③頚髄を損傷して手足の自由を失った「星野富弘」さんの花の詩画展に行って来た。
ずいぶん前に彼の生まれ故郷である群馬県の「星野富弘美術館」に行った時を思い出す。そこで買った本数冊はマレーシアにも持って行ったものです。彼は24歳の時(1970年)中学の教師としてクラブ活動中に確か?鉄棒だと思ったけど、落ちて頚髄を傷め、手足の自由が利かなくなった事故にあった。でもその後、入院中、苦しみながらも立ち直り、生涯をかけて口だけで筆を使い、素晴らしい心に響く「詩」と「絵=画」を書き続けたのです。でも、昨年、4月に逝去されました。デパートで彼の詩画展に行って来たのでそれを書きます。
彼の詩と画は、様々な人々に感動を与え、教育的・文化的・福祉的に大きな貢献を与えたそうです。
一度、旅の途中、車で立ち寄った群馬県の彼の美術館は開館以来700万人の来場者を迎えたそうです。世界でも多く詩画展が開かれたそうです。昨年の4月28日に78歳の生涯を閉じた彼の冥福をお祈りして、その個展に足を延ばしました。

これは群馬県にある「富弘美術館」・・・・・・






前回のブログにも作品を少し出しましたが、このイチゴの詩は心温まります。イチゴってひらがなやカタカナで書くけど、漢字で「苺」って一語です。
・・・ダジャレを言っている場合じゃないけど、漢字にはその意味が込められているので日本人は素晴らしい。因みに中国語でイチゴは「草莓」で前に草が付くし、イチゴの字はちょっと変ですね。日本語は、単純に草冠に「母」が分かりやすくていいですね。

特別に額に入って、約70点が展示されてました。展示場内は撮影禁止なので、ワタクシが持っている本に載ってないものもありましたので、会場でメモをして下に書き出しました。1字2字違うかもしれません。
* きりっとしているのは最初の頃だけ、あとは色あせ、うなだれ、風のふくまま、最初のみだけど木蓮がすき、どことなく私に似ていて、それが青空の中にさいている。
* 痛みを感じるのは生きているから、悩みがあるのは生きているから、わたしは今、かなり生きているぞ。
* 茶色い皮をはがせば、つややかな白い肌、芯の芯まで汚れなく、ビニール袋に入って5個で180円
* 覚えておきたいことを忘れてしまい、忘れてしまいたいことは、かえって忘れられず、にくたらしいけどわたしのこころ。
* いのちが一番大切と思っていたころ、生きるのが苦しかった、いのちより大切なものがあると知った日、生きているのがうれしかった。
* 花は自分の美しさをしらないから、美しいのだろうか、知っているから美しく咲けるのだろうか。
* 与えられることと失うことは同じ重さ、散る花があって咲く花がある。
* 二度とこない今日という日、この一日を百日のように生きたい。
* あなたが苦しむことなく成功したとしたら、誰かがあなたの代わりに苦しんでくれたのです。
・・・・・です。
因みに、会場出口に「三島由紀夫生誕100年」のパンフがありました。
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