こやぶん、10円玉の裏・・・ 宇治への旅①

2008年11月25日 | パグと出かける
こやぶん 平安京を巡る旅で最後に登場した、この写真…


幾度の戦禍を免れ、世界遺産として認められた国宝平等院・鳳凰堂と宇治上神社・本堂は、  
 京都府宇治市にあります。

京都市中心街からは公共機関(電車)が便利良く―
 JR 京都駅→宇治駅(奈良線) 新快速  30分 片道300円
  京阪 祇園四条-(中書島乗換)-宇治駅   27分 片道350円
       ※JR・京阪ともにペット運賃(手回り品代)270円が必要です。
                                 意外な穴場観光地です。


壮大な不倫話 もとい…  優美な貴族社会を綴った源氏物語五十四帖の内、
最後を彩る十帖の舞台である宇治市は、平成10年11月に源氏物語ミュージアムを開館され、
今年は源氏物語が発表されて1000年― 源氏物語千年紀と云うイベントが催され、
宇治市一帯… 源氏物語の世界に浸りに、どどッと観光客がお越しのご様子
(こやぶん 新聞で読みました)。

ちなみに こやぶんは、紫式部の源氏物語より、血なまぐさい権力争いの大鏡が好みです。
   ※源氏物語は教科書で名を知る程度です… 未読です(実は苦手なジャンルなの)

さて お手元の10円玉に刻まれたデザイン― 平等院・鳳凰堂。

平安末期に建立された平等院・鳳凰堂… 
1000年近くも風雨に晒されて、よく見るとボロいです(鮮やかな色彩も禿げています)
ただし・・・ 伊達に千年、優美な雰囲気が漂っています(写真からは漂ってこないのが残念

        10円玉裏のデザインと見比べれみましょう
  

真正面からの鳳凰堂の写真が撮れなかったので、いまいちピンとこないかも



宇治川周辺は幾たびか戦場となり、平等院のほとんどの伽藍が焼失してしまいましたが―
鳳凰堂のみ奇跡的に戦禍をまぬがれ、創建当時の姿をそのまま現在に伝えている。

こやぶん、末法思想なんてよ~覚えていませんが、
平安時代に栄華を極めた藤原一族も、せめて来世には極楽で生まれ変わりたいと願い、
その願いを、極楽浄土をここに再現してしまったのが平等院・鳳凰堂。

こやぶんにとっての極楽浄土… 年末の淡い夢、極楽浄土へ導く道


      スミマセン… あまりにも現実的で、露骨な極楽浄土でした



驚く事に
 平等院は入園料に含まれる鳳翔館(平等院ミュージアム)や鳳凰堂内部など一部を除き、
庭園がわんこ散策OKの太っ腹な観光名所― つまり、鳳凰堂を背景に

ここで こやぶん個人的勝手なお願いです ※11月の連休中の出来事。
平等院拝観に来られた観光客のわんこが門にマーキング、そのままで立ち去りました
南門の近く、鳳凰堂に続く道でお見かけし― 声をかけようと思ったけど、そそくさと去られ… 。
このブログを参照に京都観光をする予定の皆さんにお願い
わんこの散策OKであっても、スリング&抱っこでの拝観をお願いします。
各々のわんこ達がマーキング等を行えば、わんこ一匹は少量でも― 積り積もれば… 
庭の草木や建築物に大きな被害をもたらします。
わんこ連れで拝観するからには、飼い主自身が責任を負い、最大限マナーを守ること。
そして、地元の飼い主さんが肩身の狭い想いをしないで生活できるよう、よろしくお願いします。

以上 こやぶんからの勝手なお願いでした

 
さて、平等院の対岸にある― 宇治上神社、こやぶん好みの神社です。



世界遺産に登録されても― 知名度は低く、
何故か山門をくぐると、騒がしいオバちゃん集団も口をつぐむ静寂さがあります。

こがぶんが思うに…

宇治上神社って― 心を癒す精霊が宿っていると思える程、安らかな気持ちになれる。
地味で、狭くて、薄暗い境内ですが― 都会の喧騒を忘れさせ、静かで稟とした空気が張り詰めていて・・・ 。

平等院に比べると訪れる人も少なく、じっくり世界文化遺産と向かい合えます。
※住宅街を抜けるので、近隣の方々に迷惑にならないよう… ご配慮願います。
 奥まった場所に宇治上神社があり― 駐車スペースもありませんので、徒歩での参拝となります。



平安末期建立の本堂(国宝)は、現存する最古の神社建築だったりする。

ちなみに、外から見えるのは覆屋(写真)であり、中に内殿が三棟並立されて入るそうです。
こやぶん 覗き込みましたが・・・  よく分りませんでした。

わんこ同伴の参拝は、不可です(山門の前で待ってましょう)。


秋の宇治といえば―  興聖寺(こうしょうじ)がおススメ。


絵葉書の様な紅葉が見れます。

参道は、脇を流れる谷川のせせらぎが琴の音に似ていることから琴坂と呼ばれ・・・
緩やかな坂道沿いに楓のトンネルが続き、紅葉の名所としても有名です。
 
参道の見頃は12月初旬頃かなぁ~ と、思うこやぶんは、ぜひProject Fの日程にいかがだろう?
と、ふと 考えるのであった。

※わんこ同伴の参拝は不可です
(参道は狭いので・・・わんこは抱っこして紅葉狩りされることをおススメ)。

次回は、こやぶん、茶を楽しむ― 宇治への旅②(鋭意、取材中)


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2 コメント

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Unknown (コロまる一家)
2008-12-03 01:26:50
おひさしぶりです。
宇治は、ン十年前に訪れました。
まだ静寂とか風雅なんて興味なかった頃です。
そんなヤンチャだった頃にでも、
不思議と心が落ち着くというか?
癒しの風景と出会っていたんですね!

師走に入り、勝手に周りがバタバタして
その渦に巻き込まれそうです。
束の間の休日を穏やかに過ごしたいものです。
こやぶんさん。地元とはいえいい旅でしたね!

京都へは、初詣に訪れます。
また、お会いできるとうれしいです。

菜菜ちゃん&音音ちゃんの飼い主さんと
ネットを通じてお友達になりました。
福豆さんの妹と教えていただき驚きました。
コロまる一家さんへ (飯使い こやぶん)
2008-12-05 15:14:47
こちらこそ ホント ご無沙汰しています。

宇治市… ○年ぶりに行きましたが、
『ちょっとだけ観光地しまた』ってカンジで、
おススメな地域ですよ。
驚きだったのは、ワンコOKの平等院。
鳳凰堂を背景に記念撮影を許す寛容さ、ありがたいですね。

鴨川近くの南座では「まねき」が揚がり、
クリスマスの電飾より― 年末らしさ感じますね。
錦市場では、軒先に棒だらが水に浸かったバケツが並びだし
年の瀬に近づくのだなぁ~ と、つくづく思います。
今年も京都へ初詣に来られるのですね
福豆さん共々
来年は 無謀にも鴨川の最北に探検せずに、
お待ちしています
初詣のお勧めは伏見稲荷、境内・稲荷山も散歩OKです。
稲荷山探検… コロまる一家で挑戦するのいかかでしょう?

なんと 明日12月6日より、
福豆さんの唯一の胴胎の妹「菜菜ちゃん」と
一番上の兄さん「Boo兄さん」が京都へ来られます。
良い思い出になるよう、福豆さん共々頑張りたい?と思います 

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