歴女風に散歩してみた・・・ 福豆さん?

2010年11月28日 | パグと出かける
ずいぶん 前の話なんだけど(祇園祭の山鉾巡行の日の事)、

福豆さんを連れてT動物病院に向かう道すがら… 
三条木屋町を少々上がった(北へ歩く)場所、


大河ドラマ龍馬伝で大森南朋演じる武市半平太(瑞山)の居住を示す石碑、
その前でたぶん女子3名泣いておりましてねぇ― こやぶん ドン引き致しました。
( ここに武市半平太が住んでいた事に感激、 感極まわり 泣いたそうだ! )



そ~いえば 今日で龍馬伝も最終話(実は視聴していた)…
こやぶん家のご近所は 実は幕末動乱期の舞台だったよな
 と思い出しましたので―



鴨川西岸沿いにある… 先斗町(ぽんとちょう)。

東海道五三次の終着 三条大橋の付近と

大阪から伏見経由で京都の中心街へ荷物を運ぶ為に造られた高瀬川(運河)拠点だった地域で



江戸中期頃から発展したらしいです(それ以前の三条河原は… 処刑場だっりする)。

現在は 京都の五花街のひとつですが、
祇園に比べれば、先斗町界隈は親しみやすいお店が多い地域だと こやぶんは思う。

で、まず 先斗町を紹介したかと申しますと…

幕末の名だたる事件は この辺りだけで起きました!

当時の名残は『○○○の石碑』しか残っていませんけど、
たぶん通り自体は幕末とほとんど変わらんと、こやぶんは思う。
※河原町(かわらまち)通りは 戦時中に拡張工事をしたので― 大通りに化けてますけどね。

例えば 武市瑞山(半平太)がかかわった事件― 本間精一郎惨殺の地は


 
ちょっと前まで 当時の刀痕そのままに残っていたけど、
 ※ご近所にご迷惑なので、行き方は説明致しませんので、あしからず。
今は 修繕されてしまったのでねぇ~(残念
 
細い路地で 日本刀を振り回すって… 身のこなしが難しかっただろうし、
何だか… 追い詰められた感が漂うですよ(狭い路地故の圧迫感?)
ちなみに、本間精一郎を斬った一味、人切り以蔵の異名を持つ岡田以蔵ら6名と云われ、
遺体は高瀬川に捨てられ、翌朝には首級が四条河原に晒されたそうだ。

てな カンジで 先斗町と西隣の南北の通り木屋町は細い路地が何十本も繋がり、

しかも…



だったり、


 ※どんつき=「突き当たり」の京ことばです。

と慣れないと 少々ややこしい路地です。

ただ 幕末の志士にとっては、立地条件のよい隠れ家で、
いさ 逃げるとなれば―
高瀬川を使い伏見経由で海路で、
三条大橋から京の七口、粟田口から逃げる事ができました。

さて 本間さん遭難の地から 少し上がります(北上する)と、


土佐藩邸跡があったりする。

土佐藩邸は木屋町(きやまち)通りと蛸薬師(たこやくし)の角にあり、蛸薬師通りを西へ歩くと― 

その土佐藩邸の目と鼻の先… 裏庭あたりで起きたのが



龍馬暗殺の舞台になった 近江屋跡(醤油屋さん)があります。
今は 何も味気もない、某コンビニ前に― 
石碑が建っているだけですが、常にお花などが供えていることが多いですね。

近江屋跡碑が建つ河原町通りを、更に上がり(北上)、
三条通り手間の東側にある小道― 
龍馬通に江戸時代から続く材木商の酢屋があります。



実は 坂本龍馬の隠れ家のひとつでもあり…



ただ 繁華街の中にポツリとある為、目立たないですね。

ちなみに、酢屋がある通りから一筋上(かみ)、三条(さんじょう)通には…



池田屋事件の碑があります。
(いつの間にか… 居酒屋池田屋が開店していたけど、一昔前はパ○○コ前だった

池田屋から150mぐらい東には 三条大橋があり、


 
三条大橋の擬宝玉のひとつには("云われ"だけど…)


があり、たまに傷を探す観光客さんをお見かけしますね(ちょいと探しにくいけど)

そんなこんなで…
こやぶん ふだんは自転車でびゅ~んと通り過ぎるだけで、
じっくり 石碑めぐりをすることはないからねぇ~

ちなみに 案内役の福豆さんは…

なれない歴女のフリに疲れて―
こやぶんの寝床を占領して 爆睡するのであった。



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2 コメント

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タイムリーですね~ (ニコ)
2010-11-29 14:11:00
こやぶんさん、こんにちは。
大変ご無沙汰しております。
すっかり晩秋らしい気候になりましたが、
体調崩されていませんか?

石碑の前で涙する女性3名、その場景を
想像すると驚いてしまわれるのは無理も
ないと思います。
間違いなく歴女さんでしょうね。

私も昨夜の龍馬伝の最終回を観ました。
特に時代ものは配役でイメージが変わって
しまうものですが、実はブログを通して
知り合ったある方によりますと、その方の
曾お爺様が坂本龍馬氏のご近所にお住まいで
よくご存知だったそうですが、龍馬氏は
当時にしては長身でルックスは目の丸い
福山雅治さんではなく、もうちょい目の細い
江口洋介さんに似たお顔だったそうです。

そして、龍馬氏にメラメラとライバル心を
燃やしていた岩崎弥太郎さんは非常にいい人
だったそうです。

日本だけでなく、歴史のある場所には重みと
風格がありますよね。そこには怨みつらみも
あるでしょうし、決してよいことだけではない
とは思いますが、そういう歴史のある町並みに
お住まいのこやぶんさんが羨ましいです。

早いもので今年も残り1ヶ月となりましたね。
どうかくれぐれもお身体ご自愛下さいね。
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ニコさんへ (飯使い こやぶん)
2010-12-06 17:19:00
ご無沙汰してります… 。

この頃 散歩してると、
「龍馬関連」「新撰組関連」の行き方を
よく尋ねられて― こやぶん ツラろうございますよ。

我が家は昔ながらの庶民なので
偉人の方々の事は教科書でしか知りませんが…
身近に歴史的なモノが残ってるいるので
学ぶにはもってこいの 地域かなと思う。
でも 暮らしてると さほど気にかけないのが現状でしょうかねぇ~?

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