たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

宿稲荷の初午祭

2018年02月11日 | 年中行事

本日、宿稲荷にて初午祭が催されました

初午祭とは農業の神に供物を捧げ一年の安泰を祈る行事で

この日、お狐様の好物である稲荷寿し(おいなりさん)を食べる風習が有ります

我が家も今夜は稲荷寿しといきましょう!

   

昨日と打って変わって北風が冷たい一日です

会場では、けんちん汁や甘酒が振る舞われ私もお相伴にあずかりました

   

寒くも子供は元気




11時、いよいよ獅子の登場です

宿稲荷では古来から初午には獅子舞が奉納されていました


年代物のバチと太鼓です

「だけんど良く続いてるの~、若えもん探すんがたいへんだんべ」」

「俺も舞った事が有るけど俺なんかん時は息子に教えたもんさ」

そんな、やりとりが聞こえて来ます




勇ましい獅子を誘導する、ヒョットコさんも一役、場を和らげていました

   





笛の音も高らかに勇壮な舞が奉納されました

「お婆ちゃん、寒いのにご苦労様です」

「家の父ちゃんが笛吹きで出てるからさ、見に来てやんねえと、わりいからさ」

微笑ましい夫婦愛ですねぇ




先ずは第一部の終了、続いて第二部がお飾りを立てて








第二部は動きも激しく寒風にさらされながらも獅子は狂ったように舞いを演じます


『皆の衆、本日はお寒い中のお越し真に有難うございました

ここで少しお時間を戴き神殿にて奉納の儀式を執り行いたいと存じます

終了後、再び舞い子を入れ替えまして獅子舞をご披露したいと存じます』

しかし今日の寒さは一入では有りません

「もう帰ろうか」 私達は退散する事に致しました


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12 コメント

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宿稲荷神社の初午祭 (イケリン)
2018-02-11 18:46:10
どこかでこの神社の名前を見たことがあるなぁ〜と調べていましたら、見つかりましたよ
たかさんが、3年前にアップされた宿稲荷神社の彫刻が・・・。
日光東照宮の彫刻を手掛けた彫刻師の子孫が手塩に掛けて造営した作品が残っている
あの神社だったのですね。
彫刻だけではなくて、獅子舞も長い歳月に渡って子孫に引き継がれているようです。
若者が少ない時代にあって、これだけのものを継承する苦労は並大抵のことではありませんね。
いつまでも、この伝統を守っていただきたいものです。
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厳寒の季節に (takezii)
2018-02-11 20:06:09
行われている行事なんですね。
本当の地元の人達によって伝承されている獅子舞、場面、場面を ばっちり捉えた たか様の画像も 貴重な記録になると思います。
まだまだ 日本各地に こうした伝統が残っているのでしょうが ともすれば 派手な宣伝のお祭りに目を奪われて 見落としてしまうような気がします。
毎度のこと 歴史的な建造物や文化に 目を向けて レポートされる たか様 敬服しますよ。
返信する
イケリンさん、こんばんわ (たか)
2018-02-11 23:54:43
ここは散歩コースの一つですので宿稲荷は時々ブログに登場している場所です。
私が箕輪に住み着いた頃、犬の散歩で偶然、見つけた神社でした。
その時に偶々宮司さんが境内の掃除をしておりまして彫刻に着いて詳しく説明して下さったのです。
以来、私のお気に入りの場所となり一度は生徒を連れてスケッチに来た事も有りました。
獅子舞もかなりの歴史がある様ですが受け継ぐ若者自体が年々減少傾向にあり
保存会も頭を痛めている様ですが長い年月、守り続けてきたこの伝統行事、火を絶やさないで欲しいですね。
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takeziiさん、こんばんわ (たか)
2018-02-12 00:03:12
毎年、2月の初午の日にこの境内で勇壮に舞う獅子
思えば私が小学生の頃、育った村でも毎年 行われていた行事でしたが何時の頃からか途絶え伝承する者もいなくなってしまいました。
この宿稲荷は隣村になりますが我が箕輪でも(一ヶ所)300年の歴史を持つ獅子舞が有りまして私は行った事が無いのですが
春秋の例大祭には暴れ獅子とも言われる獅子舞が奉納されている様です。
長閑な村の良き伝統 いいものですよね。
(敬服とはお恥ずかしいです)
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お早うございます (延岡の山歩人K)
2018-02-12 09:02:16
厳冬期にこんなお祭りがあるのですね
自分も
稲荷ずしが食べたくなりました(^o^)

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伝統の継承と夫婦の愛 (越後美人)
2018-02-12 11:27:36
小さなお社ですが、ずいぶん古くて格もありそうです。
伝統的な行事が継承されていることは、地域の宝ですね。

「父ちゃんが笛吹で出てるから・・・わりいからさ」
長年連れ添った夫婦の愛を感じますね。

因みに、真ん中の笛吹の方は、私の兄にそっくりでびっくりしました。
兄は信号が赤で止まっているにも関わらず、青信号で進んで来た人にさえ
道を譲られたことがあったと苦笑していました。
付け加えますが、私は兄には全然似ていませんよ(笑)
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延岡の山歩人Kさん、こんにちわ (たか)
2018-02-12 16:57:21
初午祭は農業の神様なので体を動かす事も無い農閑期に
景気づけに行ったのかもしれませんね。
それとも春が目前に迫る2月、農作業の準備に入る前に今年の豊作を祈って行われたのでしょうか。
群馬では男性が女装して村を練り歩く門前春駒や墨付け祭りなどもこの時期に行われるんですよ。
全て農業に関係したお祭りです。
いなり寿司、お好きですか?山への手製いなり寿司は意外と美味しいです!是非お試し下さい。
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越後美人さん、こんにちわ (たか)
2018-02-12 17:28:41
そうなんです、こじんまりとした神社ですが箕輪城主・長野業政が箕輪城の鬼門除けに建てたと言う事を聞いた事が有ります。
昔、獅子舞は邪気を払う目的で何処の地区でも行われていた行事ですが今は地元に残る若者の数が減少し一つ消え二つ消えと数を減らしてしまいました。
あのお婆ちゃんの群馬弁いいでしょう! こうした言葉が解るのも私達の世代どまりでしょうか。
真ん中の笛吹き人、お兄様にそっくりなのですね。似てないと仰いますが御兄妹なのですから何処か似ているはず
頬を削って小顔にすれば越後美人さん?なんて想像したり・・・してしまいました(笑)

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Unknown (木もれ日)
2018-02-12 20:52:16
地域独特のお祭り、興味深いです。
過疎化、少子化の中でこのような伝統行事が受け継がれていることは貴重ですね。
娯楽と捉えてしまいがちな祭りですが、昔の人にとっては五穀豊穣は生死に直結すること、その行事に込めた思いの深さは想像するしかありませんね。

笛吹き方の真ん中の人、暗殺された金正一氏にソックリで思わず見入ってしまいました。
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宿稲荷の初午 ()
2018-02-12 21:44:26
たまたま記事を見つけた通りすがりの者です。「花吸」の舞の御写真堪能させて頂きました。

私も何年か前に見学したことがあって、釣り竿で下げた鞠にかかる「鞠掛り」が特徴的で面白かったと記憶しています。空っ風の厳しいこの時期のけんちん汁と甘酒はあったまりますね。焼き饅頭まで付けてくれると…なんて欲張ってみたり。

榛東村には長岡や新井にも獅子があるようですね。またの記事、楽しみにしております。
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