母の新盆法要を、
九州にいる実家当主の弟家族と我が家と
オンライン通話で結んで行った。
世界中どこにいても繋がる現在の状況で、祈りを一つにして行うことのできる
今どきの簡素だけれど意義ある法要であった。
また一堂に会することが出来るようになれば、そうすればよいのでは
という思いで一瞬で決定したこの方法。
通話の時差が出るのではとの懸念も払しょくでき、法要終了後ビデオ通話で
互いの元気な顔も確認でき、本当に良かった。
私の被爆電車651号にまつわる話を聞いて、俄然興味がわいたのか
夫が自分も乗ってみたいと言ったので
急きょ午後からJR横川駅まで行き、運行しているかどうかわからない
被爆電車651号を、広電横川駅のベンチに座って待ってみた。
1時間待てど暮らせどやってこない651号。
なんと、652号や653号に続き、651号も土日祝日は、運行していないということが判明。
やはり、平日の午前中が狙い目だったかと
汗をふきふき待っていた自分に、がっかりしたが
広電7号線を走る電車に乗って、
袋町にある「ひとまちプラザ」で14日まで展示開催しているという
「西国街道の今昔展」に行ってみた。
会場には、昭和20年から現在に至る広島市所蔵の写真資料が、
ところ狭しと並んでいた。
広島市市民局文化スポーツ部文化振興課が、これらの所管部署になっているが、
これらを西国街道沿いに絞って展示してあったところが
おもしろかった。
普段なにげなく通行している「本通り」や
西に向かうと、本通りから平和公園に渡る「元安橋」→「本川西橋」が
西国街道のなごりであったり
東に向かうと、「パルコ」から仏壇通り→幟町→「京橋」→「猿猴橋」
位迄の西国街道の今昔を対比して、写真の数々が並んでいた。
ほぼほぼ何も知らずに歩いていたこれらの道。
紙屋町交差点を走る被爆電車の姿を撮った写真もあり
今日は残念ながら乗ることはできなかった651号ではあったが
広島の歴史を、しみじみと感じる瞬間であった。
広電7号線に限ったことではないが、
新旧いろいろな電車が走っている今、市内一円190円で乗ることが出来る。
広島駅に向かう電車に乗り込むと、結構な人が乗っていた中、
譲り合いの席に座っていた男性が、すっくと立って席を譲ってくれた。
やっぱり私は見た目にも、高齢者になったのだ・・・