金を使うんや(怒り)」

私「母が買ってきたもんやで。」

母「こんなん買えへんわ。なんでお母ちゃんがこんなに買うんや(怒)」

母「下のオバはんに頼んで、何しとんや(怒)」


母が下のオバはんというのは、私の友人S子のこと。なぜか下に引っ越してきたと思っている。


母の怒りは激しくなってきて冷蔵庫を叩き出し、私の体も叩き出した。

もう一度私、「母が買ってきたもんや(怒)」そう言って冷野菜室の扉を力任せに閉めた。

母はちょっとひるんだようで背中を見せた。


私は、その背中をこぶしで叩きそうになった。






























スーパーへ

2019-02-15 | 2019年
ATMにて・・

順番がきて、母と私はATMの前に立った。

すると母、「今日は通帳記入するだけやで。」


わかっとるわー


先日出金したばかりで、今日もお金をおろそうとしてたのは母のくせに、、

人前で、いかにも私が母のお金を当てにして出そうとしているかのような発言にムカッときた、、

胸くその悪さを抱えて、母の通帳記入を済ませ、年金が入っていることを確認。

母が通帳をカバンにきちんとしまうことを確認。

寒いから夜は鍋料理にしようかという話になりスーパーに向かった。



スーパーのそばの店の屋上で何かの工事をしていたのか、「落とすぞー。」か「落とせー。」とか声が聞こえてきたが、

スーパーの敷地にいた作業員から歩行を止められなかったので、気にせず歩いていたら上からモノが落ちてきた。

幸い、母にも私にも当たらなかったが、下にモノを落とすなら人がいないか、安全か確かめてからにしろ、、

スーパー側にいた作業員も歩行者を止めるなり安全対策をとれや、バッキャロー!!!

気が小さいので声に出してはよう言いませんので、この場を借りて吐き出させていただきますm(__)m


スーパーではいつもより上等の肉を買った母、珍しい。

今夜の鍋はご馳走だ。私の苛立つ心も美味しいものには弱くて少しご機嫌になって帰宅した。












ATMへ

2019-02-15 | 2019年

母は数日前から銀行に行く。銀行に一緒に行ってくれと何度も言う。年金が入っているやろと言う。

そのたび年金は15日。今日は○日。まだ年金は入ってないよと答えるが、なぜか納得してない顔をする。

今日、年金支給日。

朝早くから、母「銀行に一緒に行って。」

私「いいよ。」

母「先、★☆診療所に行こ。診察の順番待ってる間に銀行に行こか。」と予定まで立てている、、

でもね、★☆診療所は2日前に母娘ともども行ってる。薬も出ているから今日は行かない。

カレンダーの予定欄にも、13日★☆診療所、15日年金支給日と書いてある。

私「★☆診療所は13日に行って、薬ももらってるよ。」

私「今日は銀行だけやね。」

母はカレンダーを見ても、自分も一緒に★☆診療所に行ったことを思いだせない。


銀行といってもATMがあるだけの出張所で、家を出てもまだ用事を覚えていた。

今日は順調ににATMまでたどり着けるかと思っていたら、

母「15日きっかりになんで銀行に行くねん。」と言いだした。

母「いつももっと違う日に行ってるやろ。今日、年金が入ってるか通帳見てみな分からんのに。」と言いながら、入金があるか通帳を確かめようとし出す。

私「今日が支給日やから、通帳記入しないと年金が入ってるか分からんよ。」

母「今日か?」と疑う、、

またか~、、、、、、、、、、、、

途中で忘れるなよ~、、、、、、


私「寒いし、もう帰ろか?」

今日は私の心身の状態はあまりよくない。

毎度のことだけど、母の認知症からくるにしても、その理不尽さにイライラを抑えきれないでいた。

母「ここまで来たのに、行ったらええやろ。行ったら、年金が入ってるか分かるわ。」

母娘で罵り合いをしながら、ATMまで歩いた。