母の料理のレパートリーは多くない。これは、私が子どもの頃からのこと。
その少ないレパートリーを繰り返し繰り返し、何度も何度も作ってきたから、この部分の記憶はまだまだ保たれているのだと私にはそう思える。
だけど、一緒に買い物に言って買ってきた食材や母一人で買ってきた食材のことは忘れる。
一緒に買い物に行って買ってきたのに、冷蔵庫を開けた母から「○○(私のこと)、肉買ってきたんか。」とか言われると言葉に詰まる。
冷蔵庫の野菜室は、今、野菜で満タン。悪いことではないと思うが、、、
大根が安かったから買ってきた、二人で。次の日、また大根を買おうとしたので止めた。
その次の日、母は一人で買い物に行き、大根を買ってきた。
しばらくして冷蔵庫に大根が何本もあるのを見た母は「○○(私のこと)、こんなに大根買うてどうすんねん(怒)」と。
昨日、母はまた一人で買い物に出かけた。
そしてチンゲン菜やらほうれん草やらを買い込んできた。野菜室に保管。
今日、スーパーから帰ってきて、購入した食材は冷蔵庫に保管した。
夕食を鍋料理にしようと思ったのは寒いのもあるが、冷蔵庫内の野菜たちを減らすためでもあった。
母は夕食のおかずを何にするか決めるのだが、すぐ忘れる。10分おきくらいに冷蔵庫を開けては、何しよう何しようと呟いている。
これを何度か繰り返し、最初に決めていたメニューと別のものができあがる。こんなことざらにあるから気にしない。
私が作るときはホワイトボードに『夜 ○○メニュー』と書いておく。母が混乱しないために、、、
今日も『夜 寄せ鍋』と書いておいた。
ひと休みしたあと、母はいつものように冷蔵庫の点検を始め、野菜を発見。
母「○○(私のこと)来てみー、なんでこんなに野菜があるねん(怒)」
母「二人やのに、こんなに買うて食べきられへん。アホちゃうか(怒)」
母「下のオバはんに買うように言うたんか(怒」なんぼお金を使うんや(怒り)」
私「母が買ってきたもんやで。」
母「こんなん買えへんわ。なんでお母ちゃんがこんなに買うんや(怒)」
母「下のオバはんに頼んで、何しとんや(怒)」
母が下のオバはんというのは、私の友人S子のこと。なぜか下に引っ越してきたと思っている。
母の怒りは激しくなってきて冷蔵庫を叩き出し、私の体も叩き出した。
もう一度私、「母が買ってきたもんや(怒)」そう言って冷野菜室の扉を力任せに閉めた。
母はちょっとひるんだようで背中を見せた。
私は、その背中をこぶしで叩きそうになった。
その少ないレパートリーを繰り返し繰り返し、何度も何度も作ってきたから、この部分の記憶はまだまだ保たれているのだと私にはそう思える。
だけど、一緒に買い物に言って買ってきた食材や母一人で買ってきた食材のことは忘れる。
一緒に買い物に行って買ってきたのに、冷蔵庫を開けた母から「○○(私のこと)、肉買ってきたんか。」とか言われると言葉に詰まる。
冷蔵庫の野菜室は、今、野菜で満タン。悪いことではないと思うが、、、
大根が安かったから買ってきた、二人で。次の日、また大根を買おうとしたので止めた。
その次の日、母は一人で買い物に行き、大根を買ってきた。
しばらくして冷蔵庫に大根が何本もあるのを見た母は「○○(私のこと)、こんなに大根買うてどうすんねん(怒)」と。
昨日、母はまた一人で買い物に出かけた。
そしてチンゲン菜やらほうれん草やらを買い込んできた。野菜室に保管。
今日、スーパーから帰ってきて、購入した食材は冷蔵庫に保管した。
夕食を鍋料理にしようと思ったのは寒いのもあるが、冷蔵庫内の野菜たちを減らすためでもあった。
母は夕食のおかずを何にするか決めるのだが、すぐ忘れる。10分おきくらいに冷蔵庫を開けては、何しよう何しようと呟いている。
これを何度か繰り返し、最初に決めていたメニューと別のものができあがる。こんなことざらにあるから気にしない。
私が作るときはホワイトボードに『夜 ○○メニュー』と書いておく。母が混乱しないために、、、
今日も『夜 寄せ鍋』と書いておいた。
ひと休みしたあと、母はいつものように冷蔵庫の点検を始め、野菜を発見。
母「○○(私のこと)来てみー、なんでこんなに野菜があるねん(怒)」
母「二人やのに、こんなに買うて食べきられへん。アホちゃうか(怒)」
母「下のオバはんに買うように言うたんか(怒」なんぼお金を使うんや(怒り)」
私「母が買ってきたもんやで。」
母「こんなん買えへんわ。なんでお母ちゃんがこんなに買うんや(怒)」
母「下のオバはんに頼んで、何しとんや(怒)」
母が下のオバはんというのは、私の友人S子のこと。なぜか下に引っ越してきたと思っている。
母の怒りは激しくなってきて冷蔵庫を叩き出し、私の体も叩き出した。
もう一度私、「母が買ってきたもんや(怒)」そう言って冷野菜室の扉を力任せに閉めた。
母はちょっとひるんだようで背中を見せた。
私は、その背中をこぶしで叩きそうになった。