『 沖縄の海 』
沖縄に住む会社時代の友人のメールより
山田 友之さん 撮影
先日,東京の中学時代からの友人が散歩をしていて転んで額を切って救急車で運ばれ、5針も
縫ったという話が入って来た。
我々の年代ではこうしたことが何と多いことか。だから私のように散歩などしなければ
良いのだと言いたくもなる。
医者も歩けと歩けと勧めるし、どんな健康法でもTVも新聞でも、歩け歩けのオンパレードだ。
そうした扇動に煽られて,ヨロヨロと外に出て必死に歩いて、挙句に転んでどうしたこうした、
なんて話を聞くたびに悲しくなる、情けなくなる。
自然に任せて、歩きたくなったら歩き、歩くのが嫌だったり、外に出る気がしないならば
そうすれば良いのである。無理をしたり、周りに言われるからとか人がしているからとか
己を偽ってはいけない。
己の気の向くまま、心や体の欲求の通りにした方が身のためではなかろうか。
私よりずうっと足腰も気持ちも若い年配者が、無理して歩いて転倒。そしてそれを契機に
全く歩けなくなった、立てなくなったなんて話を聞くと、気の毒で可哀想でやりきれない。
本当は歩かなきゃと思いながらも、実は歩けない、歩かない私の負け惜しみなのかも知れない。
やはり常識的には歩かなきゃいけないのかなぁ。