ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

埼玉県川越市の郊外にある伊佐沼の浅瀬では、オオハシシギも歩き回っています

2020-11-15 00:00:05 | 季節の移ろい
 埼玉県川越市の郊外にある伊佐沼に、飛来しているシギ類などを観察する目的でまた行って来ました。

 川越市郊外にある伊佐沼(いさぬま)は、周囲の田んぼなどの農業用地に農業用水を供給する大きなため池です。

 10月初めには農業用水として水田などに水を供給する役目を終えたために、農業用水を蓄えなくなり、伊佐沼の水面が大幅に下がり、岸辺近くには巨大な干潟ができています。

 南側の岸辺から伊佐沼の西側を眺めた風景です。



 南側の目の前に見える水辺は広大な浅瀬になっています。シギたちがエサを探して歩き回っています。少し逆気味です。





 この南側の水辺では、クチバシが長く、スマートな体形のツルシギが浅瀬を歩いています(なお、野鳥観察愛好家のベテランの方から、このシギはアオアシシギの可能性もありとのご指摘がありました。双眼鏡で脚の色を確認していないので、何とも判断はできません)。



 ツルシギはチドリ目シギ科に分類されます。身体の大きさは30センチメートル程度です。







 人気者のセイタカシギも数羽、エサを探して浅瀬を歩いています。







 くちばしが長いオオハシシギも数羽います。



 チドリ目シギ科のオオハシシギは、くちばしが長いので目立つ存在です。





 オオハシシギも身体の大きさは30センチメートル程度です。

 このオオハシシギが数羽いる浅瀬に、上空からオオハシシギが突然、3羽舞い降りて来ました。

 どこから飛んできたのか、よく分かりません。

 11月半ばを過ぎ、朝晩に冷え込むようになり、伊佐沼には冬鳥が増えてきます。シギたちは浅瀬でエサをたくさん食べて、冬を越す準備をしています。

 この伊佐沼で、人気者のセイタカシギを観察した話は、弊ブログの2020年11月11日編をご参照してください。