かりんさんは、毛つやも良くて 食欲もあるし
何といっても 可愛い顔立ちが うちに来た頃と変わりません。
でも、今年で１８才になります。
ご存じのように 心疾患があり１０年以上も 嫌いなお薬を飲んでいます。
最近は、夜鳴きが酷く 老猫とは思えない位の絶叫が続きます。
そんなのでも「お年寄りだからね」と 仕方がないと思っていましたが
数か月前から お腹の皮の下にビー玉のような丸い腫瘍が出来てしまいました。
始めは１個、なんだろうと思っていたら 次々と増えてしまいました。
動物病院の先生に 聞いてみたら
避妊手術が遅かった仔は 乳がんになる確率が高いそうです。
なので、かりんさんも ほぼ間違いなく「乳がん」だと思っています。
家族で話して、これ以上 お薬を増やしたくないし
かりんさんのストレスにもなるので 病院での検査などは受けない事にしました。
そしたら、最近「自壊」と呼ばれるーー皮膚が裂け腫瘍内部から破裂した状態になっています。
こうした「自壊」は治ることが無く、出血や侵出液（膿）など汁が垂れ続けるのですね。
これが、腐敗臭がして結構 臭いんですよ。 放っておくとウジとか湧いてしまうと
ネットで書かれていました。ひょえ～っ！
一度、舐めて皮膚を破いてしまい 娘の部屋の床が血だらけになった事があり
慌てて 服を着せ始めました。
（苦手な人は 拡大せずスルーしてください）
ワタシの勤務先に乳がんを診るDrや 形成外科のDrが居るのでケアについて相談したら
（当たり前ですが、先生も猫の乳がんで相談されるとは思わなかったらしいです）
やはり、傷口を清潔にするしかない 潰瘍が出来たら化膿して悪化するとの事。
浸出液がでるのでガーゼを使うと 交換する時くっついて出血するので使わない。
キレイにしたあと ワセリンを塗ると保護になるよ、と教えてくれました。
モーズペースト（モーズ軟膏）治療というのがあると、調べてくれましたが
（腫瘍を壊死させ、腫瘍の厚みを小さくする）薬の刺激が強く 調合は獣医がする薬らしく
手技も難しいため、個人で入手できないようでした。
なので、ネットで入手できた「きえ～る」というペット用のバイオ消臭液を使って
傷口を洗浄して 尿吸水パットを当てた上からペットウェアを着せています。
本当は毎日 洗ってあげたいけど、仰向けにされるのが怖いかりんさんが鳴き叫ぶので
娘と２人がかりで やっていますが、２～３日に１回が限度です。
前回、出会った「アニマルトランスレータ」の中村さんに かりんさんの事も聞きました。
「痛い」「気分が悪い」「フラフラする」が伝わってきたらしいのです。
痛いとき体をさすって欲しい。 温めて欲しい。
寝てる時は 痛みが少ない時だからそのままにして欲しい。
みんなに手をかけてるの分かってる、ありがとう。
でも、病院は嫌だよ。って かりんさんらしい。。。
そして、少しづつ お空に行く準備を始めてるのでは？とも言われました。
「自分で その時がわかるのですか？」とお聞きしたら
ちゃんと わかってて、今まで生きてきたこと後悔しないように準備をするのだとか。
だから、最近ずっと だれかの傍にくっついてるのかも。
と、思うと 愛おしさで胸がいっぱいになりました。
傷の洗浄するとき 嫌がってオシッコかけられても 許してしまう。
膝の上で 寛いでいるかりんさんの お顔が可愛くて仕方がないのです。
昼間、かりんさんを１匹残して出かけるのは 心配だったのですが
ちょっとした事情（お父さん、定年退職）で 昼間も誰かしら家に居る 環境です。
こんなで、かりんさんは手のかかる お年寄りになってしまいましたが
頑固な仔、 遠慮する仔、 いつ体調が悪くなってもおかしくない仔がいるので
他の仔も 気を付けて見守っておかないと・・・。
もしかして、避妊手術をためらっている方 いましたら、早めに受けさせて下さい。
乳がんなんて、かからないかも知れないけど 少しでもリスクを失くすためにも
病気なんて 無いのが良いに決まっていますからね。
