All animals are equal, but some animals are ...

but some animals are more equal than others.

「新たな貧困」?

2007年01月26日 | ニュースから
塩崎官房長官が「格差」ではなく「新たな貧困」と言い換えて物議を醸しているそうです。

1月26日 時事通信

 自民党の中川秀直幹事長は26日午前の記者会見で、塩崎恭久官房長官が非正規社員の低賃金などについて「格差ではなく、『新たな貧困』ととらえたい」と発言したことについて、「『新たな貧困』という言葉は学者が使う言葉で、就職氷河期に正社員に就けなかった人々のことを言う。(塩崎氏は)言葉の定義をしっかりお使いになるべきだ」と批判した。
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このニュース、意味がよくわからない。

1月24日の時事通信の記事によると、政府与党連絡会議なる場所で
「民主党が言うように格差ととらえるのでなく、『新たな貧困』ととらえたい。成長戦略を推し進め国民生活を底上げしていきたい」と発言して他の出席者の反発を招いたそうです。
「地方には格差がある」「医療格差は生死に関わる」「農村、中小企業に格差が生じているところに視察は大切」と反論があったとか。

塩崎氏の発言の意図も不明なら、反論もさっぱりかみ合ってないような気がするのですが、これいったいどう理解するニュースなのでしょうか。

「単なる言葉の言い換えは(国民に)問題から逃げているように思われる」と会議後コメントした参加者がいるようなので、それはつまり塩崎氏がすり替えをしたと捕らえればよいのでしょうか。
私など、「格差」より「貧困」と表現した方がよほど事実に即していて、事態の深刻さを物り、ひいては対策の必要性を感じさせ、評価に値するものだと思うのですが。






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