ぎりぎりセーフで… 義務を果たした、こやぶん。

2009年07月09日 | パグの健康
6月27日… こやぶんの義務、豆さん達の狂犬病のワクチン接種をしました。



接種後に起こり得るアレルギーの発現せず、ひとまず無事に完了できて、こやぶん

ちなみに 狂犬病の予防接種後に副作用がでてしまった場合や
年齢、病気や治療に伴うお薬の兼合い等で予防接種により逆に生命の危険を伴う場合は…
獣医師さんから予防注射実施猶予証明書(有料)を発行してもらい、それを各市町村へ提出。
(市町村事に多少システムが違う場合があり、獣医師会に加入の獣医さんに相談してくださね)。

特に免疫抑制剤(プレドニゾロンやシクロスポリン(アトピカ、ネオメルク等)を服用中の

わんこさんがいる飼い主さん…
生ワクチンと免疫抑制剤は併用禁忌です、
狂犬病や混合ワクチン絶対に接種しないでください!




 さて 狂犬病と云えば…


ネットで 中国で狂犬病が発生したので… 報道を見ると、こやぶんは正直 居た堪れない



だからこそ、狂犬病のワクチン接種が大切な事も、よく解る。


でもですね…  日本は わんこだけ 狂犬病のワクチン接種が義務なのか?

   ってギモンが こやぶんの頭によぎる訳で


狂犬病は哺乳類全般が感染する人畜共通伝染病であるので、
犬だけでなくニャンコもヒトも海獣のアシカやイルカにも感染します。
 

海外では犬以外の飼育動物に、狂犬病の予防を行なわれているところも多いです。




でも 何で 日本はわんこだけ リスクのある予防接種をするのか? 



ギモンに思ったら― T動物病院で質問です
(絶対 妙な事を尋ねる飼い主だと… 思われているはず)



昭和31年の最後の発生までの間、日本でも狂犬病は幾度となく流行を繰り返してきたらしい。
わんこをを中心に、ヒトののいる環境下で伝播され、
やがて ヒトがわんこに咬まれて感染する― 都市型感染と称しています。
(現在、中国やタイやインドなのアジア・中南米でみられる感染状態)

都市型の感染は 発生を見られても― 蔓延しないように管理することは可能で、
わんこの狂犬病予防に関する管理を徹底した結果、日本では昭和32年以降は狂犬病が
撲滅された実例となり― アジアにおける都市型感染の狂犬病対策のお手本となっているそうだ。


(今は辞めてしまった、M先生に尋ねてしましましたの… )

では 米国や欧州のフランスやドイツなどの先進国が なぜ狂犬病発生国なのか?

これは 日本で起こり得る都市型感染と違う状況で―
森林で生活しているキツネ、オオカミなどの間で狂犬病が伝播して、
森林の野生動物→ヒト、野生動物→わんこやにゃんこ→ヒトと感染する環境で― 
森林型感染と称しています。

この為、わんこだけではなく 国によって様々だけど…
すべての哺乳類のペットに対して、狂犬病のワクチン接種を義務付けてるそうだ。
そして、ペットのみならず、
ドイツやフランスでは野生のキツネ用のワクチンを開発して 餌と混ぜて空中から散布や
アメリカではアライグマ用の狂犬病ワクチンも開発したりして… 


野生界に蔓延する狂犬病対策に、取り組んでいるそうだ。


   ※京都市の注射済み票(今年から切り替わりました)




それ以上に 面白かったのは ワクチンのお話。

日本で使用されている狂犬病のワクチンは すべて国産品の組織培養(不活性化)ワクチン、
インフルエンザのワクチンと同様にニワトリ胚細胞から製造されています。
このワクチンの効果は1年持つか持たないかぐらいなので… 
毎年接種しなければならないのが わんこもこやぶんの財布も辛いねぇ。

日本では未認可ですが、
遺伝子組み換えワクチン(ちなみにMERIAL社のPurevax Rabie)なるものがあります。
主にアメリカ認可されていて、3年ごとの接種で今のところ問題が起きていないけれど、
如何せん 遺伝子組み換え… こやぶん ちょいと気分的に 引いてしまうねぇ。 

遺伝子組換え以上に遠慮したいのが、主に狂犬病のアジア地区で使用の―
動物の脳を用いて狂犬病ウイルスを培養して製造したた動物脳由来ワクチン。
ヤギさん協力のタイプが―センプル型、乳飲みマウスさん協力― フェンザリダ型の2種類があり、
開発途上国ではいまだにセンプル型しか入手できない場合が多々あります。
動物由来は免疫原性が低い上に副反応が強く、WHOからも使用を控える方針を示した代物です。




今 もっとも心配なのが、日本へ不正に密輸した野生の動物の事。



もし 彼らが起因の狂犬病が蔓延したら…  わんこの立場はどうなるのだろう?

わんこの狂犬病接種率が70%以上なら、現行の法律に基づく対策で何とか… だと思うけど、
今の現状を考えるとねぇ~
(狂犬病接種を意図的に接種させない場合、罰則がありますよ)


だからこそ 先人達の努力や、その為に処分されたわんこの命を無駄にしない為にも、
何より我が家のわんこを守るためにも、
1年に1回、3500円程度(初年度は6500円ぐらい)出費をケチらず、責任をもって― 
狂犬病の予防接種をしてほしいと思います。






もっとも すべてのペットが対象に、感染症は範囲を広げて、狂犬病関連の法律を見直すべきかと、

こやぶんは 思うのですがねぇ~ (ど~ なんだろ????)



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