7981億円の貿易赤字=4月上中旬
財務省が10日発表した4月上中旬の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は前年同期比横ばいの7980億 9800万円の赤字だった。原発停止を受け、火力発電用燃料の液化天然ガス(LNG)調達量が拡大し、上中旬ベースで7カ月連続の赤字となった。
引用 時事通信 2012/5/10
平成23年度中 国際収支状況(速報)の概要
http://www.mof.go.jp/international_policy/reference/balance_of_payments/preliminary/pg2011fy.htm
② 「商品別」では、原粗油(同+2兆1,382億円[+21.9%];数量は▲2.4%)、液化天然ガス(同+1兆8,530億円[+52.2%];数量は+17.9%)、石油製品(同+6,381億円[+37.4%])等が増加。
[参考2] 原油価格(石油連盟)
①ドルベース:114.17米ドル/バレル(対前年度比+35.7%)
②円ベース:56,678円/キロリットル(対前年度比+24.9%)
4月の中国輸出入が予想外の大幅鈍化、景気回復力への懸念高まる
中国税関当局が10日発表した4月の貿易統計は、輸入の伸びが予想外に失速したほか、輸出も予想を下回る水準に鈍化し、中国の景気回復力に対する懸念を高める内容となった。その結果、中国経済が成長を維持するには、政府支出が重要な役割を果たすことになりそうだ。
国泰君安証券のアナリスト、JIANG CHAO氏は「輸出、輸入とも、下向きのサプライズとなった。われわれは輸出の伸びが第2・四半期末までに底を打つと予想していたが、通年の貿易見通しを下方修正する必要がありそうだ」とコメントした。
4月の輸入は前年比0.3%増加。ロイターが調査したエコノミスト予想の11%増を大幅に下回り、3月の伸び率である5.3%にも届かなかった。コモディティ価格が前年に比べ大幅に下落したことが、輸入の伸びを実体以上に押し下げた。
輸出も前年比4.9%増と、エコノミスト予想の8.5%増を下回り、3月の8.9%増からも鈍化した。
その結果、貿易収支は184億ドルの黒字となり、黒字幅は予想の85億ドルを大幅に上回ったほか、3月の53億5000万ドルから急拡大した。
陳徳銘商務相は先週、4月の貿易収支は100億ドル前後の黒字になるとの見通しを示していた。
輸出は債務問題を抱える欧州向けが低迷したのに加え、新興国向けも落ち込んだ。
IHSグローバル・インサイトの中国担当チーフエコノミスト、アリスター・ソーントン氏は「輸出が力強い伸びを遂げるほど外部環境は好まし くなく、データを詳細に分析すれば、ユーロ圏に問題があることが分かる。それは予想されていたことだ」とする一方で、「輸入の伸び(鈍化)はさほど予想さ れておらず、より懸念すべき問題だ。それは国内経済の弱さを示唆しており、まだ持続的な景気回復に向かっていないことを示している」と述べた。
引用 ロイター 2012/5/10
読む人が読めば、何を意味する数値かはわかると思います。
・・・あれ?こういう時って、中国はすごい!日本はダメ・・・って記事になってしまうのでしょうね。
ホント、日本ダメですよ。CO2の排出量25%削減とか言ってたのはどうするの?って・・・。
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