ひ弱なガキども

「授業参観、香水控えて」　学校「過敏症の子に配慮を」
2009年2月15日（日）朝日新聞


授業参観では、香水やにおいの強い整髪料は控えて――。化学物質過敏症の人たちが学校などの公共の場で被害を受けることがないよう配慮を呼びかける動きが、全国の自治体に広がっている。患者の支援団体によると、千葉、岡山、広島の３県と２１市町が、ポスターなどで啓発を進める。とはいえ、化学物質過敏症への認知度はまだ低く、自治体側には表現方法などをめぐって戸惑いもあるようだ。
「子どもによっては、保護者の整髪料や香水などに反応して息が苦しくなるなどのアレルギー症状が出るようです。鼻やのどを刺激するような整髪料や香水を控えていただくと、大変助かります」
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何時からこんなヤワなガキばかりに気を使い出だしたんだろう？
確かに電車の中で香水や強い整髪料の御仁の隣に居合わせた時にはウンザリするけど
そう云うのはまず置いといて以前から妙に気になるのがホルムアルデヒドという物質。

建材メーカー各社がホルムアルデヒドの含有量0(業界用語でFC-4またはＦ☆☆☆☆等だそうです)を
謳い文句に健康住宅とかコマーシャルしてますけど果たしてホルムアルデヒドが諸悪の根源なのか？
昔はそんなコトは一言も触れなかったくせに巷で健康促進が妙に囃し立てられてからというもの
何でもかんでもホルムアルデヒドは悪の根源みたいなコトを言い出しました。

でも考えてみてくださいよ。普段、食べてる林檎にだってホルムアルデヒドは含有しています。
種が生存するために必要最低限保有してるものだと思うんですがFC-4を目指すということは
これすら否定しようとする人間のエゴではないかと思うんですね。別に住宅メーカーを非難する
つもりもないし建材メーカーを擁護するつもりもないけど、近頃あまりにも、ひ弱なガキが多くて
こんなコトも一つの要因なのかなぁって思った次第です。

ひ弱なもやしっ子ばかりを基準に環境考えてもしょうがないってコトです。もっと普通に育てないと
それでなくとも社会に出たら生き馬の目を抜く程に厳しい生き残りの競争が待ち構えてるわけで
そんな時に誰が、そんな人間を守りますか？却ってそんな過保護に育った子供は可哀相です。

確かにホルムアルデヒドはWHOからも発ガンの可能性がある物質として報告されてますが
それも一つの要因にすぎず探せば他にいくらでも出てくるじゃないですか？
例のメタミドホスだってそうでしょ？日常に抱えるストレスだって立派な発ガン要因なのに、
この物質だけ特に悪者にするのはおかしいと考えるワケです。
相乗的に及ぼす影響は知りませんがね。

ホルムアルデヒド含有量が0ってことは簡単に言えば虫に食われ易いってコトですよね。
このホルムアルデヒドだって2～3年経過すれば、ほとんど抜けると云う話です。
結局、行政まで巻き込んでFC-4を唱えること自体おかしいと思うなぁ。

結果、監督庁の既得権益が増えただけで国民の相対的なメリットは一部の連中(化学物質過敏症）を
除いてない話です。所詮、個人の判断（自分の建てる建物）にこういった基準を持ち込まないで欲しい。
てのが云いたかったのです。業界になんら関係のない僕が口を挟むのはおこがましい話ですが

以下（財）日本合板検査会のHPからお借りしました。

（1）上位等級の追加及び表示記号

旧規格			現行
表示記号	基準値		表示記号	基準値
	平均値	最大値		平均値	最大値
			F☆☆☆☆	0.3mg/L	0.4mg/L
Fc0	0.5mg/L	0.7mg/L	F☆☆☆	0.5mg/L	0.7mg/L
Fc1	1.5mg/L	2.1mg/L	F☆☆	1.5mg/L	2.1mg/L
Fc2	5.0mg/L	7.0mg/L	F☆	5.0mg/L	7.0mg/L

ただし、集成材についてはF☆の代わりにF☆S（平均値3.0mg/L）を用いる。

（2）格付製品への表示の義務化
 普通合板、天然木化粧合板及び特殊加工化粧合板、集成材（造作用、化粧ばり造作用、化粧ばり集成柱）、単板積層材、フローリングに限り義務化。
構造用合板、コンクリート型枠用合板、構造用集成材、構造用単板積層材、構造用パネルのホルムアルデヒド放散量表示は任意。また、コンクリート型枠用合板には上位等級（F☆☆☆☆）を設けない。