『 曼殊沙華の花 』 府中の郷土の森にて
須田 孝雄さん 撮影
毎日翌朝起きたら、体も頭もスッキリで、体は軽く意欲も満々になっているかもという奇跡を
夢見て寝るのだが、夢は見るけど朝にはいつもの自分がいるだけだ。
相変わらず目はカスミ、腰は慢性的に痛いし、着替えも大変、体はふらつき、TVの音は聞き取れぬ。
人の話している都合の悪そうなのはほとんどが聞こえない。
意欲は昨夜の夢の中に置いてきたようだし、眉毛が1本抜け(頭髪は抜ける余地がないので)、顔には
寝皺が二本もできて、瞼は腫れて重たいだけだった。
それでも85歳という自分でも全く予想外の年まで生きてこられたことに対しては、両親,妻子、
周りの友人知人の方々のおかげと感謝しても感謝しきれない気持ちである。
そんな方々の何かお役に立てることはないだろうかと考えるのだが、何もしないで、何もないのが
迷惑もかけないことで、それが一番良いことだと言われそうだ。
じっと何もしないで、心の中で皆の健康や幸せを、明るい社会や平和を、乾杯しながら祈っている
ことにしようか。