「中絶がわかる本」という本を読んでいる。
第一章、戦慄する。中絶の歴史。植民地時代、人口調整として存在した。人口調整とは、白人を増やし、有色人種を減らすことだった。だから、白人女性には「中絶するな」有色人種女性には「中絶しろ」だった。白人女性にとって欲しかったのは「中絶する自由」有色人種女性にとって欲しかったのは「産む自由」
第四章も、知らなかったことばかりだ。中絶が違法の国は多い。ではその法律が及ばないところへ行こう、と。
船に国籍があるんだよ、知ってた?海の上(国際水域)ではその船の国籍の法律が適用される。中絶が合法の国の船を、中絶が違法の国に向けて出して、女性たちを乗せ、海の上で中絶薬をあげる。こんな活動があるなんて。
まあ…でもつくづく、非対称だよな。
一人では妊娠できないのに。
思い出すのは、妊娠が分かった時、「産むか堕ろすかの二択しかない」って"わかった"ときの、天変地異だ。
今日一日