帰京したら、雑誌「S論」の方から、あるテーマで原稿を書いてくれと
メールで依頼を頂戴していて、ドラマの締め切りを抱えている身で、どうかな、
と、一瞬ためらったのだが、これは自分が書くべきであろうと
感じ、また「S論」は、かねてより注目していた媒体でもあるし、
お受けしようと決めた途端、文案は次から次に湧き、実は正式にお返事する前にだーっと
一気書きしてしまった。
ある問題のマンガをめぐっての、小論であるといえば想像がつくかと思うが、
いまだ断片しか知らず、したがってS論さんのほうから10巻送ってくださるという
作品を読んでからの執筆であるべきだが、今までに得た基本情報で
問題点は十二分に解る。
後は作品を読み通してから、今ある原稿に手を入れることとするが、
そう踏み外した論は述べていないと思う。
実は規定枚数10枚のうち、半分を読まぬまま書き、後半を読んでからのことと決めていたのに、いざ書き始めたら一気に筆が進み、あっという間に10枚に達してしまった。
書くうちあれもこれもと枝葉が広がり、10枚では足りぬほどだ。
論として書くには、心情的に過ぎるので書かぬと思うが、しかし絵柄が汚い。
多少はマンガの原作に関わったこともある身として言わせていただければ
子供たちに手渡す作品はいかに、過酷な現実を描くにせよ、一抹の
優しさや美しさは込めたい。
問題の作品はただ汚く残虐なのである。それは現実がそうであったからだと
反駁を受けそうであるが、そのマンガで述べられたことは必ずしも
事実ではない。それは論として指摘した。
しかし、この一件における麻生太郎副総理の発言は頂けない。
http://mainichi.jp/select/news/20130828k0000m010110000c.html
(一部抜粋)麻生太郎副総理兼財務相は、松江市教育委員会による閲覧制限問題について「読むのを禁止するという話をするなら、もっとほかにも読むのを禁止した方がいい成人向け漫画とか、よっぽどある。そういうものの方がもっと問題ではないか」と述べ、同市教委の対応を批判した。』← 転載終了
いや、問題の本質はマンガの禁止の是非ではない。「学校の図書室に、例のマンガを公開で置くのがふさわしいかどうか。という問題で、成人マンガなどもともと図書室には置いてはいない。また成人マンガ並みの性的描写が該当マンガにはある。残虐シーンも。
また松江市教育委員会は「読むのを禁止」などしていない。表に出すのを奥にひっこめた、いわゆる「閉架」処置なのであって、児童が望めば見せる。一般にも非常に勘違いされている点であるが。
しかし麻生発言の問題点は、そういうことよりも、「誤った史実を、子供たちに学校の図書室で教えこんでいいのか」という基本の問題点がなおざりになっている点である。
保守党の政治家として、なぜこの点をつかぬのか、いぶかしいが、このたびの問題の本質の履き違えといい、この方にはおそらく言語に対するシビアさが欠けている。
漢字の読み違えも、不適切発言もそれが原因であろう。よく言えば、おおらかなのか。
しかし、日本の保守党の政治家なら日本語はどうぞ大切にしていただきたい。
安倍さんが以前唱えた「美しい日本」は、漠然としていて内容不明であったが、
美しい日本には、「美しい正しい日本語」が含まれる。
今回の記事、朝日新聞でとりあげられてから注目していました。
故郷広島で平和学習を受けてきた年代です。
たぶん私は忘れてしまったか、その部分を見ておらず知らないと思います。
記憶の中に、指摘されている日本兵の蛮行のシーンがないのです。
記憶に強く残っているのは、原爆投下でゲンの父親たちが家の下敷きになり生きながら焼かれたシーンや、傷口にウジがわく被爆者への差別のシーンです。
ゲンのマンガを翻訳して世界中に発送し続けているグループのニュースも最近見ました。
戦争責任が天皇にあると考えている人はは、皇室など廃止すべきと主張するでしょうが私は反対です。
記事になったらぜひとも読ませていただきたいです。
麻生さんの「言語に対するシビアさが欠けている」は反論の仕様もございません。でもそれが麻生さんであり、吉田茂さんの血ですかね。国益を損なう言動にはもっと自浄作用が働かないと困りますね。
ところで、同窓会や夜に抱かれて、有森冴子、そのほか色々先生が脚本を書かれたものが大好きなんですが、TOKIOの長瀬くんを使って何かドラマを書いていただけないかな、と思ってコメントさせて頂きました。
彼は昔は色気のある良い役者さんだったんですけど、最近は同じようなアホな役ばかりやっていて、この系統しか出来ないのかと思っていたのですが…春の「泣くな、はらちゃん」で全然違う一面を見せてくれてびっくりしました。
また先生の脚本で、違う一面が見せて頂きたいなぁ…と思っています。よろしくお願いします。
とくにシリーズ後半は問題山積みのようです。
今年、作者の中沢さんが亡くなり奥さまのインタビューなどテレビで見ましたが、どの報道も残虐シーンや天皇批判には触れずじまい。
奥さまは、中沢さんが差別と闘いながら若いときから苦労されたこと、マンガの手伝いをしたことを話されていました。
ゲンをキャラクターつかいした食品の記事も見ました。ゲンという人物を平和や反戦の象徴にして報道していると感じました。
井沢先生のところだけ今読み終えたところです。
先生のおっしゃるとおりで、日本の外交どうなの?って思います。小和田氏も広島とゆかりのある方のようですが、ちょっとメイワク…。本当に日本のために働いておられますか?あのかたの娘さん、どうなってるんですか?
昭和天皇にご進講された生物学の先生に、講義のあいまお話を聞いていたことがあります。
ですがボンヤリ学生だったため、たくさんは覚えていないのです。
でも、昭和天皇のお人柄や研究のこと、楽しそうにお話してくださいました。
今度友だちに確認してみます。
この年になって、「もっと勉強しとけばよかった」と思います。本当に歴史に無知でした。
子どものほうが詳しいくらいです。長男は韓国の近代に詳しくて驚いてしまいました。社会科の先生に感謝です!
また、本に戻ります。
台風が近づいているので、先生もお気をつけてくださいませ。
何なのでしょう?
どなたかの、いたずらか、いやがらせ? のようです。気が付きませんでした。
これからきちんと読んでからアップするようにします。