ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

長野県北佐久郡御代田町の山の中で、オシドリの群れに偶然、出会いました

2020-11-21 00:00:05 | 旅行
 長野県北佐久郡御代田町の山の中で、オシドリの群れに偶然、出会いました。

 佐久市から北東にある軽井沢町に向かう時は、御代田町(みよたまち)を通過して向かいます。

 軽井沢町に向かう際に、御代田町にも紅葉が美しい渓谷があることを思い出し、そこに向かいした。

 ところが、去年2019年10月12日に通過した台風19号のがけ崩れなどの被害は、御代田町の山中にもまだ残っており、山道はその崩れたところの工事中で、迂回する必要がありました。

 本来、向かう“美しい渓谷”は道路の工事中のために、迂回したところ、あるV字谷の渓谷に出ました。



 このV字谷の渓谷の水面は、曇天のためにあまり綺麗な色合いではありません。V字谷の木々も半分ぐらい落葉しています。





 このV字谷の渓谷の紅葉を見ようと覗き込むと、突然、渓谷にできた淀みの水面からオナガガモらしきカモがいっせいに飛び立ち、奥の岸辺に向かいました。







 そのV字谷の奥の水辺を眺めると、オシドリの群れでした。肉眼では何かがいる程度しか見えません。

 望遠レンズを通して見ると、やはり、繁殖向けの美しい羽根模様になっているオスのオシドリが美しいです。







 最近は、山の中の池などには、これだけ多くのオシドリが集まっていることが少なくなりました。かなりの山奥に行かないと、なかなか見つけられません。



 11月半ばの時点で、これだけ多くのオシドリが集まっている水辺は少なくなりました。この画像に写っている個数の約4倍ぐらいのオシドリがいます。メスはこの上側に集まっています。

 今回は偶然、通過したV字谷の渓谷に、オシドリが集まっていることに気が付きました。

 10数年前は、群馬県安中市の妙義山系の麓のダム湖などには、冬になるとオシドリの群れが来ていました。

 現在もオシドリは来ているそうですが、エサになるドングリ食べるために、森影になっている木々の根元の斜面にいるため、なかなか見つけられないそうです。

 今回の幸運によって、今年の晩秋からも、オシドリ探しに励みそうです(たぶん)。